たわらもとさんの動画「地方創生の教科書・なぜイオンが台頭し、地方の商店街は衰退したのか?」批判

標題の「イオンが台頭した結果、商店街は衰退した」の解明は行われておらず、商店街衰退の時系列における周辺環境の変化が述べられているだけ。この間繰り広げられてきた商業集積間競争についてはほとんど言及されておらす、標題の設問は解明されないまま。したがって、批判は言説に対してでは無く、商業集積の衰退の推移を商業集積間競争に言及せず、専ら周辺環境の変換によって説明する、という方法の批判を行いました。このような商業理論抜きのアプローチが試みられるのは、一つは商業理論が提供されていないからであり、今ひとつは商業集積論が商業理論無しで可能とするたわらもとさんの問題設定の方法によるもの。結局標題設問の説明=解明は成功しなかったのではないでしょうか。少なくともこの言説の延長上で商店街活性化の可能性に到達することはむり。
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商店街再生への道 @quolaidbot

ここからは、動画の解説を超えて今現在取り 組まれている商店街活性化の「現状と課題」 について。 「商業理論―商業集積論」を装備していない 商店街活性化は何に依拠して取り組まれて いるか? 興味ありますかぁW

2022-07-29 11:12:46
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導きとなる理論を持たない活性化は 何を根拠に取り組まれているか? 指導支援にあたる学識経験者、実務 専門家の指導支援策の論拠は何か? 行政の政策は何を根拠に立案されて いるか? pic.twitter.com/JlSf8QAew3

2022-07-30 09:04:02
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スタート時点の取り組み 大店法当時、商店街の端末、駅裏などに 進出したスーパーマーケット(「SM」) は食料品、金物店などを中心に影響大 →通行量(来街買物客)の減少は誰の眼 にも明らか。 しかし、SMは正体不明(初見参)→適切・ 抜本的対策は不能。取り組んだのは「来街 訴求―販売促進」だけ

2022-07-30 09:18:47
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大店法は対策準備期間として「協議に よる開店日の延長」を許したが対応策は 立案できず。指導支援に招致した学経、 コンサルタントも商業理論を装備して おらず、SMの分析不能・・・。

2022-07-30 09:18:47
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来街・回遊客→通行量の減少は、 たちまち、商店街に多くの問題が 発現する。SM対策が講じることが できない商店街は、対症療法を 繰り返す・・。 招致された学経、コンサルタントに できることは、先行事例の紹介。 理論無き行政の施策は、実態調査こと アンケート調査を行い、症状別施策の 提供。 pic.twitter.com/CLg4MDgQPO

2022-07-30 09:33:53
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外部から招聘された専門家は、指導に 必要な理論を持たず、行政の対象別 施策、先行事例の紹介が主な仕事。 先行事例=ほとんどが商店街が発案 した事業、発案のネタは「経験と勘」。 商店街的「経験と勘」とは?

2022-07-30 09:42:58
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商店街的「経験と勘」とは: 1.個店経営について=自店の「業種店」の  経営経験  2.商店街運営について=全員参加型事業  (販売促進事業、施設整備事業)等の経験 3.それぞれについて先行事例などを参考に   した新しい事業発案 業種店の経営経験=「業種発想」とは?

2022-07-30 10:14:18
商店街再生への道 @quolaidbot

かねて案内しているとおり、我らが 商学界、商業学界は商学原論―現代 商業理論が構築されておらず、従って 売買接点:売場の理論もありません。 そうしたなかで個店の売場は何に 基づいて作られているか? 他でもない同業類似店の「見よう見まね」 で作られている・・・

2022-07-30 11:11:29
商店街再生への道 @quolaidbot

詳しく言えば: ①同業類似店(繁盛店)の見よう見まね ②メーカー問屋の指導助言 ③店装業者他の助言 ④時にコンサルタントの指導 これらに共通しているのはすべて「業種」を 前提にしたノウハウだということ。 「業種」とは何か?

2022-07-30 11:11:30
商店街再生への道 @quolaidbot

「業種店」は実在しない。 業種店は、産業分類上、同一と区分されて いる〇〇品種の割合が全体の5割以上を 占めているとき、その店舗は〇〇業種店に 区分されるというもの。 業種別の売場の作り方、などはありません。 業種店の売場づくりは見よう見まね、口伝 なので具体的に専門用語を使って考える

2022-07-30 12:28:34
商店街再生への道 @quolaidbot

工夫する、「仮説―試行」法を 使いますが、「仮説」の根拠は 見よう見まね、口伝ですから 合理的な結果の評価が難しい。 結局、売場はほとんど意味の無い 販促の工夫が雑然と取り組まれて いる。お客の視界などは忖度外。

2022-07-30 12:37:43
商店街再生への道 @quolaidbot

商店街運営の経験は: 競合と言えば隣の商店街だけ、という 時代に効果があった共同施設の整備、 販売促進事業の成功事例。 「肩が触れあうほど人出があった」 通行量さえ増えれば繁盛してみせる、 という声を信じて来街訴求イベントを 支援する行政・・。 もちろん行政も商業理論は装備して いない。

2022-07-30 12:37:43
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やがて環境は出店緩和の趨勢へ SM、GMS、SC相次いで登場、 新集積間競争激化、商店街は 蚊帳の外。 理論無き対策は、中活法施行、 地域商店街活性化法施行、 まちづくり三法改正とスキームは 整備されるが対策は変わらず、 「業種発想」の取り組みが延々続け られて現在に至る。 その結果 pic.twitter.com/QIs3TFu6u0

2022-07-30 13:58:27
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大店法以来ほぼ半世紀取り組んでいる にも関わらず、ごく少数の特殊な事例を 除き、活性化に成功した商店街がでて出て こない。事業の総括―反省は行われず、 教訓は得られていない。 50年前の事業が繰り返されていることも。

2022-07-30 14:08:04
商店街再生への道 @quolaidbot

この状況で、目先の変わった集客イベント を企画、一過性の人出を実現しても活性化 にとっては何の意味も無い。 状況を直視して取り組みの大転換が必要では? 第一歩は商店街活性化の再定義、商店街活性化 とは商店街がどうなることか?

2022-07-30 14:08:05
商店街再生への道 @quolaidbot

定義が無い理由: 1.状況を俯瞰する商業理論がないため 2.定義が必要とは思わない 3.誰か定義しているはず 商店街活性化を定義せずに、渇せ詠歌を実現 する事業を企画して取り組む? その結果は・・・ お後がよろしいようで。

2022-07-30 14:19:14