molbio08先生、オミクロンスペシャル、モデルナの新型ワクチンの危険性を説明

翌日tweetされた部分も追加しました。河野太郎氏の発言に対する解説を加えています。抗体を上げれば良いってもんじゃない。これは免疫学の初歩で小生でも理解出来るところ
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molbio08 @molbio08

これはオミクロンスペシャルのことを言っているのでしょう。モデルナのオミクロンスペシャルですが興味深いデザインになっています。武漢型スパイクとベータ型のスパイクの2種類のm RNAを混ぜたものでニ価型ワクチンと呼ばれるものです。なぜオミクロン型ではないのか? nikkansports.com/general/nikkan…

2022-06-23 05:01:46
molbio08 @molbio08

オミクロン型の特徴は高い免疫回避能力。コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する抗体はスパイクのあらゆる部分に対してできるわけではありません。抗原性が高い部分に対して抗体ができるのですが、抗原性が高いとはどういうことなのか。単純に言うとヒトのタンパク質と異なる部分です。

2022-06-23 05:06:03
molbio08 @molbio08

自己のタンパク質に対しては抗体ができないしくみは免疫寛容と呼ばれます。スパイクタンパク質に対する抗体ができる最初のステップは抗原提示という現象です。要するにスパイクタンパク質を断片化した上で個々の断片に対して抗体を作ろうとするのですが、その際に異物だけに抗体ができるのです。

2022-06-23 05:11:43
molbio08 @molbio08

異物という意味は自己成分でないということ。スパイクを断片化した時に自己成分のタンパク質には存在しないアミノ酸配列を持つ断片に対して抗体ができます。そのためスパイクタンパク質で抗体ができる部分は限られます。限られた部分でも変異してヒトタンパク質に似通ってくると抗体ができなくなります

2022-06-23 05:15:47
molbio08 @molbio08

オミクロン型ですが、その由来については疑問が生じていて誰かが作ったのではないかという説があります。実際、免疫回避能力を持つ変異型は設計が可能。スパイクタンパク質の抗体ができやすい部分は情報科学的に探索可能です。その部分の配列を変えてヒトタンパク質と同じにすればいいのです

2022-06-23 05:20:36
molbio08 @molbio08

スパイクタンパク質では受容体結合領域、これはRBDと呼ばれる部分ですが、そこに変異型が集中しています。RBDの部分について見ると抗体ができやすい部分が大きく変化していて抗体ができにくくなっているのでオミクロン型のスパイクは抗原性が弱まっています。そこでモデルナの研究者は何を考えたのか?

2022-06-23 05:23:58
molbio08 @molbio08

ベータ型スパイクタンパク質ではオミクロン型ほど抗原性が弱くなっていません。武漢型スパイクとベータ型スパイクの遺伝子を混ぜれば武漢型とベータ型とで共通した部分に対する抗体が特にたくさんできるのではないかと考えたわけです。その共通する部分がオミクロンにも変化せずにあればいいと考えた。

2022-06-23 05:27:14
molbio08 @molbio08

これが設計のコンセプトだと思います。これは理解できることですが大きな問題を彼らは見落としています。それは二つあります。武漢型とベータ型とで共通する部分は限られていることとスパイクのRBD以外は結局武漢型とベータ型で共通なのでRBD以外に対する抗体はどんどん強化されていくことの二つです。

2022-06-23 05:31:28
molbio08 @molbio08

オミクロンスペシャルを接種すると確かに武漢型とベータ型そしてオミクロン型でも共通している部分に対する抗体はできますが、それは極めて限られた部分に対する抗体なのでさらなる変異ですぐに効果がなくなる。さらに図に示した感染増強抗体は一層強化される。短期的な利益のために事態はますます悪化 pic.twitter.com/OZxNHz1idC

2022-06-23 05:35:47
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molbio08 @molbio08

名称こそオミクロンスペシャルですが、これは結局追加接種と同じことです。問題は追加接種の回数がオミクロンスペシャルを2回接種すると5回目とか6回目になってしまうこと。武漢型を3回接種した人ではさらに2回接種すると合計5回です。これは正直なところ危険領域な領域です。頻回接種がなぜ問題か?

2022-06-23 05:43:29
molbio08 @molbio08

抗原性が低いタンパク質は繰り返し動物に接種してもなかなか抗体ができない。ところが、スパイクタンパク質は抗原性が高いためすぐに抗体ができる。抗原性が高いタンパク質を繰り返し接種していくと抗体の結合力が強くなっていきます。抗体の結合力が強くなると何が問題になるのかを次に考察します。

2022-06-23 05:48:16
molbio08 @molbio08

既にわかっていることですがmRNA型生物製剤を接種するとスパイクタンパク質は血液中にも分布します。血液中にはアルブミンを含め多くのタンパク質が存在していますが抗体の結合力が強くなるとスパイクと出会った瞬間に結合して二度と離れなくなります。抗体には抗原結合部位が二つあります。 pic.twitter.com/qDiygy06ZN

2022-06-23 05:51:27
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molbio08 @molbio08

つまり抗体ー抗原ー抗体ー抗原というように雪だるま式に抗原と抗体が結合していくのです。このかたまりはいろいろ悪さをします。例えば血栓の原因にもなって血栓は方々の血管を詰まらせる。このような一連の反応がおきる結果、動物は死に至る。抗原性が高いタンパク質を繰り返し投与することは危険です

2022-06-23 05:56:25
molbio08 @molbio08

ここで結論です。オミクロンスペシャルは結局のところ追加接種と同じこと。名称に騙されて追加接種の回数を重ねないようにすべきです。最近、mRNA型生物製剤の主作用は免疫抑制だと思えるようになってきました。短期的なメリットを求めて騙されて接種すると免疫抑制の罠にはまります。皆様、ご注意を!

2022-06-23 06:00:48
molbio08 @molbio08

オミクロン株以降に対して効果がないとは必ずしも言えないでしょう。このスレッドのポイントは武漢型スパイクとベータ型スパイクの共通しているエピトープに対する抗体を増強しようというのが、モデルナの狙いであるということです。共通のエピトープが残っていればオミクロン以降に対しても有効です。 twitter.com/iinakobe2/stat…

2022-06-24 03:29:32
いいな @iinakobe2

これは正しい。抗原原罪が生じるので、オミクロン以降の株に対しては効果はないです。 twitter.com/molbio08/statu…

2022-06-23 09:59:17
molbio08 @molbio08

先進国ではほとんどの人が接種をすませていますので、この段階でオミクロンスペシャルを開発するということは追加接種用と考えるのが妥当でしょう。となると抗原原罪は最初の二回のでできているはずで、この段階で生じると考えるべきではありません。

2022-06-24 03:33:47
molbio08 @molbio08

このモデルナのアプローチは既に生じた抗原原罪の隙間をかいくぐるものです。最初の免疫で誘導された抗体の中から武漢型、ベータ型 そしてオミクロン型に共通するエピトープが存在することに着目してそのエピトープに対する抗体を強化しようというものです。残された共通エピトープは限られている。

2022-06-24 03:37:28
molbio08 @molbio08

共通エピトープは限られているので、そこが変異したら中和活性を持つ抗体は存在しなくなるでしょう。このオミクロンスペシャルがウイルスの変異のスピードに追いつけるかどうかは疑問です。いろいろ引用リツイートしていただきありがとうございます。追加したコメントで理解が深まれば幸いです。

2022-06-24 03:40:33
molbio08 @molbio08

この前のスレッドに続いてオミクロンスペシャルについて考察を深めます。オミクロン株用のワクチンがあるから、それを打てば良いという方がいますが、そもそもオミクロン株用のワクチンができるのかどうかが問題です。現段階では先進国のほとんどの人がmRNA型生物製剤を接種済みです。

2022-06-24 03:59:55
molbio08 @molbio08

ということは武漢型スパイクに対する抗体ができているわけです。この状態になった方にオミクロン型のスパイクタンパク質のmRNAを含むオミクロン用とされるmRNA型生物製剤を接種したところで強化される抗体はスパイクのRBD以外の抗体と僅かに残されたRBDの共通エピトープに対する抗体です。

2022-06-24 04:03:41
molbio08 @molbio08

これが抗原原罪はという現象です。そもそも変異が多いウイルスに対してワクチン接種キャンペーンを行うことは間違いだと多くの識者が言っている理由でもあります。思い出すべきは、このmRNA型生物製剤では配列を変えることは簡単ですぐに変異型対応のものができますというメーカーのコメントです。

2022-06-24 04:08:26
molbio08 @molbio08

オミクロン型においてデルタ型までのものと共通エピトープが残っていればよかったのですが、そんなことはなくRBDにたくさんの変異が入ってしまい特にBA.4、5ではさらに共通エピトープがさらに少なくなっています。ちなみにエピトープというのは抗体が認識する部分です。

2022-06-24 04:13:52
molbio08 @molbio08

この問題をなんとか回避しようとして考えたのが二つのmRNAを混ぜることであったのは既に述べた通りです。それもオミクロン型以外を使用しています。単純なアプローチ、つまりmRNAをオミクロン型と入れ替えるだけではうまくいかなかったと思います。配列が少なからず異なるものを混ぜるということ。

2022-06-24 04:17:29
molbio08 @molbio08

二つ混ぜればミクロに見た時に共通した部分だけが増えることになります。これは抗原提示がペプチドの断片で行われるため共通した部分の断片が占める割合が多くなるからです。これが猿知恵に等しいと思うのはRBD以外の部分がほとんど同じであることです。僅かに残された共通部分の抗体は確かにできる。

2022-06-24 04:21:07
molbio08 @molbio08

一方で感染増強効果をもつNTD抗体は強化されることになるため、このケースでも打てば打つほど感染しやすくなるという現象が生じるでしょう。単純なmRNAの入れ替えにしてもモデルナの方法にしても失敗が運命づけられていると言っても言い過ぎではないでしょう。よりマクロに考えるとどうなるのか?

2022-06-24 04:24:05