信州大学とJCFによる避難児童の甲状腺検査と今後必要な検査項目について

福島県内で被災した130人の子どもの甲状腺検査で、甲状腺刺激ホルモンが基準値より高い子が7人、低い子が1人、サイログロブリンという腫瘍マーカーが高い子が2人いた。と報道されました。 福島だけでなく近県に子供を持つ親としては当然心配されるところですが私としては鎌田先生の意見に基本的に賛成ですし自分の息子の採血を考えてはいません。 http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-0113.html ただし、事故当時福島県内やその近隣で長期に過ごした児童についてはフォローアップが必要ですし、サンプル調査にするかどうかは判断があるところですが採血・採尿も検査項目として考える必要がある様に感じます。甲状腺疾患について実績のある野口病院の資料など勉強しましたのでメモをまとめます。
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studying @kotoetomomioto

適切な量の放射性ヨードの量を決められないのは甲状腺の状態によって放射線感受性がかなり異なるからです。一度放射性ヨードを服用し、充分な効果が無い時には4ヶ月ないし6ヶ月待って2回目の治療をします。しかし、この時にはどのくらいの量が適切かという問題にも答えはありません、、

2011-10-05 23:50:22
studying @kotoetomomioto

アメリカでは放射性ヨード療法後の甲状腺機能低下症は「副作用ではなく避けられない当然の結果である」と考えている医師が多いようです、、

2011-10-05 23:51:00
studying @kotoetomomioto

http://t.co/2zx4nwQe野口病院の甲状腺腫瘍以外の病気の頻度(証拠レベルは「ある専門医の知見」という程度ですが):2. 腫瘍以外の甲状腺疾患の頻度 :癌以外の甲状腺疾患の患者がどのくらいいるかということについての詳しい調査や研究は殆どありません。、、

2011-10-05 23:55:16
studying @kotoetomomioto

頻度②:その主な理由は、慢性甲状腺炎という病気の頻度が正確には分からないからです。、、、どこからが病気でどこからが健康なのかということにはっきりした線を引くのが難しいということです。

2011-10-05 23:57:03
studying @kotoetomomioto

頻度③:、、、しかし、無理に非常にかるい慢性甲状腺炎も甲状腺の病気と考えると大ざっぱに言って女性では15人か20人に1人くらいは、慢性甲状腺炎の方がいるのではなかろうかと考えています。バセドウ病は日本人では700人から1000人に1人位と考えられています。

2011-10-05 23:58:06
studying @kotoetomomioto

頻度:女性全体で5~7%とすると、高齢女性が好発と仮定すると、高齢でない女性では2~3%?男性はその半分とすると1~2%?合計すると2%ぐらいではあるけれど、15歳以下となるとまあ1%程度、、、という「専門医の感触」なのかもしれませんが、、。

2011-10-06 00:01:35
studying @kotoetomomioto

甲状腺の件は野口病院の解説を中心に明日togetterにまとめよう、、既に沢山の「専門家」の見解が出回っている様なのでムダかも知れませんが、、w。

2011-10-06 00:11:58
studying @kotoetomomioto

あ〜これは龍に間違いないwww超カッコ良い!(なんだろ?ウツボの子供かな?サカナ君に聞きたいw).@y_y6181 さんの「「龍の子」捕獲か!?」をお気に入りにしました。 http://t.co/MYCutGqN

2011-10-06 08:45:34

で、朝起きると先ず「龍の子が捕獲された?!」という心温まるニュースで、しばらく和んでいると、ジョブズが遂に、、、

studying @kotoetomomioto

スティーブ・ジョブスが死んだ!(NHKニュース速報)

2011-10-06 08:48:10
studying @kotoetomomioto

「スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版」http://t.co/397Hi03G「今、新しいものとはあなた方です。しかし遠からぬうちに次第に古いものになります。ドグマに囚われてはいけません、それは他の人達の思考の結果とともに生きることだからです。」

2011-10-06 09:31:55

しばらく放心状態が続いたんですが、甲状腺の話に戻ると、、

studying @kotoetomomioto

日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)オフィシャルブログ:http://t.co/4lnCEYtk「この夏JCFが行った福島の子どもたちの健康診断の結果についての記事が掲載されましたのでご報告いたします。」とのこと。

2011-10-06 17:09:25
studying @kotoetomomioto

JCF:「調査は原発事故から逃れて茅野市に短期滞在していた子どものうち希望者を対象に7月28日、8月4、18、25日に実施。130人は73家族で生後6カ月~16歳(平均年齢7.2歳)。医師の問診と血液検査、尿検査を受けた。」

2011-10-06 17:10:12
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JCF:「今回の調査で1人が甲状腺ホルモンが基準値を下回り、7人が甲状腺刺激ホルモンが基準値を上回った。甲状腺機能低下症と診断された例はなかった。信大病院の中山佳子小児科外来医局長は「現時点では病気とは言えないが、経過観察の必要があるので再検査を受けるように伝えた」」

2011-10-06 17:11:30
studying @kotoetomomioto

JCF:「ほか2人の男児(3歳と8歳)がサイログロブリンの血中濃度が基準値をやや上回った。サイログロブリンは甲状腺ホルモンの合成に必要なタンパク質。腫瘍が産出したり、甲状腺の炎症で甲状腺組織が破壊されたりすることで血中濃度が高くなる。健康な人の血液中にも微量存在」

2011-10-06 17:14:46
studying @kotoetomomioto

野口病院HPよりhttp://t.co/hC6LoRKX:「(診断にはいろいろと条件があり野口病院HPには極めて丁寧に説明されていますが)、、遊離サイロキシンが低下していて甲状腺刺激ホルモン(TSH)が上昇していれば甲状腺機能低下症です、、」

2011-10-06 17:19:05
studying @kotoetomomioto

同野口病院より:「正常値は、、正規分布をしているときには標準偏差の1.96倍が全体の2.5%になるので、両端の2.5%を除いた値を正常値とします。正規分布でないときには普通は対数変換して正規分布に近い形にして正規分布と同じ様に両端の2.5%を除いて正常値の範囲としています」

2011-10-06 17:22:51
studying @kotoetomomioto

つまり(仮に無理やり統計で考えるとすると)高値に外れるのは130人の2.5%すなわち約3.25人ぐらいな訳ですが、それが今回「高値に7人外れてる」という事。(勿論、野口病院も言うように「一度だけでは上記の理由でただの測定誤差かも知れません」ので経過観察が必要なわけですが、、)

2011-10-06 17:26:22
studying @kotoetomomioto

野口病院HPより再掲ですが:「放射性のヨードを甲状腺に摂取させて甲状腺を内側から放射線照射する治療法。かなり多くのこの治療を受けた患者さんが後に甲状腺機能低下症になり、、」と、いう様に、放射性ヨウ素の吸入があった場合は気になるのは当然で、、

2011-10-06 18:05:37
studying @kotoetomomioto

特に今回はヨウ素剤の配布基準であるhttp://t.co/OstHRltf「大気中の放射性ヨウ素が4,200Bq/m3 の場合24 時間その空気を吸入することによって小児甲状腺の被ばく線量が100mSvと予想され」に匹敵する「500〜1000Bq/m3に1週間」というレベルで、

2011-10-06 18:08:41
studying @kotoetomomioto

現地の大気ダストは、もはやこの辺りのデータhttp://t.co/1Lnw66bnから類推するしかないけれども、いずれにせよ「充分心配されるレベルであった」ことに異論を唱える人はもう殆ど居ないと思います。

2011-10-06 18:11:00
studying @kotoetomomioto

また簡易スクリーニングでも被災地の子供の吸入は確認されており、、のまとめ:福島の子供の甲状腺被曝とヨウ素剤に関する報道を理解するメモ http://t.co/vU9s1NAo

2011-10-06 20:03:55