編集部イチオシ

インサイド ジ アーマー 1/350 クレイモア級水雷艇 制作記

第一次大戦時の仏海軍の水雷艇「Obusier」 1/350のレジンキット。 全長は雪風の半分なので、1/700の駆逐艦と同じ大きさです。
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

手摺の取付 元パーツは①~⑤で1本×2(左右用)と⑥~⑨で1本(後部用)。 デッキと合わせる為①~④に分割し、①~③は丸印部で長さ調整。 ハッチ位置の関係で、左舷は隙間の場所を前進させねばならず、左舷のみ⑤をカットし、⑥と⑦の間に短くして挿入。 発射管を後ろ向きにしたので⑧は除去しました。 pic.twitter.com/hu9Z39jMNd

2021-07-15 19:38:53
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甲板関連 折角ヤマパンスキーさん@yamapanskiから教えていただいたので、甲板は船体色に変更。 魚雷格納筒には小さなPEの足。 平らなアクリル板にマステを裏向きに貼った上で組立。(両面テープでは糊が強すぎる為) 艦載艇はご覧の精度。中のPEは全て入らないので、中刳りと塗装で1日掛りの予感です。 pic.twitter.com/gnTg3WYZrA

2021-07-16 18:39:57
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各種部品の取付 ①デリック ②魚雷格納筒 通路を塞いだりハッチを覆ったりと、色々問題はあるものの、せいぜい微細な位置調整しかできませんでした。 ③旗竿 φ0.8 L12の指定ですが、φ0.3 L13で作り、先端にスライスしたφ0.5のプラ棒を載せました。 ④舷梯 長過ぎるので1段カット。(まだ長い) ↓ pic.twitter.com/XPRG1VyrCn

2021-07-17 18:17:36
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ディテールアップ 1 艦首右舷に発射管を避けるように旗竿があるようです。 当然旗や発射管を触るクルーが居ますので、手摺も艦首まで延長しました。 ウインチ左右のデッキについている手摺を生かしつつ、錨鎖との関係が不自然にならないように取り回した結果、いささか複雑な形状となっています。 pic.twitter.com/3sYz54e8Tc

2021-07-19 19:27:41
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ディテールアップ 2 艦尾に立てて固縛されるされる艦載艇が、うまく収まりません。 通風筒に問題があるようなので、高さを下げて厚みも減らします。 またガイドレールをφ0.3の真鍮線から。 目立つので後ろから見た時の揃いに注意しました。 艦尾のフェアリーダーは幅を落とし、なるべく後ろ寄りに。 pic.twitter.com/Rzo6F1ZXLm

2021-07-20 19:32:43
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艦載艇とデリック 艇内は刳り舟のようでPEも入らず、左の艇の外側はナッツ?の状態。 内側はルーターで、外側は溶きパテを重ね塗りしてから、精密やすりとペーパーで慎重に整形。 PEのデリックは高さが足りず、直線部分をφ0.4の真鍮線に置き換え。 そのまま使う場合でも、支柱の切り貼りは必要です。 pic.twitter.com/jmzZAiKFUP

2021-07-21 19:17:09
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左舷艦載艇 本級のデリックは全体が外側に傾く型と、下が固定され上が回転する型に分かれるようで、オブジェは前者です。後者のように支柱が付く三脚式固定ではなく、単脚でデリック内側のポストに支えられていると判断、0.8×0.5のプラ棒で再現しました。 魚雷格納筒も写真により左舷に変更しました。 pic.twitter.com/ooX9UtHC5N

2021-07-22 18:19:06
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右舷艦載艇 構造は左舷と同じ。 左舷ではダビットのPEパーツと真鍮線の接着がぽろぽろと取れて苦労したので、手を抜かず半田付け。 ➡️正解でした。 高さは写真から割り出した結果、PEパーツよりも相当高くなっています。 航走中のジオラマ作品となるため、両舷の艦載艇は内舷に収納状態です。 pic.twitter.com/ewCjJmiHaT

2021-07-23 15:39:50
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艦尾艦載艇 こののように立掛けて装備する訳ですが、これを手摺に持たせるのは不自然と思い、丸印のような金属枠を装着しました。 どれだけ時間が掛かっても、正しい姿を再現するという主義ではありませんが、船を知らない方が見ても”❓”な所は、でっち上げてでも極力無くしたいと思っています。 pic.twitter.com/CNynnU7wuK

2021-07-24 18:08:31
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艦載艇 それぞれの艇に固定用のバンドを装着。 ダビットの滑車のモールドを活かし、ケーブルの取付。 艇内に、オール・樽・箱・ロープ等を搭載。 張り線作業時に一緒に取り付ける索具を除き、艦載艇周りはこれで完成です。 艦上が混み合う前に、甲板が船体よりも暗色になるよう、汚し始めています。 pic.twitter.com/se6CDaaOy8

2021-07-25 16:15:44
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ディテールアップ 3 艦橋前面の配管、側面の舷燈?とその上部の板、背面に立つ吸気筒、ラダーを追加。 他級ではカンテラ型の舷燈もあり、この提灯型が舷燈かは不明ですが、写真に基づき再現しました。 吸気筒はφ0.4の真鍮線、頭部にはφ0.6のパイプを挿すも表現として弱く、更にφ0.8のパイプを追加。 pic.twitter.com/igh4ST7S7f

2021-07-26 19:50:05
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ディテールアップ 4 写真から前後の煙突に蒸気捨て管を再現。 φ0.5のプラ棒に t0.14の帯を短冊にした足をつけたもの。 両舷に塵捨管を一ケ所ずつ追加。 t 0.75の黒プラ板を、写真を見ながら切り抜きました。 投入口は蓋と判断し船体色、吐出口はヤスって素材の黒を出し、船体色で縁取りしました。 pic.twitter.com/aCOwXrdYBc

2021-07-27 19:31:40
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マスト 下はφ0.4、上とヤードはφ0.3、ガフはφ0.2。 ①マスト上下とヤードの組立。背景は手製のハンダ台。 ②交点に細エナメル線。デッキのPEに大きな穴があり、下端はそれを塞ぎしっかり接着する為のプラグ。 ③ランプは突き出たパイプの上に乗せ、庇からも吊られている模様。 ④滑車を取り付け完成。 pic.twitter.com/ZbRF4Rn836

2021-07-28 19:54:41
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

マストを立て、舷側に艦名のイニシャルを入れました。 キットに同型艦13隻分のマスキングシートが入っています。ただし一枚ずつなので、反対舷へは貼り直しが必要です。なのでPやRは避けた方が良いかも。(あーあ、Oにしちゃったよぉ😅) この後更に、面倒なディテールアップを計画中(尻込み中)です。 pic.twitter.com/LyDlhw4oHy

2021-07-29 19:09:09
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ディテールアップ 5 天幕支柱 細くて大変そうでしかも張り線がどっさり増えるのですが、とっても印象的で、時代の古さや雑然さを出す為には重要なアイコンと思い、踏ん切りました。 まずは柱をφ0.2の真鍮線で九対、立てました。 高さを揃える為にゲージを作っています。(白飛びしたので最撮影) pic.twitter.com/VNKEFIAQtv

2021-07-30 19:42:49
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天幕支柱 2 横棒はΦ0.5のプラ棒を使ってΦ0.3の穴を開け、柱を挿して強度と精度を出す予定でしたが、実際にあてがうと写真よりも太く感じたのでΦ0.4に変更しました。 pic.twitter.com/Eqra2O9JFv

2021-07-31 18:17:12
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天幕支柱 3 一旦完成しましたが、写真と比べると高い気がしてやり直し。 6枚の写真で数ヶ所の基準点を測り、比率を出して割り出しましたがうまくいかんもんです。 ゲージに□0.8のプラ棒を貼り(=0.8減高)、柱にあてがいカットして横棒を付け直しました。 pic.twitter.com/otuvayHzVG

2021-08-01 19:04:28
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本クラスのスクリューガードは、キットの中央支柱有りと、無くて2本のワイヤで支える2タイプがあり、本艦は後者です。 支柱をカットし、メタルリギングでワイヤを再現しました。 前者の場合も取付位置は説明図よりも低く、支柱は延長する必要があります。 艦の名板は同型艦の13隻分入っていますが ↓ pic.twitter.com/aAf3y7HlKu

2021-08-02 19:53:02
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なぜか1枚ずつなので説明図の指示と矛盾。 肉眼では読めない大きさなので、反対舷には同じ長さの別艦の名板を使用。 天幕支柱の横棒中央に棒を立て、製作中に外れた旗竿やデリックを再接着して艦の工作は終了です。 この後は汚し塗装→張り線→フィギュア→海面製作と作業を進めて行きます。 pic.twitter.com/BCHSWIU4EO

2021-08-02 19:53:03
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汚し塗装 1 まず水垢や生活汚れなど、無彩色の汚しを行いました。 エナメルの白・黒・灰色をパレット代わりのアクリル板の上に出し、シンナーで薄めて面相筆で描いたり流したりし、乾燥後にシンナーを含ませた筆や綿棒で整えています。 順次汚れを重ねていくので、この段階ではまだ抑制気味です。 pic.twitter.com/WfqPn8OIiC

2021-08-03 19:32:14
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汚し塗装 2 次は茶系統での汚しです。 滲ませて面に表情を付けたり、垂れさせて錆汁の表現をしたりしています。 錆垂れは1色ではなく、滲んだ背景と筋とは色を変えています。色別に進めるルールでは無いので、気が付けば必要に応じて無彩色も追加しています。 pic.twitter.com/wBTLLSq6R5

2021-08-04 20:11:45
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汚し塗装終了 全体のバランスを見つつ白・灰・黒・茶・緑・黄を追加。 船体各部の傷表現。 手摺下のネットに手摺との素材の違いをアピールする為に若干暗い色を挿す。 汚しとタッチアップは完成まで続きます。 毎日似たようなツイートですいません。 どなたかの参考やヒントになれば嬉しいのですが😊 pic.twitter.com/6CPZfvbtEF

2021-08-05 19:20:05
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

張り線 1 まずごまかしの効かない天幕支柱の索から。 使ったのはストレッチリギング。 中央の一本は艦橋と煙突で途切れるので3本。 外側は艦尾から始めて、実物同様横棒の端に巻きつけながらぐるっと一周して艦尾まで、1本のリギングで済ませています。 予想通り大変でした 😅 pic.twitter.com/Rlst0HMRyk

2021-08-06 17:55:16
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

張り線 2 煙突の支索と掲揚索 索については解像度の悪い写真が頼りですが、本当にまちまちなので最後は自分で決めました。 ただし説明書よりは正しいかと😆 ヤードから下がる揚旗索がストレッチリギング、煙突とガフはメタルリギング使用で、楊旗索が繋がる手摺上の金具は私のでっち上げですm(_ _)m pic.twitter.com/IkeumXv1aR

2021-08-07 17:21:47
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

張り線 おわり マスト周り 手持ちの資料では絶対に正解が判らないので、各艦の装備状況を比較して取捨選択をしました。 なので相当個人的解釈が入っています。 見方を変えれば自由度があるとも言え、他の索と干渉させぬよう最後の工程にしました。 作るよりも調べる時間の方が長い工程は辛いです 😑 pic.twitter.com/ouEvy1RdGm

2021-08-08 17:17:23
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