僕はこの夏~秋にかけて、「少女椿」と「ライチ光クラブ」という、サブカルチャーにとって重要であろう2作品に関わりました。前者は公的に、後者は私的に。前者のことは数々書いてきたので、後者について少し書こうと思います。そんな大袈裟な話でもないのですけど。
2011-10-19 00:45:57たまたま東京に出ていて、廻天百眼「少女椿」の初稽古に出席できた日の帰り、常川さんが百眼の飛鳥さんと毬子ちゃんと雑談されてた時に呼ばれました。何でも「ライチ光クラブ」初演のテープが出てきたが、何分古いものなので劣化する前に電子データ化しておきたいが方法はありますか?と。
2011-10-19 00:49:15たまたま僕が一般のカセットデッキより少し上位の機種を持ってるので「僕に預けてもらえたら一番早いと思います」と伝えると、翌日の「少女椿」顔合わせ会に持って来られ、お預かりして京都に帰りました。
2011-10-19 00:55:23百眼「少女椿」とAsohgi「funnel ep」の作業など控えていたのと、お預かりした「ライチ」テープの尺が長いのとテープの状態確認のため、「ライチ」を早めに作業しておくのが良さそうと思い、一気にデジタル化作業にかかりました。
2011-10-19 01:01:47そのテープは80年代に発売されてた一般的なノーマルテープ。ところが、聴いてみると恐ろしいくらい音質が良い。クリアでハイファイという意味ではなく、音が良い。ステレオ感が尋常じゃないんです。左右どころか前後の空間が、手に取るようにわかる。こんな録音物聴いたことありません。
2011-10-19 01:03:36テープの自分のためのデジタル化はたくさんやってきたのですが、勝手が通用しないと思いました。事実、試しPCに取り込んだものを聴くと美味しい部分が削がれてる。臨場感の圧縮が納得いかない。
2011-10-19 01:08:29方針を変え、ソフトの最高音質で作成。結果、音だけなのにそこらへんのDVD並の容量になりました。いわゆるマスタリングの作業では音を少し大きくする以外は一切触らず、複数の形式にしてメディアを用意。出来た物は、一昨日、お預かりしたテープとともに常川さんにお渡ししました。
2011-10-19 01:11:41先ほど常川さんのツイートをRTしましたが、そこで書かれてる通りです。臨場感はそのまま2本のノーマルテープに閉じ込められてました。 「少女椿」準備中に常川さんより「マスターテープのダビングのダビングくらいのもの」という話をお聞きしました。…マスターの音質を思うと身震いがします。
2011-10-19 01:20:18劇中で使われる楽曲の著作権などの問題があり公には出来ないのが大変勿体無いところなのですが、とてもとても貴重なものを劣化しないうちに保存しお返しすることが出来て良かったと思います。 縁とは不思議なもので、これも百眼と「少女椿」がきっかけになった作業だったんですよね。
2011-10-19 01:23:50最初に書いた通り私的な作業、出来事なので、あくまで個人的な紐付けになりますが、僕にとってはこれも込みで今回の「少女椿」なんです。 「ライチ」には常川さん(ゼラ)も丸尾末広さんも参加されてたわけで。 縁とは不思議なものだなと改めて思いました。
2011-10-19 01:27:31常川さんが大変喜んで下さり、あの臨場感とともにゼラに会われた模様。それで良い。それを以て、「ライチ光クラブ」のデジタル化は完成です。
2011-10-19 01:31:12デジタル化した「ライチ光クラブ 初演」、凄く良い内容と音質だったので、表にされないのは勿体無いなあと思ってます。 いつか何がしかのきっかけで当時の写真などとともに公にすることが出来たら良いなあ。
2011-10-19 01:41:29