茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2833回「食べログの評価を参考にする人の気持ちは全くわからない」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２８３３回をお送りします。文章はその場で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

「食べログ」の評価をめぐる訴訟で、評価のアルゴリズムが不透明というのはたしかにお店にとってはたいへんな問題なのだろうけれども、ぼく自身は実は評価の数値というのは全く見たことがなくて、はっきり言ってどうでもいいと思っている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

飲食店もそうだし、本や映画のレビューも、いわゆるwisdom of the crowdというものを全く信じていない。どちらかといえば拒否しているかもしれない。ひとびとの集合知がそんなに賢いとは、評価に関しては思わない。どちらかと言えば適当だと思う。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ツイッターやフェイスブックの「ライク」とか「いいね」もそうで、正直、どうでもいいと思っている。むしろシャアとかRTの数の方が、もし参考にするならば意味があると感じる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくのこの意見は、つまり、主観的評価というのはいい加減なもので、それよりも、「認知」されていることの方が力学的にはより重要だという信念と関係する。タレント好感度調査で好きと嫌いの両方の上位にくる人がいるように、認知されているということの方がダイナミックだ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

地方に行ったときなど、飲食店を選ぶとき、ぼくは「食べログ」のようなサイトの「評価」は、「一切」ほんとうに「一切」見ない。認知すらしない。単に、地図で近くの店を探して、あとは店構えで自分で判断するだけである。逆に言えば、食べログの評価を参考にする人の気持ちは全くわからない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２８３３回「食べログの評価を参考にする人の気持ちは全くわからない」をテーマに５つのツイートをお届けしました。