本格ミステリ談義の続く秋の夜長
「これは本格ミステリじゃない」と云われると、なぜか哀しい気持ちになるのも同じ理由からでしょうか。ジャンルが違うよ、というのは貶し言葉ではないはずなのに。 @junk_land
2011-09-29 23:13:57@mihororo それだけ本格ミステリというジャンルが好きで、大切に思ってるということなのでしょうね。好きな作品を好きなジャンルにカテゴライズしたい、というのは、自然な気持ちですし。ただ、カテゴライズというのは好き嫌いとは別の問題だ、と、これはつねに自分に言い聞かせてます。
2011-09-29 23:22:47本格とはいえないミステリをさして読んでいないのならば、「本格ミステリ」の定義を考えるのは難しいのではないかと思った。「本格」という集合体から一歩引いて外から俯瞰する、という視点を持てないということだろうから。
2011-09-29 23:43:17@junk_land うわあ、離脱してるあいだに、みごとにまとめられてしまいました。そうですそうです、まったく異論ありません。ただ、ぼくとしては、一般読者に背を向けられようが読者を選んでしまおうが、スタンスを変えるつもりは当面ないですけど。
2011-09-29 23:41:22@junk_land むしろ、「経過派」でありながら小説としておもしろくする方法はないものか……そこがぼくの存在意義かな、なんて言うと偉そうでしょうか。偉そうですね(笑)。
2011-09-29 23:43:03見事なお覚悟、しかと伺いました。まじで期待しております。 RT @toru_hikawa: @junk_land むしろ、「経過派」でありながら小説としておもしろくする方法はないものか……そこがぼくの存在意義かな、なんて言うと偉そうでしょうか。偉そうですね(笑)。
2011-09-29 23:47:23あれだなあ……定義でも理想像でもいいけれど、それは「新本格のような新しい潮流がまた来たときに、受容できるものになっているか」は考えないといけないなあ……それまでのリアリズム志向から、大戦間探偵小説のルネッサンスや多様化へ舵をきった、ああいう大きな変化を受け容れられるか。
2011-09-29 23:52:00それは別に「時代の変化を見よ!」というものでもなくて……だいたいそんなもん、五年十年くらい経たないと気づかないものだし……むしろ素朴に「面白がる」ことが大事なんかもしらん。過去の作品を受け継ぎつつ、ちょっとずらしたり、インチキしたりするような……。
2011-09-29 23:55:33脱格系をリアルタイムで読んでいた頃は「まあ面白いけど、本格じゃないよね」くらいに思ってた……けれど、あれらの作品がなかったら『丸太町ルヴォワール』は無かったんじゃないかとも思う。中二病とか、自意識を巡る観念性、物語重視の傾向は、脱格系なしにはありえなかったんじゃないか……。
2011-09-30 00:00:20つまり、ある種の理想像ってのはいつの時代にもあるんだけど、そこでちょっと逸脱を「面白がる」ことを繰り返し、積み重ねてきたことが本格ミステリの豊かさを生んだんじゃないかと思うわけで……だからこそ定義を論じることは大事だし、同時に、それにとらわれてもいけないんだなと……。
2011-09-30 00:03:34本格ミステリ談義の好きな懲りない面々 http://t.co/b6Z1wRCc 最初の1つめでいきなり読むのざせつする
2011-09-29 23:46:19どうも自分としては、読書傾向がかなり偏っているために、「これは本格ではない」と感じる作品を読んだ覚えがほとんどないので、自分なりに「本格」を定義する必要性を感じなかったというのが実際のところだと思う。
2011-09-29 23:47:34いや、でも「本格とはいえない」と断ずるにあたっては「これが本格だ」という何らかの定義を持ってることが前提になるのか。どっちが先なんだ。 RT @K_misa_maguro 本格とはいえないミステリをさして読んでいないのならば、「本格ミステリ」の定義を考えるのは難しいのではないかと
2011-09-29 23:51:22叙述ものが一番好きなわたしは、うーん、自分のなかでは「本格読みから少し外れてるかも」って思ってる。じゃあ本格ってなんなのってことばで説明できるほど数も読んでいないけれど、「フェアかアンフェアか」っていうところに視点を置いている気はする。
2011-09-29 23:54:20本格ミステリの定義は「自分の中でも一応決めておこう」と思っていた時期があって、その時に考えに考えた結果、「論理性と意外性がお互いに支えあっているもの」というフレーズに落ち着いた。
2011-09-29 23:55:40読めば読むほど分からなくなる….@mihororo さんの「本格ミステリ談義の好きな懲りない面々」をお気に入りにしました。 http://t.co/poEbafPt
2011-09-29 23:57:59@kuratan 辻先生が小説に転じられ、若向きのものをもっぱら書かれたのが50代。そしてついに横溝正史の年齢を越えてなお現役作家でいられることを思うと、何とも勇気づけられます。自分にもまだ持ち時間がたっぷリある――というのは、甘いかもしれませんが。
2011-09-29 23:58:14.@ashibetaku 困ったことに、作家も編集者も年を取るのですよ…。1980年代に現役編集者だった人はそろそろ定年の年齢…。まあいろいろな業界が寂れたり荒んだりしてますけどね!
2011-09-30 00:02:56@K_misa_maguro 実は、まとめを読んでみて皆さんの「(本格を含む)ミステリの定義」が気になってるのですが……。
2011-09-29 23:54:09