ピットロード 1/350 あきづき 制作記

ピットロード 1/350 あきづき(初代) です。各装備品を徹底的に作り込むと共に、大きく転舵する情景にトライしました。 2020年制作
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

本体は甲板、船体、艦底の3パーツ構成です。 船体と艦底を合わせると大きな隙間が出来、調べると船体の反りが原因でした。 船体中央のリブにニッパーでV字の切込みを入れるも改善せず(乾舷の高さがあだ)、添え木をして接着しました。 その際、船体より艦底の方が若干長いので、艦尾を揃えました。 pic.twitter.com/Erxxag0uJB

2020-09-18 18:20:27
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甲板の加工 錨鎖、波切り板、31番砲後部左右の波除け板、短魚雷と爆雷用装備の位置出し凸モールドを落としました。 各モールドは落とす前に、ピンバイスやカッターを使ってその位置をけがいています。 波切り板は厚みがあり、薄く作り替えると通行帯のデカールの長さが足りなくなるかもしれません。 pic.twitter.com/S2M33p0tDG

2020-09-19 18:25:51
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組立て手順を検討し、まず甲板色を塗ることに。 その準備として31・32番砲の砲座を加工しました。 ブルワーク内側のリブは、抜き勾配の為に裾広がりなので、削って均一の厚みに。また接合部の継ぎ目消しや押し出しピンの跡処理も済ませました。 開口もしたものの、中が判る資料がありません 😅 pic.twitter.com/g7CKpLHX8f

2020-09-20 18:26:31
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甲板、31・32・52番砲座、艦橋床に、ピットロードの甲板グレーを塗装。 乾燥後、甲板に通行帯のデカールを貼るためクリアーを吹きました。 やだなぁこんな細長デカール。 飛行機や車のモデラーさんは凄いと思います。 乾燥中に艦橋トップの部品加工。壁の内側を削って薄くし、形状を修正しました。 pic.twitter.com/D7CZ4MVpHX

2020-09-21 18:35:40
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デカールの事前加工 甲板に通行帯のデカールを貼る際、写真の青矢印部のモールドと干渉する余白(透明部分)は予めカットしておきます。 これをしておかないと、貼る際に大変苦労する事になります。(ました😅) BとCについては、貼りながらハッチと干渉する部分をカットする事になります。 pic.twitter.com/6MxXIIl0HU

2020-09-22 18:28:39
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デカール貼りの手順 52番砲座(赤線)に接する位置 A に通行帯が来ます。 ここがデカールの前後位置の基準にるので、通行帯は後の⑱から順に貼って行く事になります。 各デカールの前端の左右位置は、次に貼るデカールの後端を見て決めます。 作業後はよく乾燥させ、つや消しクリアで保護しました。 pic.twitter.com/bF83e1Xodt

2020-09-22 18:28:40
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艦橋制作 艦橋の窓部が厚すぎてトーチカのようだったので、窓枠と壁を極力薄くしました。 艦橋トップに登るラダーは明らかに短いと感じ、余白部分も利用する事に。 付属のPEセットにジャッキステーが入っていないので、汎用品を使用。 ゴツめの各種モールドは、プラ板や銅/真鍮線に置き換えています。 pic.twitter.com/ptBeF8fO77

2020-09-23 18:32:13
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艦橋完成 ホイップアンテナの基部はキットパーツの厚みを1/3に。詳細が判らないまま裏面には補強リブがあると想像して再現。 あるいはコの字を伏せた形かもしれません。 今回初めてジャッキステーに1/700用を使ってみました。 ピッチは細かくなりますが、高さが低いので満足しています。 pic.twitter.com/cG44dlL3sr

2020-09-24 18:33:53
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Mk.57射撃指揮装置 修正点がよく判らず、同じアングルで撮影して比較。 赤線部でカットして0.5mm高くしました。 するとパラボラも高くなってしまうので、取付穴を開け直して元の高さに接着。 この後φ7.6の操作フラットを追加します。 Mk.63射撃指揮装置は全く別の姿だったので、スクラッチしました。 pic.twitter.com/ElhcwPRDjZ

2020-09-25 18:27:56
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Mk.108 対潜ロケット発射機 ボディが円筒形だったので、肩を削ってお饅頭型にしました。その際無くなったモールドは銅線で再現。 後部も上から見ると角型だったので、極力半円形に。 あとは砲口を大きく深くしたり、写真を見ながら、適宜ディテールを加えました。 pic.twitter.com/F2H4Jrzp3r

2020-09-26 18:36:19
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ヘッジホッグ ふた部分に手を加えてやるだけで、だいぶ印象が変わります。 背面の操作機器類は、蓋のモールド部分を切り出して加工しただけのお手軽改造。 肉眼では写真の6割しか見えないので(当社比)、この程度で十分との判断です。😀 あと資料が無く作り込めない他の装備とのバランスもありますし。 pic.twitter.com/RPREYIVxRT

2020-09-27 18:32:40
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砲塔 シャープなエッジのキットパーツですが、背面の多面体は少々甘かったので、ハッチを作り替える前・天面共々面出しを行いました。 そんな時使用するン十年愛用のペーパー台のご紹介。 これは市販の耐水ペーパーよりも若干短い長さの、10ミリ厚のアクリル板です。(一般的な材料でない点はお許しを) pic.twitter.com/VT2nwceM3W

2020-09-28 18:35:34
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砲塔 2 砲楯のディテールアップが完成しました。 3基に二日掛かりました😅 ジャッキステーですが、51番砲と53番砲では取り回しが違います。恐らく天幕を設置する際、周りの甲板との高さ(傾斜)の関係かと。 51番砲は側面の小判型ハッチが干渉する為、少しアレンジしています。 52番砲には付きません。 pic.twitter.com/6Nwns89Hx9

2020-09-30 18:24:58
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砲塔 3 完成。 砲身は挽き物に替えました。 長良の制作時に専用との事で買ってみたら、どうも砲身+防水布の長さになっているらしく、使えずに泣いた不良在庫を利用できました。 砲身基部の円筒の直径が小さかったので、φ5の丸棒の輪切りに置き換えました。 その結果、砲身の長さも丁度合いました。 pic.twitter.com/I53Y51cIFR

2020-10-01 18:26:12
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3インチ連装速射砲 斜めからの全体写真を何枚見ても、猥雑すぎて正しい形状が判りません。 そこで方針を変え、それっぽい形状の部品をどんどん加え、実物のごちゃごちゃ感を出しました。 工作よりも、加える部品の形・材料・作り方や、取付場所・向きなどを考える方が、はるかに時間をくいました。 pic.twitter.com/njj75iCDYn

2020-10-03 17:43:42
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煙突 あまりに繊細なのとSUS製という事で、買ってはみたもののずっと死蔵していた鎌倉模型工房さんのジャッキステイを、ついに使う事にしました。 いきなり煙突に丸く巻くという高難度加工でしたが、何とかなりました。次はもっと上手くやります。 使用の際は取説をよく読みましょう。 pic.twitter.com/7SHuank7Dj

2020-10-04 18:17:12
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煙突完成 頂部は開口し薄肉加工。 網を付ける前に内部をツヤを消しの黒で塗装。 鉢巻はエナメル線、中程のホイップアンテナ取付部は、PEパーツの帯状の余白をコの字に曲げた物、蒸気捨て管の支柱は0.25×1mmのプラ棒です。 後部煙突前の太いパイプはダボ部を埋めて整形し、後からイモ付けします。 pic.twitter.com/X4qBRbt8LV

2020-10-05 18:23:10
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単純でない形状の部品が複数必要な時や、手持ちやバイス固定では組み立てが難しい時、まず治具を検討します。 今回その両方に当てはまる救命浮器の架台を例にご説明します。 治具作成のメリットは、部品製作の容易さ、部品の均質、時短などが挙げられ、それらは多くの場合治具製作の手間を上回ります。 pic.twitter.com/FqkuIDdpby

2020-10-06 18:22:22
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魚雷発射管 まず囲い壁の厚みを、光が透けるぐらいまで落としました。 その後のディテールアップは数日前の3インチ砲と一緒で、写真を見ながらごちゃごちゃとそれっぽく部品を加えていきます。 各部の長さや比率の違いが、部品を加える事で顕在化しましたが、それに対する修正はしていません。 pic.twitter.com/TuLh3xYioB

2020-10-08 18:30:45
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で 射撃指揮装置の台 こんなちっぽけな部品でも、いろいろ考えてやってるんですよーという例です。 あ、勿論するしないは自由ですよ。 どなたか1mm以下の幅でもゴリゴリ削れて、平滑な切削面が得られる良いツールがあれば教えてください。m(_ _)m pic.twitter.com/rHPKkeM2v5

2020-10-11 18:15:06
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作り物もいよいよ終盤です。 探照灯台は謎の偏芯と謎の突起。 PEの床板と補強リブに付け替え、帯板を曲げて周囲に回しました。 予備魚雷は頭部の箱と尾翼を薄々攻撃。 通風等にはネットを付け、船体には甲板の付け外しに支障がない事を確認して、ボラードとフェアリーダーをつけました。 pic.twitter.com/k3hyx3Nuag

2020-10-12 18:24:12
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船体色塗装の準備 甲板上の艤装品が数多くあり、全部を整形するだけでも結構な手間が。 番号無しでも組めるよう、取説のコマ別にグループ化して貼ってます。 31・32番砲座には多数の補強リブがあり、写真の方法でマスク。 ワニ口で挟めない部品は、内部にランナーやプラ棒で掴む所を作っておきます。 pic.twitter.com/6qmFBZYHD9

2020-10-14 18:27:38
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船体色の塗装 極力一度に済ませようと再確認した結果、昨日の写真と比較しても判るように、見落として下加工や準備の出来ていないパーツが色々と増え、思いの外時間を取られました。 最たるものが艦首のフェアリーダー。 舷側には大きなデカールが来るので、船体は塗装後更にクリアーを吹いています。 pic.twitter.com/0W8q5tA6Mi

2020-10-15 18:29:55
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艦底色の塗装 取説の図を元に喫水線をマスクし、濃いグレーに調色したラッカー塗料を筆塗りし、薄いグレーに調色したエナメル塗料を、スポンジ片を使ってトントンしました。 その際に使うのがパレット替りのアクリル板。 過去にペーパーパレットや菊皿も試しましたが、今はこれに落ち着きました。 pic.twitter.com/Xdfqkltr4j

2020-10-16 18:28:44
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甲板の船体色部分の塗装 中央部分から始めましたが、矢印部にデカールの剥がれが発生した為、細いテープに切り替え。 接着不良でクリアーコートだけでは保護しきれなかった模様。 サークルカッターで簡単に済む所だけマスクし、残りはフリーハンドで塗装。 テープはゆっくり真横に剝がしました。 pic.twitter.com/1YYs50qQB6

2020-10-17 18:38:17
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