アーカイブ:一色靖氏の「放射線による健康被害」の考察

“こちらのまとめ→http://togetter.com/li/113815の補足的な部分もあります。 以前にツイートがあった、放射線によるDNA損傷に関するツイートをまとめました。 ※一色氏はあくまで「公正な情報を発信する事で、受け手の選択肢を増やす」ことを目的にツイートされています。 まとめを読んで下さった方は、自分で情報を判断しましょう。”
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yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:放射線の健康被害はもとをたどると放射線がDNAを切ることで起こります。放射線は地面からも空からも毎日食べている食品からも出ていて頻度の大小はあっても日常的にDNAが切れることは起こっています。放射線以外でもDNAは損傷します。以下その関連@yasushi64

2011-03-20 20:29:59
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:まず、DNAは二重らせんになっていますが、放射線が当たっても両方とも切れる2本鎖切断になることは頻度がずっと少なく、また2本鎖が切れても対応する仕組みを人体は持っています。というかその仕組みを備えてないと人類は今まで存続してないです@yasushi64

2011-03-20 20:30:36
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:放射線が体にあたると、体の中の一部のDNA(浴びたら全部のDNAで起こる訳ではない)の一本鎖が切れる事があります。人体は細胞のDNAに損傷がないか常に確認する仕組みがあって、切れるとそれを直ちに感知し、この切れた部分を切り出します。@yasushi64

2011-03-20 20:31:05
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:一本鎖が切れても、二重らせん構造なので、損傷箇所のペアの塩基配列は残っています。ペア側の塩基配列をもとに一本鎖切断で切れた箇所を正常な配列を修復して元に戻します。@yasushi64

2011-03-20 20:31:25
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:一本鎖切断は放射線だけでなく、色々な原因で起こり、塩基除去修復、ヌクレオチオチド除去修復、不正対合修復など様々な修復機能で元に戻ります。@yasushi64

2011-03-20 20:31:46
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:一本鎖が切断より頻度が小さい、DNAの二本鎖とも切れてしまう場合でも、相同組み替えなど、修復する仕組みがあります。@yasushi64

2011-03-20 20:32:09
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:さらに元々人間の細胞は自動的に死ぬように設計されていることが分かっていて、これが病気を切り抜ける再生機構の一部ですが、DNA修復がどの仕組みでも修復できない時は、これを発動させて、細胞ごと死なせて他に影響しないように食い止めます @yasushi64

2011-03-20 20:32:34
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:自然放射線は常に人体に当たっていて、どうしても一部の細胞では日常的に、これらのようなDNA一本鎖切断、さらには希に二本鎖切断は起こります。これを修復したりプログラム死させて、切り抜けています @yasushi64

2011-03-20 20:33:03
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:本当は自然放射線よりラジカルでDNA切断が起こる方が頻度が高くて、アンチエイジング関連が好きな人は知ってるのでは?例えば活性酸素は生体活動に必要です。しかし一日に細胞10個に1個くらいでこの活性酸素に起因する二本鎖切断が起こると言われています@yasushi64

2011-03-20 20:33:25
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:X線やCT検査は、短時間ですが線量としては多く、これにより自然放射線で起こるより高い頻度でDNAの一本鎖切断や二本鎖切断が起こります。しかし一日あればこれらは全て修復されるか細胞死(そうでなくても生体活動で細胞死は常に起こる)で解決しています @yasushi64

2011-03-20 20:33:59
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:放射線を治療で使う医療もあり、これらは検査よりもトータル被曝量が多い分、DNA損傷はより高い頻度で起こりますが、やはり、人体は、これらを解決しているので無事なんですね。というか病気になるならそれは治療にならない @yasushi64

2011-03-20 20:34:26
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:ここまでの話でお分かりのように、DNA切断は生体活動でいつも起こる事で、放射線被曝でも日常的に起こっています。食べ物からも出てるんですし。この放射線については、トータルの量があがるほど、その頻度が連続的に上がっていくわけです。@yasushi64

2011-03-20 20:34:59
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:ですから危険か安全かという境目というのは、明確に決まりません。DNA切断の頻度が上がっていくと、その人によりだんだん修復や細胞死などの解決作業が追いつかなくなり、生体活動に色々な不具合が出始めることを、危険、とひと口に呼んでいます @yasushi64

2011-03-20 20:35:26
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:この不具合が出だした結果が、身体症状として様々に出てきて、ある確率でDNAが損傷したまま引き継がれる事で起こるものでは、がん、白血病など。何か浴びたら必ずなるように思われがちですが被曝トータル量が上がるほど発生する確率が上がるという事なので注意@yasushi64

2011-03-20 20:36:14
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:トータル被ばく量が増える程確率が上がるのはいま報道されているマイクロシーベルトやその上のミリシーベルトのような話では無く数百~千ミリシーベルトつまり1シーベルトオーダーの時に発生頻度が被ばく量に比例して上がる事が原爆被害者の治療で分かってます@yasushi64

2011-03-20 20:36:48
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:確率で起こるものの他に、トータル被ばく量があるその人のしきいを超えるとDNA切断を解決するために起こす細胞死が多すぎる事が原因で起こる不具合の身体症状は目や皮膚、受精卵が分かっています。@yasushi64

2011-03-20 20:37:16
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:体外から被ばくしても、体内に放射性物質を取り込んで体内で被ばくをしても、このDNA切断と修復がうまく働くかどうかという頻度の問題で、修復自体は人体は日常的にいつも体中でやらなければいけないので仕組みとして多種類の方法を持っています @yasushi64

2011-03-20 20:37:48
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:体内被ばくが体外被ばくより問題視されるのは、除線が体外ですと洗い流したり服ごと取り除いたり物理的に簡単に対処できるのに対し、体内の場合は、放射性物質粒子として体内に入ってくるので、体の代謝と排泄を仲介しなければいけないので手間がかかるからです @yasushi64

2011-03-20 20:38:16
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:あくまで「正しく恐れる」ためにこの関連のツィートを続けています。体内被ばくは取り込んでしまったら体内から出て行かずにずっと放射線を出し続けるからもうダメみたいに一部伝えられていますがそんなことはなく人体は取り込んだものは殆ど外に出せてますよね @yasushi64

2011-03-20 20:39:12
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:エアロゾルはクリーンルームでない限り、日常おびただしい数、空中にあるので、人体はこれをどんどん取り入れています。微量有害成分も食事などを介して入ってきます。これらは避けられないので、人体は様々な方法で外に追い出しています @yasushi64

2011-03-20 20:39:57
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:例えば砒素は有害で排泄もできず体内に溜まり続けると言われていますが、これすらも、体の中では髪の毛に高濃度になる事が分かっています。どうしても出せないので髪に送り込んで、髪の生え替わりの際に体から分離させようとすると考えられています。 @yasushi64

2011-03-20 20:40:28
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:体内被ばくは体外だとすぐに落とせるものがこの追い出すまでに時間がかかり皮膚の外に付く場合よりトータル被ばく量が多くなるために問題になるわけです。それでも人体は修復は常時やっていますので程度と確率の問題で放射線が出てるからすぐ病気とはなりません@yasushi64

2011-03-20 20:41:17
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:原子炉事故で出るものは放射性ヨウ素、セシウムですが付着したエアロゾルや水を取り込んでしまっても放射能の物理的半減期と排出時間を総合した生物的半減期があって前者が一週間、後者が二ヶ月程度。これと入った濃度の掛け合わせで内部被ばく量が変わります @yasushi64

2011-03-20 20:42:07
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:放射線は人類が進化している間にずっと自然放射線量が高かった時期もあるしその時期にも生き延びた人の子孫が我々なのでこの過程で多くの対処法を備えている生体的には学習している外敵です。@yasushi64

2011-03-20 20:43:05
yasushi64x @yasushi64

再)DNA損傷:この対処作業が事故の被ばくで追いつかなくなると危ないので被ばく量を減らして確率を下げるわけです。事故処理をして線量物質の拡散量を減らす、付いたら落とすなどの処置となります。自然放射線年間総量140ミリシーベルトのガラパリでも人は住んでるのです @yasushi64

2011-03-20 20:44:17