7/2-7/19:㊩molbio08さんのログ:シェディングについて二回目のスレッド

molbio08 @molbio08 さんのログ: molbio08さんのtwを ただひたすらログしただけ。 脚色していません。
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molbio08 @molbio08

ここで思い出したのは宮坂先生の東洋経済オンラインの記事です。題名だけあげておきます。「4回目ワクチン不要論を鵜呑みにしていいのか」というものです。宮坂先生は4回目のワクチン接種をはじめ追加接種を推奨している点で私とは全く逆の立場の方です。この方が紹介しているデータを眺めていると、、

2022-07-03 05:50:13
molbio08 @molbio08

記事中の模式図に目がとまりました。ちなみに宮坂先生が紹介されているCellの論文では三回目接種までの解析を行っており決して4回目の接種を進める内容ではありません。念のために書いておきます。この記事のようなものは通常over-discussionと呼ばれます。根拠薄弱な推論という意味です。

2022-07-03 05:53:26
molbio08 @molbio08

抗体には親和性成熟という現象があることが知られています。抗原を追加接種していくと抗原への結合力が強くなっていくという現象です。この現象がおきるためには持続的な抗原の供給が必要です。この論文では、9ヶ月まで親和性成熟がおきていることのエビデンスを示しています。ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…

2022-07-03 05:58:34
molbio08 @molbio08

これが結論を示す模式図です。この図の左下をご覧ください。左の一番下に横軸が時間で縦軸がmemoryBというグラフがありますが、二回接種後において9ヶ月目まで抗体の親和性成熟がすすでいると言うことが書かれています。このグラフでは6ヶ月目で寝ていますが本文のグラフでは9ヶ月目まで伸びています。 pic.twitter.com/zBAjZS52PB

2022-07-03 06:03:38
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molbio08 @molbio08

これが実際のデータです。Antibody Potencyというのは抗体の力価です。9ヶ月目まで改善されていくことがわかります。それ以降は三回目接種が行われてしまっていますのでよくわかりません。9ヶ月目まで親和性成熟がおきていることはこれで明らかになりました。 pic.twitter.com/ococ2OHxo0

2022-07-03 06:09:41
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molbio08 @molbio08

この論文では9ヶ月目に三回目の接種が行われたために、それ以降のデータはありませんが、スパイクタンパク質が接種後9ヶ月まで存在していると言うエビデンスが得られたことは重要です。。親和性成熟がおきるためには初回接種の数分の一の抗原量が必要ですので、かなりの量が残存しているのでしょう。

2022-07-03 06:12:19
molbio08 @molbio08

参考までに東京理科大学の北村先生のプレスリリースで見つけた抗体の親和性成熟のイラスト貼り付けておきます。国内の免疫学研究の拠点としては大阪大学の免疫フロンティア研、順天堂大学の奥村先生のグループ、多田富雄先生の流れをくむ東大医学部、理科大生命研などのグループが有名です。 pic.twitter.com/g1V3NSfq3k

2022-07-03 06:18:54
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molbio08 @molbio08

これで今回の結論に到達しました。mRNA型生物製剤で細胞内に導入されるmRNAは完全に1メチル-シュードウリジン化されているため、かなり長い細胞内寿命をもつものと思われる。実際、接種後9ヶ月にわたる親和性成熟のデータから、接種後9ヶ月まではスパイクタンパク質が供給されて言えるでしょう。

2022-07-03 06:22:05
molbio08 @molbio08

かなり長いスレッドになってしまいました。とはいえ結論は単純です。接種されたmRNAは予想を超えて長持ちし長期間スパイクタンパク質が体内に存在していてそれは9ヶ月に及ぶと言うことです。次回は産生されるスパイクの量について考えます。次回は短くするよう努力してみたいと思います。

2022-07-03 06:25:19
molbio08 @molbio08

免疫記憶が成立していて抗体の親和性成熟も長期間進むのだから追加接種は必要ないはずと考えるのが常識的な判断です。mRNA型生物製剤は基本的にはウイルス毒素遺伝子の接種です。接種しないこと、そして接種された方は不必要な追加接種をしないことが重要です。いつもと同じ結論です。

2022-07-03 06:29:39
molbio08 @molbio08

@AichanwithKonan コメントありがとうございます。今回のスレッドでは9ヶ月目までは体内にスパイクタンパク質が存在していることについて説明しました。次回では量的な推定を行いたいと考えています。9ヶ月目までスパイクが体内に存在しているものの、いつまで、どのくらい体外に放出されるかについては次回で。

2022-07-03 07:16:28
molbio08 @molbio08

@AichanwithKonan ポイントはどこで大量にスパイクが産生されるかだと思います。今回は抗体の親和性成熟が進む胚中心には長期間存在することは言えたと思いますが、体外放出についてはmRNAの体内動態と細胞の代謝回転を考える必要があります。この点については次回までに情報を集めてみます。

2022-07-03 07:39:46
molbio08 @molbio08

@yoru_sen コメントありがとうございます。まさしく、いろいろなことが明確になっていないのが重要なポイントで、本来ならばこのような新しいテクノロジーについては徹底的に動物実験を行うのが必須です。それも行わずヒトへの投与という信じがたい状況です。

2022-07-03 07:42:53
molbio08 @molbio08

@astro_boy_2007 @Pangaea_lake 高齢者は接種すると短期的には重症化しなくなりますが、これは免疫抑制効果のためです。追加接種した後で免疫状態が復活するかどうかは不明です。欧米ではワクチン誘導型のAIDSがおきると言われています。短期的になメリットを取るか長期的な大きなデメリットをとるかの選択です。

2022-07-03 14:09:07
molbio08 @molbio08

@astro_boy_2007 @Pangaea_lake 私が同じ立場であれば感染を避けて暮らすようにして追加接種はしないでしょう。10代の人たちや子供は接種を避けるの一択です。感染した時の後遺症で死ぬことや失明すること、心筋症になる確率は極めて低いことがわかっています。接種のリスクの方が大きいと思います。よくご自分で考えて選択しましょう

2022-07-03 14:13:47
molbio08 @molbio08

@odyssey3543 その通りです。以前、紹介した免疫抑制機構はスパイクの細胞内での合成反応が出発点です。そのためスパイクが生産されている間は免疫抑制がおきているはずです。免疫抑制できないと重篤な副作用ということになるでしょう。

2022-07-03 14:16:11
molbio08 @molbio08

@batatasweety 近々書いてみようと考えています。特にサル痘の生ワクチンと関連させて説明する予定です。

2022-07-03 14:17:38
molbio08 @molbio08

@TakkyUC このことはCellの論文にも書かれていました。というのは抗体レベルが下がらないと親和性成熟はおきなかったということで、抗体レベルが低下する方が親和性成熟には都合が良いという主張です。免疫記憶は残っています。このような一見、矛盾したようなことがおきるのは免疫抑制が同時におきているため。

2022-07-03 14:44:34
molbio08 @molbio08

@TakkyUC このmRNA型生物製剤は矛盾に満ちたもので、一方では抗体を大量に誘導しますが、もう一方では免疫抑制効果があるというものです。細胞性免疫の抑制効果が高く、それによって重篤な副反応が結果的に多くの人では抑えられているのだと思います。

2022-07-03 14:47:19

7/4 解析を行なった形跡はありませんでした

molbio08 @molbio08

@Robin55bowl コメントありがとうございます。モデルナもビオンテックも今回がmRNA型生物製剤の初めての実用化です。これまで実用化に成功したものがあれば前臨床試験では動物に接種した時の体内動態を調べ、さらに臨床試験phase1 において健康な成人男性に注射してみて同様の解析をしていたはずです。

2022-07-04 09:24:22
molbio08 @molbio08

@Robin55bowl ところが厚労省のホームページの奥深くにあったファイザーの臨床試験報告書を見た限りでは、そのような解析を行なった形跡はありませんでした。実際には全くやっていないと思います。もしかすると実際にはやっていて結果を隠しているのかもしれませんが。多分、そんなことはないでしょう。

2022-07-04 09:27:37
molbio08 @molbio08

@Robin55bowl 薬物動態解析は医薬品の開発プロセスでは必須ですが、今回はラットで48時間までしか追跡していません。また、このような生物製剤ではターゲットにしているACE 2受容体の種差も問題になります。武漢型にスパイクはラットのACE 2受容体には結合しないので毒性を見逃すことになることは自明だったはずです

2022-07-04 09:33:06
molbio08 @molbio08

@Robin55bowl 当時でもハムスターのACE2受容体には武漢型スパイクが結合することはわかっていましたので、ハムスターでも同様の前臨床試験をやれば良かったはずです。ソーク研究所がハムスターでスパイクの毒性を見つけたのも偶然ハムスターで実験したからではないのです。毒性が出そうだから必然的に選んだわけです

2022-07-04 09:36:16
molbio08 @molbio08

@Robin55bowl というわけで、これらの会社は製薬企業ならぬ製厄企業と呼ばれても仕方がないという事態です。製薬企業への信頼性は大きく失墜したと思います。そんなものは初めからなかったと言われてしまえばそれまでですが。

2022-07-04 09:39:59
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