教師の心得
というわけで前にも書いたんだけれども、あれは決して「学生にサービスしなさい」という話ではない。ある学問分野のプロフェッショナルになろうとしている君は、肩書きではなく、純粋に君の実力で学生を圧倒し、魅了し、学ばせなければいけない、という話だと思うんです。
2011-09-19 23:57:01でおそらくそこがもしドラおじさんが突っかかってきた理由じゃないかと思うんですよね。ちょっとググッて見たところ、彼は、「俺の小説がちゃんと理解出来ないのは、読み手の問題である」というスタンスを取っている。そういう人にするときっとあの心得はカンに触るんだろうな、という。
2011-09-19 23:59:41@gorotaku 彼の本業で言うなら、AKBの女の子たちが「この人の言うことを聞けばアイドルにしてもらえる」ではなくて「この人の言うことを身につければアイドルたるスキルや知性が身につく」と判断しているかどうか、ということでしょうか。
2011-09-20 00:01:39@hachi_mitsu 芸能業界ではたぶん、「言うことを聞かない奴は切り捨てるよ」と脅せば大体カタがつくのではないか、と想像できます。教わる側は最初から弱者で、「この人の言うことが正しいのかどうかわからないけど、言うことを聞いておかないと潰される」という状況。
2011-09-20 00:04:14@gorotaku 確かにそうですね。仕事の有無に直結するので、学びの動機というのとはまた違うのでしょうね。ご回答ありがとうございます。
2011-09-20 00:05:24で、僕は、「大学の卒業をもっと難しくしろ」という論に消極的に反対なんですけど、その理由は、それをやると大学教員の権力が強くなりすぎるのではないか、という危惧にあります。つまり、「俺の言うことを聞かない奴は単位を出さない」と脅すことが有効になりすぎる。
2011-09-20 00:07:26というわけで、慌てて「卒業認定の厳格化」をやってみても、学生が割を食らってお終い、てことになりかねない。だからこれは結構慎重に動くべきだと思ってます。
2011-09-20 00:17:57@kontraebi 文学は(文学もまた)特に茨の道なのではないか、という想像は出来ますね。このご時世で、学生はどうしても「役に立つこと」を求めがちです。文系の学問で、役に立つかどうかじゃない、これは面白いだろ?と学生を説得するのはそう簡単ではない。頑張りましょう。
2011-09-20 00:20:39大学教員が目指すべきは、学生に「すげえなこの人(笑)」と思われることだと考えてます。(笑)重要。僕の観測範囲では、教祖と信者みたいに学生に「信仰」されてしまう教員は、どういうわけだか弟子が育たない。「何かいろいろヘンな人だけど、この学問に関してはホントものすごいよね」が良い感じ。
2011-09-20 00:32:12学生側にも単位の選択の幅があれば、大丈夫なのでは? RT @gorotaku: で、僕は、「大学の卒業をもっと難しくしろ」という論に消極的に反対なんですけど…つまり、「俺の言うことを聞かない奴は単位を出さない」と脅すことが有効になりすぎる。
2011-09-20 00:45:50@ksn2010tw 選択の幅を確保するためには、授業を沢山立てないといけません。授業を沢山建てるためには、それを教える教員が必要です。それを教える教員を雇うためにはお金が必要です。そしてこのご時世、大学に経済的余裕を期待するのは難しいです。
2011-09-20 00:53:28@ksn2010tw いいアイデアだと思います。ただ、「卒業を厳しくする」という考えの動機の一つは出口保証で、この大学を卒業できたなら大丈夫だ、というシグナリングにあります。そうすると、他の大学との単位互換を大幅に認めて、シグナリング機能が達成できるのかという問題は残ります。
2011-09-20 01:01:39@ksn2010tw ただいずれにしても単位互換はもっと促進されるべきだとは思っています。都市と地方の格差が拡大するという問題もあるのですけれども。
2011-09-20 01:03:18@gorotaku いずれにしてもバランスが大切ですね。大学自身が本来の存在意義を見失わなければ、良い方向に進むと思います。
2011-09-20 01:06:15@ksn2010tw バランスですね。大学が生き残ることに戦々恐々としてしまっている現状、なかなか楽観的な見通しはできないですが、でも「中の人」の大多数はまだ「本来の存在意義」を見失ってはいない、と信じています。
2011-09-20 01:13:06NAVERまとめ