青山正明botの抜粋

青山正明の生前の言葉です。
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青山正明 @TokyoCozy_bot

“不自由”があってこそ“自由”は美しく花開く。インターネットの普及でロクでもない情報/記述が蔓延する昨今、真なる「表現の自由」とは何か、読者の皆さん一人ひとりが考えるきっかけとなってくれれば幸いである。なははっ。

2022-08-14 22:13:05
青山正明 @TokyoCozy_bot

そうした作業を積み重ねていくうちに、我々は身体の障害にとどまらず、肌の色、人種、容貌、性別等々、ありとあらゆる<外観的な差異>にこだわることの無意味さを思い知らされる。

2022-08-15 14:13:02
青山正明 @TokyoCozy_bot

僕の信念を言うなら、リスクを伴ってこそ、快楽は快楽たりえる。極上の快楽は諸刃の剣なのである。たとえ腐っていようと、壊れていようと、心は本能の上に君臨する。それが人間だ。

2022-08-16 20:13:05
青山正明 @TokyoCozy_bot

大学入学と同時に自称“井上陽水にドラッグを提供していた”売人と懇意になり、その世界に足を踏み入れる。好きなドラッグはマリファナとコカインとニトライトのカクテル。つまみはロッテのチョコレート、BGMは少女(14歳以下/人種は問わない)のよがり声とか。

2022-08-17 04:13:01
青山正明 @TokyoCozy_bot

カルトムービーにしてもフリークスやゲイを扱った海外小説の紹介にしても、気取って紹介してたら面白さは伝わりにくい。面白い物を面白いよって伝えるためには、わかりやすい言葉で語らないと。結局ミニコミを作ってる感覚ですよね。自分が本当に面白いって思うテーマをどこが面白いのか素直に伝える。

2022-08-17 22:13:03
青山正明 @TokyoCozy_bot

あれは80年代半ば。当時、僕は書籍コードも持ってない零細なダメ出版社で、むちゃくちゃマイナーな変態雑誌の編集に携わり、僕個人の好みにピッタリくる作家さん探しに奔走していた。そんなとき手にし、目眩を覚えるほどの衝撃を与えてくれたのが、山野一の処女作『夢の島で逢いましょう』だ。

2022-08-18 00:12:59
青山正明 @TokyoCozy_bot

内容はもちろん、醜悪なシチュエーションと繊細なタッチの絵柄との絶妙な相性も、実に僕好みだった。続いて長編2作目、赤貧の少年工員がひたすら人生の坂道をノンストップでゴロゴロ堕ちていく悲惨な物語『四丁目の夕日』を目にし、僕は山野一なる漫画家の才能に完全に惚れてしまった。

2022-08-18 02:12:59
青山正明 @TokyoCozy_bot

僕の頭の中では、山野一氏と根本敬氏は、ゲス漫画家の双璧である。この世の、永遠になくなることなき悲劇に照準を合わせ、日本の現実を踏まえたうえで徹底的にえぐっていく。短編も好きだが、願わくば、もっとむごい大部の長編作を描いてもらいたいものである。

2022-08-18 04:13:02
青山正明 @TokyoCozy_bot

山野一氏は背も高く、かなりの2枚目である。決して儲けているようには見えないけれど(失礼)、何か相当のコンプレックスがあるのだろうなァ。芸術家にとって、私生活と創作活動は同一である必然性はない。明るさ至上主義の世の中に一石を投ずべく是非とも、がっぽり稼いでいただきたいものだ。

2022-08-18 06:13:01
青山正明 @TokyoCozy_bot

山野一氏の『四丁目の夕日』は、飽食の時代に於ける異端としての貧困。そう、エンターテインメントとしての徹底した悲惨追及なのである。

2022-08-18 08:13:03
青山正明 @TokyoCozy_bot

映画『時計じかけのオレンジ』でアレックスはスーパーミルクを飲んで、ムチャクチャなパワーを獲得していた。タフガイ松田優作は『探偵物語』で行きつけのバーにミルクをボトルキープしていた。ハッパでトリップなんて何のその。哺乳瓶で人口母乳を吸引。これに優る道楽&養生術はないのだよ。あはは。

2022-08-18 16:13:02
青山正明 @TokyoCozy_bot

私は何の利得もないことに膨大な時間とエネルギーを費やす行為そのものが大好きなのである。荘子言うところの“無用の用”とも、ちょっと違う。 要は、ある一点に集中された意識。対象が何であれ、極度に意識を集中すると、人は思わぬ心の解放感、すなわち覚醒を体験するものだ。

2022-08-18 20:13:04
青山正明 @TokyoCozy_bot

その際、妙に利得が絡むと、意識が分散するのでよくない。利益を追求しない、一途な精神活動。これを、“無益の益”という。

2022-08-18 22:13:02
青山正明 @TokyoCozy_bot

精力増強に最も有効な食物は牡蠣である。たった13gの牡蠣ひとつに何と5mgの亜鉛が含まれているのだ。そのほか甲状腺の正常な機能に欠かせないヨウ素もたっぷり含有している。18世紀の悲しき性豪カサノヴァは毎晩50個の牡蠣を食べたと伝えられる。彼の牡蠣好きは理に適った事だったのである。

2022-08-19 00:12:59
青山正明 @TokyoCozy_bot

興奮性物質も微量の場合は、不安や緊張をほぐし、精神安定剤のような作用を示すのである。

2022-08-19 06:12:59
青山正明 @TokyoCozy_bot

アルコールが長年蓄積した老人様痴呆は治療が困難だが、急性の錯乱状態、記憶障害の場合は、ビタミンB1が奇跡的な効果を示すことがままある。備えあれば憂いなし。酒量の多い人は、常日頃からビタミンB剤を服用しておくようにしよう。

2022-08-19 08:13:03
青山正明 @TokyoCozy_bot

カフェインをたっぷり含んだカカオ豆に大量の砂糖をぶち込んだチョコレートは、最もパワフルな中毒性食品である。また最近チョコレートからPEAという覚醒剤と分子構造のよく似た物質が検出され、チョコレートの持つ依存性はどうもこのPEAによるところが大きいと考えられている。

2022-08-19 10:13:01
青山正明 @TokyoCozy_bot

体内時計の速度は、新陳代謝と深い関わりをもつ。新陳代謝が盛んなほど、体温は高くなり、体内時計の進みは速くなる、つまり、時間が長く感じられるということだ。発熱して寝込んだとき、時間の流れがゆっくり感じられるのはそのためだ。

2022-08-19 14:13:04
青山正明 @TokyoCozy_bot

新しい分からない事が山の様にある子供にとって日々は刺激に満ちている。だから子供は時間を長いと感じるのである。こうした事は我々大人もたまに経験する。例えば旅行。見知らぬ土地を旅して過ごした一週間は、日常の一週間、あるいはハードだが単調な仕事三昧の一週間よりも、ずっと長く感じられる。

2022-08-19 16:13:03
青山正明 @TokyoCozy_bot

とりあえず、はっきりしていることは、身体の新陳代謝(物質代謝)を活発にし、刺激に満ちた毎日を送るよう心掛けよう、ということ。そうしないと、心理時計(主観的時間)は日々錆びていき、あれよという間に年老いてしまう。

2022-08-19 20:13:05
青山正明 @TokyoCozy_bot

原因ははっきりしないが、私には何かこう、奪われた時間を子供たちが懸命に取り戻そうとしている“無意識”の抵抗のように思えてならない。

2022-08-20 02:12:59
青山正明 @TokyoCozy_bot

人間の実存は、他者との差異があるからこそ機能する。自分は他の誰でもない。自分は自分なのだ。この存立証明であるところの差異は、どこまでが区別として容認され、どこからが差別として否定されなくてはならないのか。

2022-08-20 16:13:02
青山正明 @TokyoCozy_bot

細かく割り出していくとそれこそ際限がないのだけれど、少なくとも外見(人種/美醜)や男女にまつわる差異は、肉体がある限りなくならないのは確か。そうして、差異があれば、必然的に、人はそれを「区別」あるいは「差別」として認識、意識する。肉あれば差別あり、なのである。

2022-08-20 18:13:03
青山正明 @TokyoCozy_bot

(自らの連載コラム『フレッシュ・ペーパー』の)フレッシュを“FLESH”と綴ったのは、結局、人間に肉体がある限り、それを快適に保持し続けなければならないということ。

2022-08-20 20:13:04
青山正明 @TokyoCozy_bot

が、それには、居住空間や食料の確保、刹那的快楽目的のモノや娯楽への飽くなき投資/消費、そのための労働、健康を維持し病を退ける気遣いと努力、煩雑な対人コミュニケーションの維持等々、これまた蓄財と消費の熱病にうなされつつ、人々は生涯悪戦苦闘を強いられる。

2022-08-20 22:13:02