3年B組〇〇先生S2 EP4

デューク @Duke_mayutan

3年B組○○先生第2シリーズOP 製作者(@razzomu_saka ) pic.twitter.com/W6NXTLY92Q

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1 ある日の掃除の時間 渡:へいへい！ 保乃:キャー！ 天:それ！ 3年B組の掃除は酷いものだ 男子達はほうきの柄でチャンバラごっこをして、それに乗っかって女子は男子に雑巾をぶつける 朔太郎:いえーい！ 朔太郎がほうきで心昭の頭を叩く

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2 心昭:このやろ！ ゴミの入ったちりとりを朔太郎にかけようとして廊下に出る そしてゴミを廊下にぶちまけたのだが… 梨香:きゃー！ 通りかかった尾関先生にかかってしまった 梨香:麦藁君！ 尾関先生は3Bの教室に入る

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3 梨香:ちゃんと掃除してね 太陽:はーい 遊んでいない生徒もいるが、適当に掃除をしている 梨香:掃除当番でしょ？遊んでないできちんとやりなさい 尾関先生が注意した 仁:なんで俺だけ注意すんのさ 梨香:だって掃除する人が散らかしてちゃなんにもならないでしょ？

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4 仁:あいつらだってサボってんだぜ、やってらんねえな 茜:こら！お前先生に向かってなんて口利くんだ！ またたまたま通りかかった守屋先生に注意される 渡:だってさ… 茜:何がだってだ！

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5 ○○:どうも申し訳ありませんでした… 注意を受けた○○が謝罪する 梨香:いえ、私は別に大丈夫ですし… 理佐:いいえ、近頃3年B組の掃除は投げやりなのが目立ちますね、1度佐々木先生からきっちり指導して頂かないと 冬優花:その通りですよ

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6 梨香:すいません…問題を大きくするつもりはなかったんですけど… ○○:いえ、近頃どうも疎かだなと思ってたんですよね 冬優花:思ったならなぜ指導しないんですか？ ○○:そのことについては1度学年会で提議したくて…

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7 土田:うちのクラスもカッコだけつけてテキトーに終わるまでサボってるやつばかりだ 由依:うちのクラスもやる子が決まっているのが気になってたんです 冬優花:だからなぜ気づいた時に指導しないんですか？ ○○:とにかく注意しますから

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8 美玲:親が忙しいのよ その日の夕食後、机を拭きながら今日のことについて話していた ○○:それは子供を手伝わせないからですよ、こんなに子供が少ない時代に親が目回るほど子供の世話焼いて、その子供が自立して恋人なんか作ったもんなら裏切られたって親が泣くんだから情けない

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9 食器を洗いながら○○が言う 美玲:それはちょっと違うんじゃない？ ○○:違わないの 期待ばっかり大きくて、自分の部屋の掃除を自分ですることを親は何も教えないんだから 美玲:だって親がしないんだもん、教えられないじゃん ○○:その通りですよ

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10 美玲:この間ね、風邪で数日間休んでる子がいて、親が共働きだし心配で様子見に行ったのよ それで部屋のドア開けたら、カーテンは閉めっぱなし、家族4人の布団は敷きっぱなし ○○:4人とも寝込んでたのか？ 美玲:ううんその子だけ、いつもそうなんだって

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11 ○○:は？ 美玲:どうせ布団を敷いたって朝また上げるんだし、その時間が無駄だからって言うのよ ○○:そんなバカな、そんな布団を上げたり下げたりするのは常識でしょ

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12 美玲:私も1人の主婦として、布団を上げたり下げたりするのが無駄だってのはわかるよ でも布団敷きっぱなしで、皿洗うのも面倒だから発泡スチロールの上にご飯載せたんじゃ、子供の情操教育はどうなるのかな？ ○○:そうなったら困りますよ 美玲:でしょ！

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13 その時、ドアが開いて子供達が風呂から出てきた 陽菜:陽世ちゃん上がったよ！ 陽世:はーい！ ひより:涼しい〜 美玲:じゃあ陽世ちゃんは、お姉ちゃん達に着替え手伝ってもらってね 陽世:はーい！ ○○:2人もお姉ちゃんなんだからちゃんと見ろよ 陽菜ひより:はーい！

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14 そしてキッチンに戻り、皿洗いの続きをする 美玲:それにね、包丁やまな板が無い家が本当にあるんだって ○○:ええっ！？本当に？ 美玲:うん、でもその家庭の母親は怠け者かって言ったら、そういう間を惜しんで働いてるのよ ○○:しかし親として根っこが腐ってるな

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15 美玲:私が心配してるのは、そういうのを見て育った子供が、利益でしか物事を見れない子供になってしまうんじゃないかって思うの そりゃ利益が無いと人間は生活できないけど、お金や利益が無いと動かない人間も、それはそれで思いやりが欠けて問題でしょ？ ○○:なるほど…

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16 次の日の掃除の時間、やはり3Bの掃除は酷かった 心昭:いえーい！ 朔太郎:待てよ！ 心昭と朔太郎はほうきでチャンバラごっこをしている ○○は教室に入り、ほうきで掃き掃除をしていた仁を注意する ○○:仁、掃き掃除はテキトーじゃなくてしっかりとゴミを集めて

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17 すると仁は、ゴミの入ったちりとりを持って窓からゴミを投げ捨てた ○○:こら！何すんだお前は！ 保乃:本当にアホなんやから！ ○○:保乃、お前も黒板消し汚いまましてたら汚れ取れないでしょ？ちゃんと黒板消し綺麗にしな

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18 そう言うと保乃はその場で黒板消しを叩いた 辺りにチョークの粉が舞う 天:もう何すんのよ！ そう言って天は黒板消しで保乃の頭を叩く そして… ○○:もういいっ！！掃除やらなくていいお前たちは！ 心昭:やったー！帰ろうぜ！

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19 玲:ねえ！ちゃんとしようよ！ ○○:玲、先生掃除するなって言ってるの、やったら承知しないぞ！ そう言ってほうきを取り上げて、○○は掃除を始める 3Bは黙って見ることしか出来なかった

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20 美玲:本当にやったの？ ○○:まあな その日の夜、お風呂上がりの美玲が持ち帰った仕事をする○○の隣にやってくる 美玲:うわ、馬鹿みたいだよ ○○:何が馬鹿みたいなんだよ 美玲:前に新任の先生に、偏食は一日で治せないって言ったんでしょ ○○:私は一日で治そうと思ってませんよ

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21 美玲:生徒が付け上がるだけよ ○○:付け上がるか付け下がるかは私の力量次第ですよ 美玲:そんなの今の生徒に通用しないわよ、今の生徒は心がツルツルして掴みにくいんだから ○○:お前がそんなこと言うと思わなかったよ 美玲:私はあなたの事が心配なのよ！

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22 ○○:あなたの旦那の仕事はなんですか？教師ですよ！あんたが昨日言った通り今の子供は利益最優先になってるかもしれないけど、俺は生徒を信用するの！生徒を信用するというのは未来を信じるということですよ、未来を信じないものに明日を生きる資格はないのっ！

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23 美玲:呆れた…寝よ そう言って隣の寝室に向かおうとする美玲を○○が止める ○○:ちょっとこの仕事手伝ってよ、明日提出なんだよ 美玲:やーだ ○○:待ちなさいよ 美玲:やーだ そう言って美玲は寝室に入りドアを閉める ○○:いつまでも若くねえぞ！ 美玲:や〜だ〜

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24 次の日の朝、登校中の○○先生にいつものように松田巡査が絡みに行く 里奈:先生！今日はえらく不機嫌ね、夫婦喧嘩でもした？ 松田巡査が笑いながら言う ○○:あんた朝っぱらからうるさいよ 里奈:離婚とかするの？ ○○:余計なこと言うんじゃねえよ