茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2893回「対談における質問者のあり方」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２８９３回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

佐賀新聞の中尾清一郎社長は、とても大切な友人で、ときどき、「対談」をユーチューブで放送している。このところなかったので、いろいろな人から「中尾さんの話が聞きたい」という声があがっていた。昨日、六本木のミッドタウン近辺を歩きながら、いろいろ気になることをお聞きできた。

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中尾さんに限らず、ぼくは、誰かになにかを聞くときは、事前に打ち合わせとかなしに、いきなり始める（笑）。そうすることで、準備したことではなくて素の反応を引き出すことができるのである。

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「対談」と題しているけれども、実際にはぼくは質問の最小限のことしか言っておらず、あとは相手（中尾清一郎さん）にたっぷりと話していただく。ただ、話題のふりかたとか、リアクションなどは、それなりにテーマを理解していなければ無理なので、そこに自分の役割がある。

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ぼくはMITの人工知能研究者であるLex Fridmanのポッドキャストが好きなのだけれども、自分だっていろいろ言いたいこと、言うべきことがあるだろうに、あえてナイーヴな質問をしたりするFridmanの姿勢に好感を持つ。相手に対する最大限のリスペクトのかたちなのだろう。

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以上、連続ツイート２８９３回「対談における質問者のあり方」をテーマに４つのツイートをお届けしました。