放射性セシウム摂取の閾値の検討資料としてSAGEプロジェクト

ECで2002年から2005年にかけて行われたSAGEプロジェクト資料のまとめです。 SAGEプロジェクトのHPです http://www.ec-sage.net/ 最終WG報告は↓です。 続きを読む
34
リーフレイン @leaf_parsley

私もです(涙 調べて調べて、半年かかってようやく、、、という感じです。@parasite2006 ベラルーシの許容基準「「こどもで30-50 Bq/kg体重、大人で70-75 Bq/kg体重」を今回初めて知りました。

2011-10-16 14:09:28
nao @parasite2006

@leaf_parsley この許容基準は出典のヤブロコフ論文集の掲載論文がロシア語で書かれた2006年時点までの経験を反映したものですが、(主に1990年代の観察に基づくと見られる)「5 Bq/kgで10%, 10 Bq/kgでこどもの半数に心電図異常」との差はいったい何なんだ

2011-10-16 14:20:28
nao @parasite2006

@leaf_parsley もし後者があたっているとすれば、20-30 Bg/kgを超えれば大半のこどもに心電図異常(といっても程度問題)が出ておかしくないことになり、「こどもで30-50 Bq/kg体重、大人で70-75 Bq/kg体重」は許容基準として成り立たなくなるでしょう

2011-10-16 14:25:05
リーフレイン @leaf_parsley

@parasite2006 この差は、対象となる子ども達が初期被曝を受けた層か否かだと思います。1987年から1991年までの子ども達と、その後の子ども達では、状態が全く違うので、数値を同じにできなかったんじゃあないでしょうか?

2011-10-16 14:25:21
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 逆に言えば、初期被曝かあるいは初期の数万ベクレルに及んだ蓄積による内部被曝を受けてしまった子ども達には、放射線を受けられる許容量があまりなかったのでは? 

2011-10-16 14:26:47
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 幸い、福島の場合は初期被曝量が現在わかっている限りでははるかに少ないです。食品の汚染レベルも低いですから、2006年以降のベラルーシの値で十分だと思いました。

2011-10-16 14:28:22
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 ネステレンコ教授本人も、チェルノブイリ精算人の一人であり、かなりの被曝を受けてしまっていました。ビタペクトはおそらく、ネステレンコ教授本人による実験も加味されていたと想像します。

2011-10-16 14:31:01
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 そもそものバンダジェフスキー論文は、1990年代初頭の子ども達の臨床知見から得られたものですが、彼は初期被曝の影響とセシウム蓄積の影響とを切り分けることができませんでした。

2011-10-16 14:33:54
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 実際、バンダジェフスキー教授が診ていた子ども達は、非常に状態が悪い子ども達だったので、切り分ける意味もなかったと思います。 

2011-10-16 14:35:04
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 そもそも、もしバンダジェフスキー論文と子ども達の健康状況が変わっていなかったら、2006年のベラルーシの基準はもっときついものであるはずなんですよ。ですから、福島の場合でそこまで心配する必要はないような気がしています。

2011-10-16 14:37:06
nao @parasite2006

考えてみればおっしゃる通りですね。RT @leaf_parsley もしバンダジェフスキー論文と子ども達の健康状況が変わっていなかったら、2006年のベラルーシの基準はもっときついものであるはず

2011-10-16 14:44:49
nao @parasite2006

@leaf_parsley バンダジェフスキーが1990年代以降のデータを自前で取って持っているとは経歴から見て非常に考えにくいのに対し(現在リトアニアにいるようです)、ネステレンコの方は21世紀に入ってからもずっとベラルーシ国内で研究と放射線対策活動を継続していましたから(続)

2011-10-16 14:52:21
nao @parasite2006

@leaf_parsley (続き)どちらの情報が現地の現在の状況により近いかとなると、答えは明らかでしょう。(バンダジェフスキーが根も葉もない嘘っぱちを言っているというわけではなく、観察は事実なのでしょうが、彼の時計は1999年半ばで止まっていて、それ以降の情報はおそらくない)

2011-10-16 15:00:12
リーフレイン @leaf_parsley

はい私もそう思います。@parasite2006 観察は事実なのでしょうが、彼の時計は1999年半ばで止まっていて、それ以降の情報はおそらくない

2011-10-16 15:09:29
リーフレイン @leaf_parsley

@parasite2006 アップルペクチンの実験でバンダジェフスキー夫妻が参加した分ですが、ペクチン関連で心血管の症状を見ていたのはあれだけです。夫人の結論は心血管への影響に言及していましたが、実験そのもののデータからは、それほど大きな影響とは見られなかったんです

2011-10-16 15:00:55
リーフレイン @leaf_parsley

@parasite2006 特筆すべきことは、100ベクレル/Kgの蓄積を持つ子ども達が1/3普通にサナトリウム実験に参加していたという点で、つまり彼らは病床にいたわけじゃないんです。あの時点ですでに、心血管とセシウム蓄積の相関関係は崩れていたと感じます。

2011-10-16 15:03:07
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 あの実験に二つの論文が存在していたのはおそらく、両者の結論がねじれてしまったんじゃないかという気がしていました。

2011-10-16 15:06:48
北岡修二:S.KITAOKA @regedry33

@leaf_parsley 「事故当時の被曝量」を知るためにはセシウム137ではなくヨウ素131の拡散状況が重要です。先月の「日本放射化学学界」のレジュメに『福島県及び関東地方東部における福島原発事故の放射能調査』があり清水建設技術研究所・筑波大研究基盤総合センターの名が、検索を

2011-10-16 15:23:22
リーフレイン @leaf_parsley

@regedry33 はい、最大が35ミリシーベルト(等価線量)と思いました。1シーベルトに至っていたチェルノブイリと比較すれば低いんじゃないかと思っています。

2011-10-16 15:25:31
北岡修二:S.KITAOKA @regedry33

@leaf_parsley 仰るとおりです。大切なことはこうした「定量的な比較考察」であり感情的に「F1はチェルノ以上だ!いや以下だ!」と”論争”することではありません。たしか2つほどチェルノで検出されてF1では未検出の核種があったと思います。この問題については明日ツイします。

2011-10-16 15:47:29
nao @parasite2006

@leaf_parsley そうなると2001年6-7月の時点でセシウムの体内蓄積と心血管系の異常(自覚症状、心電図異常)との関係はかなり崩れており、その結果この関係をさらに深く検討する、まして立証する続報は出したくても出せなかったということですね。

2011-10-16 15:52:19
nao @parasite2006

もう1つ、セシウム蓄積量5 Bq/kg未満(使用測定装置の検出限界)と平均38 Bq/kgの2群の間の実験開始前の心電図異常の発生率の差(51%対87%, 図3)が少々小さすぎると思います。本当にセシウムの蓄積が原因なら、蓄積量の差に対応してもっと大きな差がついていていいはず

2011-10-16 15:31:00
リーフレイン @leaf_parsley

同意。@parasite2006 セシウム蓄積量5 Bq/kg未満(使用測定装置の検出限界)と平均38 Bq/kgの2群の間の実験開始前の心電図異常の発生率の差(51%対87%, 図3)が少々小さすぎると思います

2011-10-16 15:32:31
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @parasite2006 あと、自覚症状が好転とあった分なんですが、セシウムの排出期間を考えると、16日の実験では、組織に入ってしまった分の排出はあまり進まないです。ですから好転症状はセシウムが減少したからというより、他の原因と考えるほうが妥当な気が

2011-10-16 15:34:43
nao @parasite2006

@leaf_parsley そうなると2001年6-7月の時点でセシウムの体内蓄積と心血管系の異常(自覚症状、心電図異常)との関係はかなり崩れており、その結果この関係をさらに深く検討する、まして立証する続報は出したくても出せなかったということですね。

2011-10-16 15:52:19