- take_ponpokorin
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そもそもこの物語はミステリーではなくファンタジーだった。つまりは、紗音さんや嘉音さんを「人格的なパーソナリティ」で人物判別をしている世界であるために、見た目は問題にはならない、つまり、そういうファンタジーな世界ですよ、という可能性です。
2022-08-30 17:58:53あるいは、ゲーム盤世界そのものが創作世界であり、上層に本当の現実世界が存在するというパターン。創作世界でファンタジーが発生しても全く問題ありません。ゲーム盤単体ではファンタジーでしょうが、上層を含めてみた場合に限り、ミステリーになる訳です。
2022-08-30 17:59:23このどちらかでしょうが、しかし今の私はミステリーでベアトリーチェさんのゲームに挑んでいます。選択するべきは後者なのでしょう。
2022-08-30 17:59:45こんな事を言い出すのはどうかとも思いますが、そもそも赤字システムというのは、「音声を赤いと認識している」という強烈なファンタジーが前提にあります。このファンタジーをミステリーで思考するには、方法は一つしかないわけです。そう。文章の世界、だと。
2022-08-30 18:00:19結局私も執筆される存在、という事ですか。ゲーム盤上で嘉音さんは存在したのだとしても、もしかすると私の認識外である上層世界の観劇の階層においては、もしかすると存在しない、のかもしれませんね。これは明確に確定不能ですし、観劇の階層の事は分かりません。
2022-08-30 18:00:57しかし、そこの執筆者の思惑が反映されている可能性があります。観劇の階層に嘉音さんは存在しない。だから死体が常に消え、幻想であると示唆される。ルーレットの朱志香ルートも観劇の階層で存在しないため、下層であるゲーム盤世界でも存在しない。
2022-08-30 18:01:14このような根拠が曖昧な推理は私は推理と呼びません。これは妄想と断ぜられるべき思考結果です。仮説としてはありえても、根拠が存在しない限り、これは推理ではありません。しかし……まぁ仮説Aとしてメモしておきますか。ヱリカノートに。
2022-08-30 18:01:41推理とは実は文章を書く作業によって進む事が多いのですよ。人の脳は同時に複数の事を処理できません。なので、思考は文章でまとめ、頭脳は推理のみに使用します。推理と情報のまとめをどっちも脳でやろうとすると、大抵はいい結果が生まれないものです。
2022-08-30 18:02:01まずですね、推理をするときっていうのは、ノートに自分の推理を書き殴るんです。まぁ見やすく整理してある方がいいです。そして、それを眺めながら推理するんです。これを絶対やってください。
2022-08-30 18:03:39何故かというと、脳内で全部やろうとすると、このノートに書いてある情報のまとめを脳がやってしまいますから、推理に割く脳みそがなくなるんですよ。同時に2つのことをやろうとしているわけですから。情報のまとめと、推理は完全に切り分けてください。
2022-08-30 18:04:59今の時代、みなさん直筆で文字を書く機会ってあまりないでしょう。漢字書けなくなってませんか? 読めはしても書けないなんてよくある話です。いいキッカケですから、推理してる時はノートですよ! ノート!!
2022-08-30 18:06:18私いままでずっと忘却の深遠に捨ててあった、乱歩先生の人間椅子みたいなやつに座って推理してたんですよ! もちろん私コンコーンって最初確認しましたけど、中まで調べるわけないじゃないですか!!
2022-08-30 18:10:46えっ、「赤い部屋」が好き?あぁ乱歩先生の短編ですね。法に触れずに人を殺す方法を書いたやつですか。私はですねぇ、鏡地獄が一番すきですよ。丸い球体の内面に鏡をいくつも貼り付けて、中に入って発狂して死ぬっていう、いや、そうじゃなくて!! 誰ですかあなたは!!
2022-08-30 18:13:45観劇の階層からやってきた山羊頭の従者さんだったんですが、彼はこの世界の謎を物語の世界の外からずっと観劇していたというんですよ。それで、どうしても解けない謎があって、それで私に会いに来たっていうんです。
2022-08-30 18:16:23彼が言うには、この世界の謎は4つあります。 ・ベアトリーチェのゲーム盤の謎。 ・ベアトリーチェの動機の謎 ・ベアトリーチェが86年の事件を経てどういう結果を得たのかという謎 ・最後に、この物語が紡がれる理由の謎。
2022-08-30 18:17:43彼はそれがどうしても解けなかったんだそうで、私に代わりに解いてくれないか、とお願いされました。いや、それにしたって登場のしかたおかしいでしょう……
2022-08-30 18:20:01