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秋の夜長のとくべつ読み切り【痛快ファンタジー活劇 ご存知!エルフ三人娘~エルフ三人娘vs発狂頭巾アトミック~人斬り魔獣の恐怖!】

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雀bot@スケブ募集中 @suzumeninja

「……む!」 瞑想(スリープモード)に入っていた吉貝が起動する。近づいてくる気配を感じたのだ。 「(三人、新手の鬼か?)」 吉貝は立ち上がり抜刀の構えを取る。 「(いつでも来るが良い)」 もはや鬼退治に余裕すら感じていた吉貝。だが、目の前に現れたのは、予想外の三人だった。

2022-10-29 23:01:51
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「ぬ!!」 吉貝は目の前に現れた三人を見て驚愕する。明らかに、先程までに切り倒しまくった鬼ではない。だが、明らかに敵だということは分かった。 「その耳、キサマらが、獣頭の人斬りだな!!」 吉貝は、三人の尖った耳を見て、問答無用で切りかる!

2022-10-29 23:04:07
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「■○▲×!!」 獣耳一匹目は、吉貝には理解できない言語を発しながら、竹光で吉貝の刀を受け止める! 「おのれ!竹光とは!武士を愚弄するか!」 吉貝は容赦なく竹光に斬撃を叩き込む!

2022-10-29 23:07:24
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「ええい!なんだコイツは!?」 メンマは謎の剣士の斬撃を受け止めながら困惑する。 「■○▲×!!」 謎の剣士、メンマには理解できない言語を発しながら容赦なく斬撃を叩き込む!

2022-10-29 23:09:40
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「ぬおおお!負けてたまるかあ!」 謎の剣士の斬撃をバンブーブレードで受け続けるメンマ!だが、謎の剣士のレン撃が強く、徐々に押されてしまう! 「くそ!強い……あ!」 終にメンマのバンブーブレードが折れる!

2022-10-29 23:13:32
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「■○▲×!!」 獣耳一匹目は、吉貝には理解できない言語を発しながら、竹光で吉貝の刀を受け止め続ける!しかし、吉貝は連打を止めない! 「■○▲×!!」 獣耳が何かを言ったと同時に、吉貝は獣耳の竹光をへし折った!

2022-10-29 23:15:28
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「■○▲×……」 獣耳一匹目は繊維を喪失したように見える。しかし、まだ獣耳は二匹いる。それらに斬りかかろうとしたその時だ。 「(……ぬう!鬼がまだいたか!)」 吉貝の体内原子炉が鬼の気配を感知! 「ハチが危ない!!」 眼の前の獣耳よりもハチの身を案じ、その場を駆け抜けた!

2022-10-29 23:18:41
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バンブーブレードを折られたメンマは、その力量差に衝撃を受けた。 「アタイの剣が破れるなんて……」 メンマの気が緩む。その一瞬のスキに、謎の剣士は走り出す。 「(まずい!ハカセとポテチが!)」 だが、メンマの心配は杞憂に終わり、謎の剣士は遺跡の外に向かっていった。

2022-10-29 23:21:43
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「ハカセ、ポテチ、すまねえ……」 「気にしないでほしいゆ。地盤が固くてポテチもサポートできなかったゆ」 ポテサラエルフは大地を媒体とする魔法を使うが、特殊な素材で覆われたこの遺跡内では、魔法が使えなかったのだ。

2022-10-29 23:23:35
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「メンマはいつもどおり、がんばったよ」 ハカセもメンマを慰める。クソバカエルフのハカセは魔力の繊細なコントロールが苦手で、狭い室内では味方を巻きこんでしまう。それ故に、手出しができなかったのだ。

2022-10-29 23:25:08
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「とりあえず、街に戻るか……」 「うゆ……」 「そーだね……」 あまりにも想定外の敵。三人はひとまず作戦会議のために街に戻ることにした。

2022-10-29 23:27:03
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「キエエエエエエエエエエ!!」 吉貝の叫声一閃!ハチに襲いかかろうとしていた鬼を真っ二つにぶった切る。 「た、助かりやした!」 「怪我はないか?」 「へえ!逃げ足だけは早いんで!」 ハチは、吉貝の不安を吹き飛ばそうと笑顔を出答える。

2022-10-29 23:30:10
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「それはそうと旦那!峠を登ったら街が見えたんですよ!もう真夜中になっちまいますが、行ってみませんか?」 「おお!でかしたぞハチ!早速向かおうではないか!」 あまりにも想定外の出来事。吉貝とハチはひとまず情報収集のために街に向かうことにした。

2022-10-29 23:32:59
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「……そんなわけで、オーガ以外にもモンスターがいたんだ」 「なんと……」 メンマは、遺跡での出来事を一通り説明した。オーガは死体のみが転がっていたこと。そして、オーガより強い謎の言語を話すモンスターが現れたという事実を。

2022-10-29 23:37:31
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遺跡調査団は一同落胆したが、ふと、一人が何かを思い出した。 「あの、謎の言語を話すモンスターについて、確認したいことがありまして……場所を移動してもよろしいでしょうか?」 「ん?ああ」 「問題ないゆ」 「いいよー」 三人は快諾し、場所を移す。

2022-10-29 23:40:07
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……三人は、ベッドで体を休めている男の元へ案内された。 「もしかしたら、彼の言葉が手がかりになるかもしれません」 遺跡調査員はそう言うと、ベッドの男になにか話すよう訴える。 「■○▲×……」 男はなにか言葉を発するが、誰の聞き覚えもない言葉であった。……ただ一人を除いては。

2022-10-29 23:44:08
雀bot@スケブ募集中 @suzumeninja

「『ココハ……ドコダ……』かな?」 ハカセはそう言うと、更に男と会話を続けた。 「■○▲×?」 「■○▲×!」 「■○▲×」 「■○▲×?」

2022-10-29 23:46:38
雀bot@スケブ募集中 @suzumeninja

「ココハ、ドコダ?」 「そ、そうだ!ここは何処なんだ!」 「ココハ、イセカイ、ダヨ」 「異世界!?」 男は、原子力江戸からこの世界にやってきて久しく会話できる相手が見つかったことが、心底嬉しかった。言葉の内容など、二の次であった(それはそうと異世界という言葉には驚いた)。

2022-10-29 23:50:05
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