沖縄県博 学芸員講座「隕石から始まる宇宙の探求」聴講メモ
[イベント]沖縄県立博物館 学芸員講座(地学)「隕石から始まる宇宙の探求」(博物館特別展「宇宙~遙かなるロマンを求めて」関連講座);日時:15日(土)14~16時(13時半開場);講師:仲里健(当館学芸員);場所:博物館講座室;定員:80名,当日先着
2011-10-14 17:32:50講師,仲里さん。地質の専門。地学はアースサイエンス。惑星学も地球科学に含まれる。他の惑星の地質,惑星が存在する空間としての宇宙そのものを抜きには考えられない。
2011-10-15 14:03:43仲里】今日は展示会には表せない,「想い」の部分を紹介したい。写真は各所から借りているので撮影禁止でお願いします。展示会は国立天文台と共催です。
2011-10-15 14:05:35仲里】宇宙はどこから?【会場】100kmから,小学生。【仲里】言うことなくなっちゃった。沖縄本島を縦にすると107kmくらい。東京に行くより近い。ついでに,アムちゃんの紹介。みゅう爺とアムちゃん。ゆうじいあむw
2011-10-15 14:08:28仲里】高度別,オゾン密度,気圧,気温の変化グラフ。対流圏の説明。気圧は上空10kmで10分の1。50kmまでは成層圏,次が中間圏,その上熱圏でオーロラ,流星。熱圏は500kmまで。ここまで大気圏。大気がなくても大気圏。プラズマなどがある。
2011-10-15 14:12:44仲里】しし座流星群(流星雨)の絵。流星は大気との摩擦で溶けて燃える。流星の起源としての彗星。5mm大のチリが秒速20kmくらいで大気に突入する。地表に到達すると隕石。
2011-10-15 14:15:49仲里】石鉄隕石,鉄が入っている。分化している。カンラン石が入っている。鉄の中に岩石が含まれている=一度鉄が溶けた=分化した
2011-10-15 14:20:34仲里】隕鉄,主に鉄とニッケル。金属結晶が見られる。地上では重力のため均一に混合したものはできない。宇宙では均一に混ざって結晶化する。
2011-10-15 14:23:32仲里】沖縄ではまだ,隕石が拾われたことはない。県内は風化も速いので,気付かれないのかもしれない。ぜひ博物館に持ってきて。まだ収蔵品に無いのでw
2011-10-15 14:25:02仲里】極地研の火星隕石標本。実際は火星の岩石が飛来したもの。月隕石の標本。南極の隕石は氷漬けなので新鮮!氷漬けは素晴らしいw
2011-10-15 14:29:45仲里】惑星軌道図,省略。小惑星分布図。火星隕石と月隕石ができるわけ。可能性は小さいが,期間が長いので,結構な数がある。
2011-10-15 14:34:24仲里】最近の惑星事情① ・衛星の発見,火星2木星63土星65天王星27海王星13冥王星3エリス1ハイメア2 ・冥王星の格下げ「準惑星」ケレス,冥王星,エリス,マケマケ,ハイメア
2011-10-15 14:39:36仲里】最近の惑星事情② ・リングの発見…ボイジャー1号1979年。木星型全てにある。なぜあるかは,分かっていない。
2011-10-15 14:45:54仲里】新しい太陽系のモデル ・エッジワースカイパーベルト 短周期彗星の存在 ・オールトの雲 仮想的なもので未確認。彗星の巣。1万~10万天文単位離れている。
2011-10-15 14:49:37仲里】小惑星の形成 ・分化,未分化の隕石の存在。隕石を調べるということは時間を超えていける。イトカワは溶けていないので歪な形。
2011-10-15 15:00:38仲里】地球の内部構造と構成成分。かんらん岩の存在。地球の中心に鉄がある,見たことのある人はいない。でも隕石を調べるとわかる。一番深い穴は11kmほど。
2011-10-15 15:13:31