2011年9月22日CIGR国際シンポジウム2011 市民公開講座の『放射能と農産物などの安全』のまとめツイート

2011年9月22日に行われたCIGR国際シンポジウム2011 市民公開講座の『放射能と農産物などの安全』のまとめツイートになります。諸事情により午後の分のみになります。 プログラム等はhttp://www.cigr2011.org/j/html/shiminkenkyuu.html を参照して下さい。
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KNB @kw36_wav

これより9月22日に行われたCIGR国際シンポジウム 市民公開講座の『放射能と農産物などの安全』のまとめツイートを流します、尚午後の分のみになります。プログラムは http://t.co/SQgVxWob 、ハッシュタグは #cigr2011 を設定します。

2011-09-24 00:24:53
KNB @kw36_wav

まずは『原発事故と食生活』の題、元放医研の白石久二雄氏の講演になります。 #cigr2011

2011-09-24 00:26:00
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(1)「元々は、ロスアラモス国立研の客員研究員、チェルノブイリでの国際共同研究にも従事。またチェルノブイリやJCO事故を受けて原子力安全委員会が主導で設立された放医研にも従事。当時は食品の分析が中心。」

2011-09-24 00:30:58
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(2)「今回の福島事故での状況、例えばセシウム137の汚染状況では、国内では50万テラベクレル、でチェルノブイリでは520万テラベクレルで10倍の差があると言われているが、汚染度自体は同レベルの箇所も存在するのも事実」

2011-09-24 00:32:22
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(3)「89年に国際共同研究でソ連を訪問し、プリペヤチという所での汚染地域調査、ここでは森林の汚染調査を行ったが、この時の値は10マイクロ、で今現在このレベルの値が福島で出ているという感覚が信じられない面もある」

2011-09-24 04:14:49
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(4)「また現地での食材、日常食の調査も行っていた。日常食とは一人が食べる量を仮定したもので、現地の食材例えば牛乳だと日摂取量を0.8リットルと仮定すると年換算で2mSv/yという量になった」

2011-09-24 00:35:51
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(5)「米国のロスアラモス、とソ連のセミパラチンスク、の2つの核開発の拠点、両地とも訪問しているが、当時から放射能が残存しているのが事実。で、そこで軍隊の訓練、あるいは生活をする住民も」

2011-09-24 00:37:38
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#cigr2011 白石(6)「日本の状況、日常食調査が年2回程度行われているが、データでは一日一人1ベクレルというのが、核実験の時代にはフォールアウトを含めた値。で事故前には日本人のレベルは0.1ベクレル程度に。」

2011-09-24 00:41:23
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(7)「新聞の記事、問題の米のストロンチウムとセシウムの量、60年代の核実験の時代の値も出ているが、当時の含有量換算で10ベクレル/kgを一日という計算でこれが徐々に低減して100分の1以下になっていた」

2011-09-24 00:42:52
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#cigr2011 白石(8)「で新聞の報道では、ほとんどが100以下であると、だから安全だ、という表現であった。10というレベルであれば60年代のレベルで病気という例は殆ど聞かない。今では100ベクレル、あるいはNDだが、4500箇所だけの調査を鵜呑みにするべきでない」

2011-09-24 00:44:55
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(9)「日本人の年間の線量は事故前で3.75mSvだと言われていた、で2,25が医療で、1.5の内自然放射線が0.4、これは世界平均では0.3、またラドンなどの温泉由来の自然ガンマ線類が0.3、と宇宙線合計して1.5」

2011-09-24 00:46:27
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#cigr2011 白石(10)「その他原爆の核実験での降下物や、職業被ばくなど、原子力施設での被曝などは通常の状態では無視できる値。で食事からの摂取量、カリウム40が大半で後は鉛ポロニウムなどの天然放射性核種になる」

2011-09-24 00:47:50
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(11)「平常時ではカリウム40が大半だが、事故時はセシウムヨウ素などになる。現時点で実際に人に効く種類としては30程度の核種が問題になる。食事では内部被曝という問題になる。」

2011-09-24 00:49:23
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(12)「放射能から身を守るには、濃度の低い食品の摂取、食品中の物質量の低減、生体中での放射性物質の吸収蓄積の制限、生体中からの排出の促進、また放射性物質そのものへの抵抗力を強化するなどの対策が必要」

2011-09-24 00:51:04
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(13「例えば家庭調理でのできることとしては、ニュースなどで何度も取り上げられたが、洗いや皮むき、煮る茹でる、塩・酢などの手法がある。また効果を高めるには表面積を広げる、また直接材料を焼く揚げるのは避けることなどもある」

2011-09-24 00:53:08
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(14)「例えば野菜類だと、初期であれば表皮の汚れであるので洗えば落ちた。土も落とすことで3割、で茹でて煮汁を捨てることで6割は取れる計算。肉類では、塩や酢だが現実的でないので茹でや鍋など。但しこれらは必要栄養素も同時に落ちる」

2011-09-24 00:54:45
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#cigr2011 白石(15)「魚類ではストロンチウムなどは内蔵骨類に蓄積するのでこれを除去することで最大9割は除去できる計算。また食塩水などにつけるのも効果的、だが、直接焼く・揚げることは避けるべき。参考文献としては拙書『チェルノブイリ 放射能と栄養』なども」

2011-09-24 00:56:29
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(16)「これらのデータ、海外のデータも多く引用されるが、信用できるとは限らないのも実情。国内でのデータをまとめると、上げたような対策の効果は大体10-80%が平均的な分布値になる。」

2011-09-24 00:57:52
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(17)「最近話題のものとしては牛乳などがあるが、工場レベルでは混合などでの低減もしているが、根本的には濃度の高いものは別加工すべき。乳清を捨てるだけで大幅に低減できるので、高濃度ではチーズ類などへ利用、で低濃度を飲用に回すべき」

2011-09-24 00:59:38
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(18)「しかし実際の食品市場では、このような使い分けをするよりも捨てたほうが安いということもある、またそもそも食材自体が溢れているのであまりそのような事例はないと。」

2011-09-24 01:00:20
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(19)「また吸収量を低減して排出を促進するには、ペクチンなどを中心とする食物繊維類が有効、勿論定量を守った上の話。また抵抗力の強化では炭水化物類、ビタミンミネラル、抗酸化物質などもバランスの取れた摂取が必要」

2011-09-24 01:02:24
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(19)「また吸収量を低減して排出を促進するには、ペクチンなどを中心とする食物繊維類が有効、勿論定量を守った上の話。また抵抗力の強化では炭水化物類、ビタミンミネラル、抗酸化物質などもバランスの取れた摂取が必要」

2011-09-24 01:02:24
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(20)「セシウムなどが多く検出されるのは土に近いキノコやいも類などなので危険なものは避けるべき。これらの内容を含め拙書の『福島原発事故 放射能と栄養』にも記載してあります。」

2011-09-24 01:03:56
KNB @kw36_wav

#cigr2011 白石(21)「現状を踏まえて提案すると、例えば牛肉など500ベクレルという基準はあるが感覚的には分からない。ので個人個人の日常食の分析が、全サンプルで必要になる。将来的な線量調査や診断のためにはデータとして管理する方策も必要になる。」以上です

2011-09-24 01:05:55
KNB @kw36_wav

続いては、『農業環境試料の放射能について』、農業環境技術研究所の木方氏の講演まとめです。 #cigr2011

2011-09-24 01:19:35
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