メタボリズムの未来都市展シンポジウム

先日行われたメタボリズムに関するシンポジウムに関して、一番バランスよくまとめて下さっているように読めるN東T史 @mNhTfK さんの関連ツイートをとりあえず集めました。メンションや他の方とのやり取りなどはまだ全く追い掛けてないですが、皆さんも編集に協力していただけるとありがたいです。 ## ちなみに私自身もこのシンポジウムに行って自分の耳で聞いたというわけではありません。 ## Ustream があったかどうかは知りませんが、そういうものも聞いておりません。 続きを読む
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N⇄T @mNhTfK

中国も万博は覇権主義の誇示・象徴であるのに対し、大阪万博は国家というものに対するメッセージであったとのこと(磯崎さんがいたら面白いことになったのかなw)。この違いに時代性やメタボリストの特異性を含意しての発言だったと記憶している。→

2011-09-19 02:41:38
N⇄T @mNhTfK

余談を2つ。1.友人と少し話したのだが、万博って言うならメタボリズムじゃなく岡本太郎の一人勝ちだよwとのこと。確かに中銀の取り壊しと彼の絵に落書きがあった事件とを照らし合わせて報道を比較すればどっちが注目を集めているかは明らかで、シンポに参加してないその友人に返す言葉がなかったw

2011-09-19 02:47:24
N⇄T @mNhTfK

2.第二部で日本やメタボリズムを調査した筈のレムが、磯崎さんの「メタボリズムの始まりは最初の模型をNHKのお正月番組に取り上げてもらったことで、国などは見向きもしていなかった」という旨の発言に驚いていた。世界的に類を見ない大阪万博の10年前が信じられない様子だった。僕も吃驚したw

2011-09-19 02:54:41
N⇄T @mNhTfK

無償の行為に関してだが、黒川さんの提案(農村住居)などを例にあげて当時は無償での動き・働きが多くあったと複雑な面持ちで述べていた(誇らしげであり,悲しげでもあった気がする。あくまで感じたことですので悪しからず)。行為 という語の選択が引っ掛たんだけど、上手く言語化出来ない…

2011-09-19 03:00:21
N⇄T @mNhTfK

再開。件の'高密度化'であるが、例えば塔状都市では(ボリュームを)積み重ねる中で問題となってくるジョイントなどの建築的な話をクリアし、実現を目指した。群像都市ではホリゾンタルな連結を考える上で外部空間の問題に突き当たって内外空間を等価に扱うようになった、と。→

2011-09-19 03:30:08
N⇄T @mNhTfK

ここでいう高密度化ということは高さ1000mの塔を作るとかいったレベルの話ではないとのこと。高密度社会に対する都市なり建築なりに対する考え方を包含しての発言であったようだ。 補足:先のツイートで ×群像都市→◯群像形

2011-09-19 03:40:00
N⇄T @mNhTfK

さて神谷さんに関して。「私はメタボリストではない。ここに来たのは丹下さんの代わりとしてだ」という立場表明がそのまま神谷さんを縛り付けすぎていた。御自身の言葉で丹下さんやメタボリズムを語ってくださった方がより良いシンポになったと思う。丹下さんの楔の強さを意図せず見てしまった気分だ。

2011-09-19 03:47:34
SSM @enlostrigales

@mNhTfK 丹下健三の影は大きかったですね

2011-09-19 03:52:03
N⇄T @mNhTfK

神谷さんの出だしでは「丹下さんはメタボリズムに好意的であったが、上位の概念としてメタモルフォーゼを提唱していた。これについては後述します」という仰った。しかし、その詳細はあまり語られなかったと思う。メタボリズムの都市に関する話に対して丹下さんの都市論も述べるが概要だけで残念だった

2011-09-19 03:52:14
N⇄T @mNhTfK

また、神谷さんが丹下さんを語るための時間として15分(実際は延長して約30分)が取られていたが、これを質問時間に回して欲しかったというのが素直な感想。100枚以上のスライドを用意して下さったらしいのですが…。会場でも(壇上でも)少々疲れが目立った。

2011-09-19 03:58:04
N⇄T @mNhTfK

最後に栄久庵さんについて。栄久庵さんは御自分の道具論と共に生命的なもの・ことについて終始ふれられていた。メタボリズムに、インダストリアルデザインの自分が参加して良いものかどうか悩んでいた際に、川添さんに言われて勇気が出たという言葉をそのまま語って下さった。→

2011-09-19 04:02:32
N⇄T @mNhTfK

曰く、「人の体を切ると血が出るよ」と。肝要なのは即ち血管であり、血管をちゃんとしないと色んな所に悪影響が出るのだ、と。これはデザインに関して非常に原理的な指摘であり、多岐に渡って応用できることだと思われたらしい。都市は生き物であるという事にも違和感なくリンクできるようになったとか

2011-09-19 04:07:06
N⇄T @mNhTfK

他にも色々とありますが、第一部についての主だった感想はこのくらいです。予定よりも少々長くなってしまい、失礼致しました。第二部に関しては明日に少し感想を書きます(多分)。問題は多々あったと思いますが、冷静にみれば示唆的な事柄が幾つもありましたので。

2011-09-19 04:12:12
N⇄T @mNhTfK

一言だけ。黒川さんは26歳で行動を起こした。会場では26歳が当時の英雄にアドバイスを求めた。僕はこれが一番笑えなかった。人ではなくこの行為自体がまさに同年代の現状を体現していた気がするからだ。ヒーローになる必要はないと思う。いなくて良い。でもアクションは求められる。それがこれか…

2011-09-19 04:20:54
N⇄T @mNhTfK

@hina_r18 TL汚しで失礼致しました。

2011-09-19 04:21:39
SSM @enlostrigales

9月18日のメタボリズム展について じぶんはまだ展覧会を見ていないが、内藤先生の「まとめるのを諦めた」という始まり (実際内容が相当濃いようで、展覧会を見た知り合いは4時間かかった)事実まとまった内容というよりかは生き証人のオーラルトークに焦点があてられ話が進行する

2011-09-19 03:07:36
SSM @enlostrigales

メタボリズムグループ結成は1960年5月で、世界デザイン会議に際して発信された 世界デザイン会議には建築家のみならず都市計画家、(インダストリアル)デザイナーも多数参戦する重要な会議であり、それが日本で行われるということもあり、メタボリズムメンバーにはいわゆる野心があった らしい

2011-09-19 03:12:54
SSM @enlostrigales

槇先生いわく、メタボリズムメンバーに共通しているのは「廃墟」のイメージであると それは戦争で何もかもがなくなったことに由来する その何もないとこから何かを生み出すというのが当時の時代精神で、それを全員が共有していたといいます

2011-09-19 03:23:07
SSM @enlostrigales

個人的感想だが、当時はその古いモノが消え新しいモノが生まれ置き換わるダイナミズムが特に顕著で、最初考えていた「新陳代謝というシステムによる都市建築の提案」というある種クールな態度とは少し違うのかなと感じました

2011-09-19 03:29:32
SSM @enlostrigales

感想続き そして共通していたのは、戦争と敗戦、そしてそこから国が立ち直るという大きなストーリーのみで、個々の活動や思想は少しずつ違うのかなと それを後世のヒトたちらが自分たちの理解のために引いた補助線が「メタボリズム」であった

2011-09-19 03:34:40
SSM @enlostrigales

ただしあくまでこれは補助線であり、一括りにしてもそれで理解なんざできない ここの齟齬が今回のレクチャー全体に効いてくる 内藤先生の「まとめるのを諦めた」 菊竹先生の「(展覧会は)雑然としている みんな分かってない」槇先生(だっけ?誰だっけ?)「そもそも私はメタボリストじゃない」

2011-09-19 03:39:03
SSM @enlostrigales

失礼 先のツイートでの「そもそも私はメタボリストじゃない」は槇先生ではなくて神谷先生でした

2011-09-19 03:46:43
SSM @enlostrigales

これだけを見ると、今回の311と似たような気分だなと (東)日本全体が「震災」という大きなストーリーを持ってはいるが、実は多様であり、一括りにしにくいモノであるという点が

2011-09-19 03:42:30
SSM @enlostrigales

従って個人的な今回のレクチャのキーワードは「大きなストーリー」と「すれ違い」でした 第二部はあとで

2011-09-19 03:55:27
N⇄T @mNhTfK

第二部について。正直な所、僕は全体の方向性が掴めていなかった。未来へ向かう手段としてメタボリズムを見直すという主旨が、話の流れ上、過去へと向かい、なし崩し的に政治との関連に繋げがる(それも過去)という捻れに捻れたもの。修正を磯崎さんに頼むも、痛烈な批判と皮肉によって仕切り直し要求

2011-09-20 02:12:49