教師の心得

アメリカの大学院で、gorotakuさんが学ばれた講義で、「教授法」と呼ばれる中の一部を紹介されたブログがツイートされた。それに対して、もしドラの作者がその教授をdisるといった炎上が発生。これを自分の知名度を上げるためなど、噂はありますが真実はいったい。。。 教授法そのものには興味深いものがあり、また、もしドラの作者の意見も聞くことで、さらに深い考察には至れるかと。
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まずは教師の心得について

アニ @gorotaku

あと一週間で授業が始まってしまうので更新。/ 教師の心得 - bluelines http://t.co/p4rQnJt

2011-09-08 22:17:01
アニ @gorotaku

「教師の心得」反響すごくて驚いている。ちなみにあれを作ったのはHoward Lasnikです。

2011-09-14 14:13:44
アニ @gorotaku

「日本にもこんな先生がいたらいいのに」という反応についてですが、います。結構たくさんいると思う。逆に、アメリカの大学にもダメ教員はたくさんいます。

2011-09-14 14:18:42
アニ @gorotaku

アメリカの大学(院)では、「どんな学生を育てたか」が研究者としてのキャリアに直結してるんだよね。皆、自分のCVに、これまで博士論文を指導してきた学生の名前と博士論文タイトルを書く。それがテニュア審査とか、よりよい大学に移ろうとするときとか、非常に重要な評価ポイントの一つとされる。

2011-09-14 14:21:28
アニ @gorotaku

大学院とは、「プロが責任をもってプロを育てる場所」ということになっている。ここは本当に日本の大学院が追いつかないといけないところ。

2011-09-14 14:23:52
アニ @gorotaku

大学にいる間に、「勉強ができる」ということの偉くなさをどれだけ思い知れるか、は結構重要な気がする。ランディ・パウシュのおかんは、息子がPh.D.を取った時、友達に「この子はドクターなのよ、人を助けるほうじゃないけどね」と紹介したっていう。

2011-09-14 14:39:47
アニ @gorotaku

ともかく何かにつけて「俺はあいつよりも上だ」にこだわろうとする現代社会への処方箋は、ねことおかん。

2011-09-14 14:49:59
アニ @gorotaku

理想のおかんとは、君がハーバードで博士号を取ったことには全然興味がないが、君が困っている人に手を差し伸べ、その人を救おうとしたことを心から褒めてくれるような人。

2011-09-14 14:57:33
アニ @gorotaku

@yoneba821 「とりあえず」で行ける院があってもいいとは思います。しかし、日本のトップの大学院を見ても、プロフェッショナル養成機関としての機能がアメリカの院に遠く及ばないのは問題だと思っています。

2011-09-14 17:52:45
アニ @gorotaku

「教師の心得」について、「先生が生徒に媚びるな」的な反応がもっとくるかと予想していた(リアルの経験から)のだけど、ほとんどそういうのがないのは嬉しい誤算。

2011-09-14 22:18:28
アニ @gorotaku

あれは、プロがプロとして自分の職能をベストな状態に持って行くにはどうしなければいけないのか、という話です。「教師は学生にサービスしなさい」というメッセージではない。どうやら殆どの人にはそれが伝わってるのは、やっぱり先生の言葉の選び方が素晴らしいのだと思う。

2011-09-14 22:22:10
アニ @gorotaku

「教師がプロとして、自分の仕事を全うする」ことと、「学生に媚びる」ことは、外に現れる一つ一つの行動は重なることがあるんですよね。内包は全然違うものなのだけれども。

2011-09-14 22:26:46
アニ @gorotaku

ややこしいのは、小中、そしてひょっとしたら高校ぐらいまでは、教師に権威がどうしても必要であるのかもしれない、という点で。つまり、教室に入ってきた瞬間から先生は偉い、という前提でやらないと成り立たなくなる、という側面があるのかもしれない。

2011-09-14 22:37:04
アニ @gorotaku

で、その「教師=権威」という図式に、高等教育機関の教員までが乗っかってしまうことがあり、学生もまたその図式から出ようとしないことがある。

2011-09-14 22:38:51
アニ @gorotaku

大学を「高等教育」にするものがあるとすれば、それは教えてる数式やら理論やらの相対的なややこしさではないです。教師が「教師であるから偉いのである」という権威付けから切り離されて、純粋にプロとしての職能で勝負しなければならないことが、はじめて大学を「高等」にする。

2011-09-14 22:42:41
アニ @gorotaku

誤解のないように。「高等」はあくまでカッコつきです。つまり、いわゆる「高等」ってことで、僕自身が文字通りの意味で大学が小中高より高等なアレだと考えているのではないです。

2011-09-14 22:44:14
アニ @gorotaku

あと学生しょくんに言いたいのは、君の大学にも「いい先生」は絶対にいる、たぶん結構たくさんいる、ってことです。そう思って先生達を見てると、何か違うものが見えてくるかもしれないよ。

2011-09-14 23:03:14
アニ @gorotaku

「よい教師になる」ことには、「よい教師に教わったことがある」ことがほとんど不可欠な条件になっていると思うのだけど、じゃあ最初のよい教師はどこから来た?スパゲッティ・モンスターが創造したのかな。

2011-09-15 00:34:14
アニ @gorotaku

冗談はさておき、教師のなかに「よい教師成分」を見出す力というのは、生徒としてすっごく役に立つスキルだよ、という話です。

2011-09-15 00:35:31
馬場章 (教育ネット・ニコラ) @ganbarujan

反面教師というのもあるのでは?野口英世には無学文盲に近い母親が最高の教師だったし。「教師」って何? "@gorotaku: 「よい教師になる」ことには、「よい教師に教わったことがある」ことがほとんど不可欠な条件になっていると思うのだけど、じゃあ最初のよい教師はどこから来た?…"

2011-09-15 01:19:51
アニ @gorotaku

@ganbarujan 反面教師の役割は確かに存在すると思います。けれど、最終的にプロフェッショナルを創るのは、「あの人みたいになりたくない」ではなく、「あの人みたいになりたい」という思いだと考えています。

2011-09-15 01:42:59
馬場章 (教育ネット・ニコラ) @ganbarujan

@gorotaku 優れた教師のモデルがあればいいですね。でも、モデルはモデル。自分ではない。時代も状況も違う。それにモデルは従うべきものではなく挑戦し乗り越えるべき者では?教育に自分を殺した信者はいらない。古典的教育法も打破すべき。

2011-09-15 07:54:24
アニ @gorotaku

@ganbarujan 誰かの信者になることが必要だと言いたいのではありません。教師になって最初は誰でも色んなことが上手くいきません。そこで、こんなもんかと立ち止まらず、もっとできるはずだと先に進むためには、「できている人」を身を持って知っていることが大切だということ。

2011-09-15 09:09:20

もしドラ作者の反論が始まる…