編集部イチオシ

インサイド ジ アーマー 1/350 クレイモア級水雷艇 制作記

第一次大戦時の仏海軍の水雷艇「Obusier」 1/350のレジンキット。 全長は雪風の半分なので、1/700の駆逐艦と同じ大きさです。
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

製作準備 レジン部品をご機嫌クリーナーで洗浄。 茶漉し網は小さくて不満だったので、今回からこし器を使用しています。 船体が小さいのでタップ穴は困難と判断し、船底としっかり繋がっている事を確認した台座に穴を開け、M4の皿ビスで白アクリル板製の作業台と接合しました。 pic.twitter.com/L2PKFZSSZA

2021-06-16 20:04:00
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

ネットで拾った同級25枚の写真から判った事。 1 ネームシップのみ、艦首の舷窓位置が違う。 2 波除は平板の接ぎ合わせではなく、曲げ板である。(修正は船体や甲板まで必要で、手間対効果を考え行わない) 3 主砲周囲の囲みは、キットと違う形状の艦もある。 4 煙突は直立し上端の鉢巻は無い。 pic.twitter.com/vtDKdqLIp9

2021-06-19 17:58:36
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艦橋の組立 艦橋のウイングがキットでは左右対称になっていますが、右ウイングには上のフラットに上がるラダー(47)が付くので、前後の長さが足りません。 床を前に伸ばし、ジャンクパーツの手摺に付け替えました。 pic.twitter.com/XNGw9uKupe

2021-06-20 18:08:03
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そのフラットには、キャンバスの屋根を付ける骨組みがあります。 説明書を二度見し、PEパーツを確認して笑いました。 23番っ! 手摺と一緒にするとか、24と一体にとか出来なかったの?😆 23を使うか真鍮線に置き換えるか、太さや24の形状を確認して決めます。 pic.twitter.com/7MAZwjNiWX

2021-06-20 18:08:04
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艦橋の組立終了。結局PEパーツを使いました。 煙突は基台を含め、新たに作りました。 断面は4×3mmの長円形。 最初は半割にしたφ3棒の間に1mm板を挟む方法を考えましたが、丸棒の加工は切削量が増える程難易度が上がるので、φ3棒を2mmまで削って貼り合せ、へこみは瞬着で埋め、先端をくり抜きました。 pic.twitter.com/ZiHrffKoh2

2021-06-21 19:56:08
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ウインチ 本キットで多分一番大変な部品。 下のマットの1cmの升目で、難易度が高そうなのはお判り頂けるかと。 最大の難所は説明書通りには組めない事。 形の違いなど誰にもバレないので😜、それっぽくなればいいやぐらいの気持ちで進めるのが良いかと思います。 2枚目はこれから作る方へご参考まで。 pic.twitter.com/6Pce0nChJE

2021-06-22 20:01:22
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PE製のデッキには、船体上のボックスを避けるように穴が開いていますが、あちこちが干渉するのでボックスの側壁を削ります。 またデッキの裏側には、あらかじめ前後方向に直線のビームを2本接着しますが、船体上面は曲面なので後部を少し押し下げる必要があります。 そこで剛性を出さぬよう ↓ pic.twitter.com/5hG8v3P7Xj

2021-06-23 19:44:59
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ビームとデッキの接着は前半分だけにし、船体に前半分を接着した後に、後半部を船体と隙間が出来ないよう上から押さえながら、船体/ビーム間とビーム/デッキ間を接着します。 矢印部分は足が長すぎるので、現物合わせでカット。 丸印部分は一旦切り離し、デッキ固定後に高さを合わせて接着しました。 pic.twitter.com/n496QauGt8

2021-06-23 19:45:00
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デッキ装着 最初は手抜きでデッキ全体をタン色に塗ったのですが、もっさりとしたので反省し😅それぞれの枠部分を船体色で塗りました。 見栄えはこちらが上ですが、実物の枠が木だったのか鉄だったのかは不明です。 雰囲気重視マン σ( ̄^ ̄) エッヘン なお艦底色はドキドキの緑です。 pic.twitter.com/FnQLO3wAlE

2021-06-24 19:48:25
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前部デッキの取り付け 目印がないと難しいので、前後の波除けの中央を結んだ線に1.5幅のマステの右か左の端を合わせて貼り、それの隣にもう一本同じマステを貼ります。 それで船体中央に3ミリ幅のテープが貼られた事になるので、それをデッキを貼るガイドにします。 一番長い足は届かないのでカット。 pic.twitter.com/YnEMOaWcXY

2021-06-25 19:43:49
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艦首周り 説明書では最初にボラードを削り落とし、3DP製部品に付け替える指示ですが、ウインチ共々指定取付位置が曖昧なので、回りの部品を先に付けました。 主砲ブルワークの上段も中々の難易度。 足(丸印)を使うと下段の真上に重ねられないので全カット。 錨の架台は錨を仮置きして入念に位置決め。 pic.twitter.com/RubNKgNSq6

2021-06-26 17:18:25
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艦橋と煙突の完成 艦橋にキャンバスを装着。 いつものアルミホイルです。 まだベース色の単色ですが、粘土細工用の球で中の骨組みを浮き上がらせるとこれだけ陰影が付き、まっ平らの時と比べて後の塗装表現が断然楽になります。 実際にはもっとピンと張られてるかもしれないですけど、そこはまあ…😄 pic.twitter.com/IwvqmpIcY7

2021-06-27 17:14:44
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甲板 上は作業前。 中はハッチ類と格子の取り付け。 下は魚雷発射管の囲いと側面の支柱の取り付け。 ハッチの取付一覧図に丸印の1枚が抜けていますが、58番のハッチをつけます。 またPE製の囲いですが、綺麗な円形にするのはなかなか大変なので、塗装済みでしたが曲げる前に焼き鈍しをしてました。 pic.twitter.com/pUeBMzZ9xO

2021-06-28 19:50:07
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後部艦橋(なのか?) キットのままでは上部のフラットに上がれないので、中央にあった扉のモールドは落とし、PE製の扉を左に寄せて貼り、右にモンキーラッタルを接着。 49番を綺麗にこの形にするのは難しく、赤線で分割して先に赤線の右部分を32番に貼りました。 キャンバスの仕上げは艦橋と同様です。 pic.twitter.com/AoXwTuXsch

2021-06-29 19:54:29
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組立 後部煙突前には操舵装置がありますが、舵輪と煙突が触れるほど窮屈なので、舵輪の支柱は細い丸棒に交換しています。 進捗にあわせジオラマベースも進める事にしました。 小さな模型を四角いベースに納めると面白味に欠けるので、同じような大きさの過去作と、形状を統一することにしました。↓ pic.twitter.com/QqELOtsAqV

2021-07-02 18:12:06
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副砲-難敵登場 甲板からの高さ、支柱の長さと角度、全て指示なし。 手前に手摺が来るので、組立図のイメージでは低すぎ。 前部2門は中後部4門よりも足を短くしないと高さが揃いません。奥の支柱は左右より少し短め、 組立順は無視して、艦橋はおろか主砲座すら付ける前に済ませておくべきでした。 pic.twitter.com/Z264Sqhvf6

2021-07-03 17:59:18
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主砲と副砲の取付終了 副砲とその支柱には時間が掛かりました。 いかにも腰高ですが、PEの手摺を当てて干渉しない事と、1/350のフィギュアを横に立たせて違和感の出ない事を確認して、高さ決めました。 だんだん好きなように作りつつあります😀 pic.twitter.com/V3DtZZIsuW

2021-07-07 19:54:59
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魚雷発射管の問題 キットの魚雷発射管には、写真内で指摘したような問題があり、そのままでは使用できませんでした。 有力な資料も持っていないので、ここはよりもっともらしく見える事を優先し、好きなように作ることにしました 😀 pic.twitter.com/XIXKEhrbP7

2021-07-08 19:30:51
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魚雷発射管 完成 モールドとしてどこを残すかと前発射管を後ろ向きにしたのは、メーカーの作例写真に倣いました。 回転軸はバーベット(円筒)の中心に穴を開け、φ1の丸棒を垂直に立て、円筒の縁の高さでカットし、回転軸を切取った発射管パーツを載せています。 pic.twitter.com/UvWfTHVKyQ

2021-07-08 19:31:26
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通風筒 ? 押しなべて同梱のレジン部品の精度は悪いです。 これを修正するなら作った方が早い → 4つ同じ物を作るなら、治具を作った方が早くて綺麗 → 久しぶりの how toです。 φ1.5 L1.8の円筒の作り方。 穴がふたつ開いているのは、φ1.6を開けてみたらゆるゆるだったのでφ1.5を開け直したからです。 pic.twitter.com/uTG6r2z0dj

2021-07-09 19:02:11
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金属や硬質プラスチックの加工では、φXの穴にφXの棒は刺さらないので、穴径はX+α(例えば0.1)を開けるというセオリーがあります。今回は丸棒の精度が低かったみたいです。 ⑦の加工の理由は、取付穴の深さがマチマチだった為です。棒をケチらずに長めにすると、取付時の垂直平行が見やすいです。 pic.twitter.com/T0BcDRSMbQ

2021-07-09 19:02:12
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発射管改修 たった一枚の写真のおかげで 回転軸位置と前部発射管ターレットリングの高さの修正、リング上の旋回車輪再現、リング内の床とモールドの追加 が出来ました。 ついでに後部発射管の向き変更も。 本物っぽさが増して満足してます。 ちなみにリング径は6mm、なので細部は大目にみてくらはい😄 pic.twitter.com/cCcqNg2TSq

2021-07-10 17:37:10
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艦尾の三つの吸気塔? 発射管の旋回時に邪魔なのが疑問でしたが、写真をよく見ると取り外し可能な仮設物のようにも見えたので、左舷の物は取り付け部の甲板の開口にあわせた基台をつくり、高さを減じたキットパーツをその上に。 あとは塗装の調子を変えて、船体とは違う素材感を出しました。 pic.twitter.com/6YH0jasQUK

2021-07-11 17:23:14
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

錨周り 本キットを作られる際、最大の資料はメーカーの作例写真だと思われるので、違う作りにした所を挙げます。 1枚目 錨鎖の取り回し変更。ウインチから波除けの穴を結んだ線の延長上に半分にしたボラード(余剰品)を取付け、錨鎖はそこで折り返す。 錨用のデリックは少し外に開き、錨の真上に。↓ pic.twitter.com/ddtILh6LsL

2021-07-12 19:49:32
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

艦首部完成 昨日は製作の手を止め、ヤマパンスキーさん(@yamapanski)に教えていただいたサイトDelcampeで写真収集。 予め同型各艦の特徴一覧表を作っていたので、キットに似ている4艦を選び個艦名で検索した結果、Obusier に決定しました。 もちろん同艦の完全な再現をする気はありませんが、↓ pic.twitter.com/ugrRWRqNsb

2021-07-13 19:25:55
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