@mashcosan モンゴル語はFVS(Free Variation Selector)1~3、MVS(Mongolian Vowel Separator)、ZWJ(Zero Width Joiner)、ZWNJ(Non-Joiner)を使ってます。
2011-10-05 19:47:52@mashcosan すごーく雑に言うと、漢字の場合、多数の細かい違いを区別したいという(分野によって基準の異なる)ニーズが想定されるので、登録制度を設けましょう、みたいなことかな。
2011-10-05 19:53:17裏から言えば、漢字の異体字の細かい話はちょっと手に負えないので、枠組みだけ用意するから、必要だという人がよろしくやってよ、的な?
2011-10-05 19:55:04@moji_memo あたし、IVSって言語や書字関係なく「Unicodeが決めた異体字用のきまり総称」だと思ってたんです5秒前まで…恥。だからなんで記号とかゲーハーはだめなのかと…
2011-10-05 20:01:40@mashcosan IVSでいうIdeographicってのは表意文字一般のことではなくてCJK Unified Ideographのことなのです。IVSがくっつけられるのは統合漢字だけで、CJK Compatibility Ideographにはダメという制約があります。
2011-10-06 04:02:44そもそもIVSがなぜ出来たのか、GSUBの字体切り替えとどう違うか、現在2種類あるIVD (Ideographic Variation Database)、Adobe-Japan1と汎用電子はどう違うかについて @ogwata さんが解説。
@mashcosan Adobe-Japan1-xは、以前からアドビのCIDフォント等に使われてきたグリフセットだけど、そこに収録されているグリフは、全てUnicodeに収録されているわけではない。ここまでOK?
2011-10-05 14:04:39アドビは、以前からこの「Unicodeに入っていないAdobe-Japan1のグリフ」を交換可能にする技術を開発してきた。たとえばOS9時代にあった、Illustrator搭載の「字体切り換え」なんかもその1つ。
2011-10-05 14:07:49それから、佐々木さんご存知のOpenTypeフォントによるGSUBテーブルの異体字機能も同様の流れ。ただし、これ等は全て致命的な欠陥があった。何かというと特定のアプリに依存してしまうこと。これがネックとなって、どれも一長一短。ここまでOK?
2011-10-05 14:10:22そんなわけで、アドビにはアプリに依存しない、できるだけ敷居の低い異体字交換技術を欲していた。そこに出現したのがUTS#37というわけ。以上。質問ある?
2011-10-05 14:12:22@ogwata アプリに依存が欠陥???むしろフォントに依存するのが欠陥なんだと思ったんですが。(情報交換てこと考えると)
2011-10-05 14:15:53@mashcosan OpenTypeフォントのGSUBのことね。うん、たしかにフォントに依存しているけど、それだけでなく、アプリやOSが対応していないとGSUBは入力できない。それだけでなく交換もできない。これがアドビにとっては(じつはAppleも同じなのだが)ネックだったの。
2011-10-05 14:19:35@mashcosan 山本さんが、セミナーで「UnicodeのUniversalって、本来万人が使えるものの筈」といったのは、逆に言えばOpenTypeフォントのGSUBってUniversalなのかな、という意味だと思います。
2011-10-05 14:21:32まあ少なくとも、IVSはプレーンテキストとして使用可能というのが大きな「売り」であり、その目指すものがUniversalであることは確かでしょう。
2011-10-05 14:24:24@mashcosan ええと、IVSはたしかにフォントの対応は前提ではあるが、特定のフォント(例えば小塚明朝Pr6Nとか)には依存してない。ここ大事。依存しているのは「任意のIVDコレクション=標準に対応したフォント」。しかし小塚明朝Pr6NのGSUBは非標準。この違いは大きい。
2011-10-05 14:36:28@ogwata はい、異体字関係が、GSUBはフォントそれぞれに依存、IVSなら共通、それはOK!ただ中身じゃなく「異体字を扱う処理」については、GSUBだろうがIVSだろうがアプリ/OSに実装依存してますよね。
2011-10-05 15:00:10@mashcosan そのとおり。IVSもGBUBも「異体字を扱う処理」としては、アプリ/OSに実装依存している。両者の違いは、GSUBにおける異体字の持ち方には標準が存在しないけれど、IVSのそれは標準化されているということ。だから特定のフォントに依存せず情報交換が可能になる。
2011-10-05 15:06:35