ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙ三題話

Wolfgang･Gottenberg【残余一万八千八百文字】 @C11katao

２次大戦の歩兵だと突撃最終段にあたって敵の陣前で制圧のために射撃するのは軽機関銃くらい 小銃は手動なので期待できない ガーランドは知らん 敵を穴ぼこの上から一方的にどうにかしたいのでそこで敵を圧倒するために射撃する 制圧しきれないと敵が飛び出してきて優位を失いやすい pic.twitter.com/5nqNOnKrfr

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ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙのばあいすべての小銃が連射でその制圧に加わることができる だから突撃に適した銃なのだ pic.twitter.com/WOJOmECNWO

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ここから言えば『全兵士がそれを携行して歩兵銃としての射撃から突撃最後の連射までもこなす銃』こそｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙなのだ だから、M2ｶﾗﾋﾞﾝとかは銃の要素としては近いものであってもｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙ足り得ない 最初にｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙになることが考えられ、なったのはStG44であろう

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銃の分類は機能構造だけでなくその使い方にもあるのでないかと思う昨今

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Qなんでアサルトライフルと言わずにｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙって読んでいるんですか Aアサルトライフルの起源論争に巻き込まれたくないからです

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Qその分類の仕方だとFG42もｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙになるのでわ？ A私はそれでいいと思う

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FG42って戦後西側の銃器に影響を残した気がするんだよね 少なくともあれはｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙめいた役割の銃で、表面的には歩兵銃、軽機関銃、突撃の連射までなんでもこなした これがM14のコンセプトに繋がったりしてない？ 8mmマウザーでできるなら.308でできる、みたいな

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弾倉を脚の代用にして安定性を増すなどの創意工夫 （弾送り不良が出るからやめようね） pic.twitter.com/g3nYGAVUiu

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ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙ話 ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙ以前の歩兵分隊って小銃は1898年式で機関銃は34式なり42式がある これはすごく弾薬を『浪費する』 小銃の有効な射程は概ね400ｍを超えない 機関銃は600ｍ有効である 開けた東部戦線では機関銃はその偉力を以て防御の要となって、いなかった… pic.twitter.com/j1k72EMbAo

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機関銃は過早に射撃を開始しがちであり、敵火に撲滅されるか、あるいは一番火力を発揮すべき『敵が陣前に迫り来た時』には弾薬を射耗し漬物石以下の存在になり果てていた また、そうでなかったとしても、規定を超えて大量に持ち込んだ弾薬はしばしば退却のときにその場に放棄された pic.twitter.com/GNEpThkDvo

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これはほとんど弾薬が無駄になっているといってよい状態であり、独軍の悩みの種であった 資源を圧迫している そのころMP40の後継の役目が与えられていた銃はそのの役目を解かれて、新兵器として何ができるか模索されていた

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その銃で歩兵分隊のほとんどの銃を『機関銃さえも』置き換えてしまう話になった そう、ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙだ ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙであれば分隊の将兵は過早な射撃は『不可能』だ 概ね小銃の有効射程内、400ｍ以下だけで射撃は行われるだろう 機関銃を排しても、単発においても既存の小銃の倍は撃てて pic.twitter.com/2V6PnzcR7g

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濃密な火網を構成するだろう さらに陣前に敵が迫り、さらに火力を発揮すべき瞬間においてはこの銃は連発射撃ができ、激烈な破砕射撃ができるはずである また、兵一人当たりの携行弾数は増すが、短小弾薬なので消費する資源はトータルでより少ない これまでの小銃とは一線を画す新世代の火器だ pic.twitter.com/tM5vyRcma8

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突撃においても同様で、これまで突撃射撃は機関銃のみが実質的な威力であったが、ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙならばすべての兵士が有効にこれを可能とする 攻防一体実際強い新世代火器となった と、まあこれがｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙ概念 pic.twitter.com/T0MvnsMem4

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ｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙがこういう概念であるならば、64式小銃は明確にｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙだと思うし、M14は防御においてはｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙになり切れない銃であると理解している （※この連ツイは64式小銃はｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙであると主張するためだけに書きました）

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Q唐突にディスられるM14の気持ちがわかりますか Aわかりたくないね。やーいｽﾄｰｽｹﾞﾍﾞﾙのなりそこない～

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StG44と代制九九式短小銃 StG44は独軍の革新的な銃であった 悲惨な状況の代名詞といえる我が代制九九式短小銃 しかしこれらは同世代の小銃であり、ある種同じ割り切りがされた銃である それぞれの国のおかれた環境の差異が考え方の違いとなり、違いが生まれる 同世代の小銃というのは重点したい pic.twitter.com/BRRxk8M8gk

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StG44の革新性は以前述べた 小銃の有効射程は400ｍ以内と割り切りそれに特化した弾薬を用いた優れた小銃である 生産性も、砂塵に対する防護もよくかね備えた優れた軍銃である まあそういうもの twitter.com/C11katao/statu… pic.twitter.com/PQoaw0R0d0

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代用制式九九式小銃もまた小銃の有効射程は400ｍ以内と割り切ったがゆえに300ｍの固定された孔照門とし、不要な機能を一切排除して生産を簡易ならしめたのである 必要な機能以外一切を排除した混じりけのない、『戦闘のためだけの銃』 それが代制九九式小銃の本質である 決して他の要素はないのだ pic.twitter.com/uDrS1g5syh

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ドイツの軽機関銃は過早に射撃を開始しがちであり、敵火に撲滅されるか、あるいは一番火力を発揮すべき『敵が陣前に迫り来た時』には弾薬を射耗し漬物石以下の存在になり果てていた 日本の軽機関銃はそもそも戦場が開けておらず至近距離での戦闘が多くそういうことはドイツほど多くなかったし、（続 pic.twitter.com/srNwyGuY5j

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仮に撃ち盡しても、すぐに小銃弾薬を軽機関銃に装填できたためあまり困らなかった 十一年式は言わずもがな、九六式や九九式でも銃側で1人か2人の装弾器をもった兵があって、小銃手から逓送された弾薬をすぐに弾倉に装填できた ここに至れば小銃の価値は低い 最小限の射撃と白兵ができれば事足りる pic.twitter.com/e8dLFjV0nf

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だからその通り、必要最低限度の射撃能力と白兵力のみで構成された純然たる戦闘のための小銃として生み出されたのが代制九九式小銃である 観れば見るほど本当に必要最小限度の小銃と言うものを具現としたものだと感じる pic.twitter.com/2xL90kV24W

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