【続編】「御用学者Wiki」についてのやりとり
- toshihiro36
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御用学者リストWikiの必要性について。@skasuga氏の指摘の通り、このような存在は、本来ないことが望ましい。このリストは、政府や東電とマスコミからの情報が余りにも安全に偏り、次々起こる事象を説明もできないしリスク予防にならないため、不安を抱いた人々によって生まれた。
2011-09-30 14:18:45御用学者リストWikiとは(2) マスコミや原子力ムラ外部の学者などが、当初から政府とムラからの発信に対し強い批判を展開し、国民の不安を代弁してくれて、政府やムラから、より確実で信頼できる情報や対策を引き出せる状況があれば、御用学者Wikiは生まれなかった。
2011-09-30 14:20:41御用学者リストWikiとは(3) 2chに御用学者リストスレができたとき、自分は活動家でもないしブログも持たないが、どこかで同じ思いの人と意見を分かち合いたい、そういった強い思いを持つ人々が集まった。安全だと言う情報はどこまで信用できるのか、各々が調べ、意見を出し合う。
2011-09-30 14:24:22御用学者リストWikiとは(4) なぜ2chでこの現象が起きたのかは私は正直わからない。匿名掲示板の方が、情報が早く多く集まりやすいということはあるだろう。Wikiは2chスレが2、3と進んだあたりで作ったと思う。当初は明らかに工作員と思われるヤクザっぽい脅しの荒しがあった。
2011-09-30 14:35:14御用学者リストWikiとは(5) 現在は、編集人を申請制にしたことと、世論が大きく脱原発/反原発に傾いたせいか、脅迫めいた書き込みは見られなくなった。(このシリーズ散発的に続けます)
2011-09-30 14:42:47春日先生さん(@skasuga)はすごい! やり取りが進むと、意見対立のキモが見えるようになって来る。相手にも(たぶん)、傍からも。こうして相手と合意点を探っていく姿勢を多くの人が持てたら、世界を変えられるのかもしれない、と思う。敬服致しました。
2011-10-01 23:39:22コメントありがとうございます。弁証法ってのはそういうもんなはずなんですが、今回も含めてなかなか理想通りにはいってないですね。最初にずれがあるとむしろ軌道がどんどんずれていくとか、まぁ、いろいろと…。@haz_y
2011-10-02 07:31:20御用学者についてもう一点だけ述べておくとすれば、少なくとも90年代以降、我々は本質的に全員「御用」であるということは自覚しなければ行けない。科学技術基本法下において、たぶん御用という非難を回避しようとすれば税金泥棒と呼ばれるであろう。
2011-10-02 07:32:58で、そういう構造をつくっちゃった政府や国民(少なくとも「有権者」ぐらいは)にもそれなりにその事実の重さは考えていただく機会が、たぶんそう遠くない将来必要になってくるのではないかと思う。というか、それは問われればなんどか言ったり書いたりしている。
2011-10-02 07:34:38で、ひとつの小さな抵抗としては、サイエンスショップという機能は「お金を出す人と研究依頼をする人」を分離するためのシステムなので、この「誰でも御用」の例外を作り出しうる、と考えて社会に問うている、という面は実は非常に大きい。
2011-10-02 07:36:20このへんは(御用という言葉で論じているわけではないが)関心がある方は http://t.co/rM2zr3k9 をよんでいただければと思う。
2011-10-02 07:37:14んで、この観点から見れば @kikumaco さんはサイエンスショップ的活動に(阪大の中では)協力的な方であるというのも申し添えておかなければならないと思う。たぶん、そこが上手く回ってないのはむしろ我々サイエンスショップの運営側の能力不足である。
2011-10-02 07:38:50で、別に誰かを非難したり弁護したりという意図でこれを書いている訳じゃなくて、基本的に「御用」というのは研究者一人の問題ではなく言説の布置のどこに場所を占めるかの問題なのであって、本質的には個別の研究者の研究をどうこういってもしょうがないと思う。
2011-10-02 07:40:40もちろん、その中でも取りにくいポジションはありえて、そこを自分の出世のようなものをあきらめて敢えて取る人は偉大だし、水俣問題や原子力反対運動はそういった人々の努力の上に成り立っていると言うことは強調されなければ行けない。
2011-10-02 07:43:17その上で、大学等の機関のなかに、いかにして政府を含めた外部的な(政治的・経済的)圧力から自由な研究が出来る場所を確保するか、というのは市民も含めて努力しなければいけない課題であるはず。
2011-10-02 07:46:12(例えば純然たる小口寄付のみから成り立つ財団をつくるというのも一つで、これは高木基金という先駆者がすでにあるので、もうちょっと増えるとよい)
2011-10-02 07:46:38その上で、例えば、たぶんジャーナル共同体は構成員を認識論的に保守化させるので、学生のうちからジャーナル共同体の外にでて、分野横断型で物事を見る時間を作る訓練をする、なんてのも重要でこれはある程度大学が頑張らないとどうしょうもないかな。
2011-10-02 07:48:31@skasuga 御用学者というのは、通常、お金をもらっていること、ではなくて、お金のために学問をねじまげて自分に都合の良いことをしている学者を指すのではないかと思いましたが、いかがですか?
2011-10-02 13:53:55御用学者wiki のその点を批判した議論だとお考えください。 RT @nk12: @skasuga たとえば、御用学者wikiというのは、「研究費を国から援助されている学者のwiki」ではないわけですよね?
2011-10-02 14:23:34@skasuga 申し訳ないのですが、批判にはなっていないと思います。御用学者wikiの方は、別に「国から研究費をもらっている」ことを持って、名前をあげているわけではなくて、問題のある発言・行動をする科学者をあげようとされているわけですから。
2011-10-02 14:27:10@skasuga 一般論として「御用学者」といっても利益供与を完全に否定したら、今の科学研究は成り立たないので、利益=御用という構図は無理がある、という主張ではないかと思いますが、別に、利益=御用という人は少ないでしょう。害悪=御用が一般なわけで。
2011-10-02 14:28:33結局、研究に対して「問題がある」というのは事後判断で、もちろん御用学者という言葉は別に学術的なもんである必要は無いと思うのでそれでもいいんですが、今回の事態を反省して次につなげようと思ったらそういう評価に留まっていては拙いだろう、ということです。@nk12
2011-10-02 18:48:23