概念覆す長さ2cmの細菌発見→長さだけでなくその構造も非常に特殊だった「ミッシングリンクの実例の発見かも」
- totonki_ponki
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【巨大】長さ2cmの細菌発見「富士山よりも高い身長の人がいるようなもの」 news.livedoor.com/article/detail… 通常の細菌は500分の1ミリ程度で、チームは「従来の細菌の概念を覆すものだ」としている。これまでは、近縁の細菌の0.75ミリが最大の長さだったという。
2022-06-24 07:26:07@i_n9l @MHMD_skst 菌類とするとこんなバカでかいやつとか居ますからね news.nicovideo.jp/watch/nw1857211
2022-06-24 08:41:03@senbei10s_ @Yomiuri_Online 細胞の大きさだけで言えば卵も一つの細胞なので、身近なところでは鶏卵が2cmを越えますし、世界最大の細胞はダチョウの卵となります
2022-06-24 12:02:312月時点ですでにちょっと話題になっていた
最大で長さが2cmにも達する真正細菌「チオマルガリータ・マグニフィカ」が発見されたよ!原核生物最大の大きさで、細胞の構造も異なるよ。リプで解説するね! Jean-Marie Volland, et al. "A centimeter-long bacterium with DNA compartmentalized in membrane-bound organelles". bioRxiv, 2022. pic.twitter.com/HmLv00D5F2
2022-02-26 23:52:57[ニュースのポイント] ○多くの原核生物は、真核生物と比較すると細胞構造は単純で、大きさも小さいよ。 ○ところが今回、最大で長さが2cmにも達する真正細菌が発見され、「チオマルガリータ・マグニフィカ」という名前が提案されたよ。 ○原核生物と真核生物の中間的な細胞構造も特異だよ!
2022-02-26 23:52:57生物を大雑把に分類するなら、「真核生物」と「原核生物」という二分法があるよ。生物の情報を記載している遺伝子が細胞核という膜で包まれているものを真核生物、細胞核のような構造を持たないのを原核生物と言うよ。真核生物はヒトから酵母まで様々で、原核生物は一口に細菌と言っているものだよ。
2022-02-26 23:52:58原核生物は、更に細胞に大きな違いがある事から「真正細菌」と「古細菌」に分けられるので、現在では原核生物という区分は生物の分類というよりは、一口に細菌を指す場合に使われるものだよ。さて、真核生物と原核生物の違いはこれだけではなく、大きさや内部構造も違ってくるよ。
2022-02-26 23:52:58真核生物の場合、細胞核以外にも微細な構造が多種多様に存在して、まとめて「細胞内小器官」と呼んでいるよ。これらには個別に機能が存在し、ミトコンドリアのように独自の遺伝子を持つものもあるよ。一方で原核生物は、そういう目立った構造がほとんど存在しないよ。
2022-02-26 23:52:58この違いによって、細胞の大きさの限界も生じるよ。細胞内では情報や命令の伝達に多数の分子がやり取りされているけれど、伝達距離が長くなればなるほどやり取りしにくくなるよ。真核生物の場合、細胞内小器官の内部で解決するか、あるいは中継役を担うので、肉眼的サイズの細胞でも機能するよ。
2022-02-26 23:52:59一方で原核生物の場合はそれがないから、細胞が大きくなりすぎればそれだけ機能維持が難しくなるよ。だから原核生物の場合、典型的な大きさは0.002mmと小さいよ。これは細胞表面から必要な分子を取り込む、あるいは老廃物を放出する場合も同じで、細胞中心部への、あるいはからの輸送を制限するよ。
2022-02-26 23:52:59では、原核生物は肉眼的サイズにはなれないのかと言えば、ごく一部の例外ではあるけれど、実はそうでもないよ。これまでに記録された最大種は、1997年に発見された「チオマルガリータ・ナミビエンシス (𝑇ℎ𝑖𝑜𝑚𝑎𝑟𝑔𝑎𝑟𝑖𝑡𝑎 𝑛𝑎𝑚𝑖𝑏𝑖𝑒𝑛𝑠𝑖𝑠)」で、最大で0.75mmにも達するよ!
2022-02-26 23:52:59チオマルガリータ・ナミビエンシスが極めて巨大な理由は、細胞の体積の大部分を占める「液胞」の存在だよ。水の袋である液胞は、液胞以外の細胞本体に当たる細胞質の体積を制限し、遺伝子などの重要な器官を細胞壁のすぐ近くに押し付けるよ。これによって分子のやり取りの距離制限を克服したんだよ!
2022-02-26 23:53:00また、チオマルガリータ・ナミビエンシスの場合、液胞の中に必要な栄養素である硝酸塩を溶け込ませているよ。仮に周りが硝酸塩不足になった場合でも、長期間生存できる戦術を確立している、と観られるよ。だからチオマルガリータ・ナミビエンシスは、肉眼で見える大きさでも生きられると考えられるよ。
2022-02-26 23:53:00