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toshi3636_1
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今日のNowVoiceの質問で、未来はどれくらい確定していないのかというのがあったんだけど、激しく確定していないというのが現代科学の見解だと思う。もともとニュートン力学では機械仕掛けの宇宙だったんだけど、アインシュタインの一般相対論が出てきた。
2022-08-30 07:03:03
一般相対論でも、ニュートンの運動方程式に相当する式はある。それで、水星の近日点の移動とか微妙な差が出てきたんだけど、エドワードロレンツが気候変動の研究でパラメータが3つ以上の時にカオスがあることを発見して、おそらく世界観は全く変わった。
2022-08-30 07:04:06
散逸構造の発見でノーベル賞を受けたイリヤ・プリゴジンなどは、そこから一歩進んで、未来が決定論ではない時間論を考えていた。早稲田大学で国際シンポがあった時に私は博士号をとりたてのころだったけれども、プリゴジンに一つ質問できたのはなつかしい思い出だ。
2022-08-30 07:05:06
決定論的カオスの枠内でも未来は全く決まっていないけれども、より激しく、そもそも時間って未来は存在論的にまだない、みたいな立場もあって、プリゴジンはそれに近かったんだと思う。もっともそれをどう扱うかは難しい時間をオペレーターとして扱うとか。
2022-08-30 07:06:14
未来なんて確定していないわけで、にもかかわらず日本には案外単純な運命論者(遺伝子とか、教育とか)のミームが流行っているのは、まさにちいちいぱっぱ小さく前にならえの教育のせいなんだろうと思っている。
2022-08-30 07:07:22