茂木健一郎さん連続ツイート2011年10月18日

「中心と周縁は、いつの時代にもあるけれども、どちらに飛び込むか、それが問題だ」
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茂木健一郎 @kenichiromogi

「連続ツイート」をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています! 今日は、那覇の風を受けて、お送りするんよ。

2011-10-18 06:40:16
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(1)昨日、沖縄の人たちと話していて、もう、日本の「中枢」はダメなんだなあ、大学にしても、役所にしても、メディアにしても、古くさくて、身動きできなくて、ダメなんだなあ、としみじみ思って、その一方で「周縁」はなかなかいいぞと思った。みんな勝手にやっている。

2011-10-18 06:41:35
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(2)それでふと思ったんだけど、「中心」は古くさくて、「周縁」は元気、というのは、どの時代も、洋の東西を問わず真実なのではないか。アメリカに行くと、「ワシントン」というのは悪名だし、公務員のムダ、形式主義に対する文句は、同じように聞こえてくる。

2011-10-18 06:42:42
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(3)つまり、社会というのは、古くて融通の利かない「中心」と、小回りが利いて柔軟な「周縁」というもので常にできていて、その両方のダイナミクスでバランスをとっているものなんだろうね。だから、中心がださい、と文句を言っても、きっと仕方がないんだよ。そういうものなんだから。

2011-10-18 06:44:06
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(4)問題は、エネルギーの配分だと思う。古くて硬い「中心」と、まだ不安定だけど柔軟で面白い「周縁」があった時に、どちらに身を投じようと思うか? 才能があって、意欲のある若者が、どこに行こうとするか。そのエネルギー配分で、社会は動いていくのだと思う。

2011-10-18 06:45:24
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(5)従来の日本の問題は、若者たちが、みなこぞって安定した「中心」のメンバーになろうとしてきたことだろう。東大法学部から霞ヶ関へのルートなど、典型である。そういう「硬い」人たちはもちろんいてもいいが、それは、周縁ががちゃがちゃと元気で、初めて社会のためになる。

2011-10-18 06:46:29
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(6)すべてはバランスの問題で、日本に、もしスタンフォード大学のような学生が在学中からぎらぎらと起業を考えているような組織があったら、日本のガチガな「中心」ももっと生きてくるのだろう。ダメな「中心」がダサイのは、「中心」のせいじゃない。周縁の元気のなさのせいだ。

2011-10-18 06:47:35
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(7)アニメにしても、漫画にしても、コンピュータ・ゲームにしても、日本を元気にしてきた新産業は、すべて「周縁」から生まれてきた。「中心」からバカにされ、見下されても、上等だと跳ね返すそのエネルギーこそが誇りであり、活力であった。それでいいんじゃないか、これからも。

2011-10-18 06:48:39
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(8)大学に行くとき、あるいは大学を出るときに、どんな将来を思い描くか。不確実だから、どうなるかわからないからこそある分野に行く、という若者が増えてくれば、社会のバランスは自然によくなるさ。縮んでいくパイを奪い合っても、そんなの意味はない。

2011-10-18 06:49:51
茂木健一郎 @kenichiromogi

ちど(9)社会のあり方は、それほど変わるわけではない。問題は、個々の人間が、どんな選択をするか。日本がこのままでも、周縁に飛び込む勇気を持つ人がもっと増えてくれば、確実に日はまた昇る。だって、おひさまって、いつも地の果て、周縁から昇ってくるでしょう。

2011-10-18 06:51:03
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、「中心と周縁は、いつの時代にもあるけれども、どちらに飛び込むか、それが問題だ」についての連続ツイートでした。

2011-10-18 06:51:31

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