・ほとんどのアーチストやエンジニアはこの問題を理解していないが、彼らは再生レベルが小さすぎるときにはすぐに気づく。クライアントにとって、2dB下げると、それはもう小さすぎる。・多くのクライアントは「マスタリングとは音を大きくする処理」だと思っている。
2011-10-26 21:33:00・Itunesでシングル曲販売が主流になった。アルバムコンテクスト無しではシングルはいつも競争に勝つために音圧重視でマスタリングされる。 (アルバムであれば、アルバム中の曲順での流れもあるだろうが、、、)
2011-10-26 21:34:37・ItunesやICloudなどのメディアが「ラウドネスノーマライズ」をデフォルトとしたときに我々はレコーディングに音質を取り戻せるかも知れない。
2011-10-26 21:36:23(解説すると、今は0dBフルスケール、つまりフォーマット上の最大レベルに対し音圧をどこまで近づけられるかがマスタリングの最重視点になってしまっている。これが音圧正規化、つまりピークレベルに関係なく音圧レベルで各曲のレベルが揃えて放送、配信、あるいは再生されるなら
2011-10-26 21:41:06コンプでダイナミックレンジを潰して音圧をピークレベルに近づける行為は意味がなくなる。(どんなに音圧入れても再生時に揃えられるから)そして音楽は自然なダイナミックレンジを取り戻す。と。これがiTunesのSoundCheckなどに期待されてる)
2011-10-26 21:43:36・そして音楽メディアが音圧正規化されるようになった時にサンプル精度のデジタルピークリミッタは必要だろうか?答えは否。なぜなら99.9999%の録音はクレストファクタ(ピーク・平均比)22dB以下だからだ。(欧米の基準レベルはピーク-23or24dBに調整されるので)
2011-10-26 22:00:06・もうひとつの問題。小音量の素材は小音量で聞くのが自然だ。小編成と大編成の音楽を同じ音圧で聞くことを耳は好まない!現代のピーク正規化(普通のCDや配信)では、打楽器(のピーク成分)無しの小編成グループは大編成のものより10-14dBも大きく再生される。
2011-10-26 22:05:35・音圧正規化もこの問題を解決しない。が、かなり改善はする。LP時代にはベートーベンの次にモーツァルトのカルテットを聞くときには6dBボリュームを絞れば良かった。。リトル・フィートの次にディラン聞くときも然り。
2011-10-26 22:09:00・キャロル・キングをメタリカの後にかけると大きすぎるし、モーツァルトもベートーベンより大きく再生される!・(音圧正規化がなされるであろう)2020年には、ロッカーは依然として気に入らないだろうが、今よりはずっとましになる。
2011-10-26 22:10:45(ニコニコ動画も音圧正規化するようになれば、ボカロPのマスタリング手法も変わっていくかもね。日本がマスタリング技術の最先端になる?どうでしょうか? @koizuka )
2011-10-26 22:35:01@meza3 「音圧正規化」って具体的にはどういうことかな。1曲単品動画ならその曲の全体の音量の平均かなにかをとってそれを基準に再生ボリューム補正をする、とかなのかな?
2011-10-26 22:37:32@koizuka そうです。そのための標準規格があります。今だとデジタルフルスケール基準なのでコンプで大きな部分を潰したほうが大きく聞こえるので有利。
2011-10-26 22:39:33@koizuka プレーヤーをコントロール出来るメディアにしか現時点では出来ないですが、ニコ動なら出来るのでは? 音圧の正規化の規格。http://t.co/pj2u7AQy
2011-10-26 22:42:05@koizuka 先日NYで行われた音響屋の集いでのワークショップから思いつきました。この日のログの下のほうから、、http://t.co/SwnMhXZH
2011-10-26 22:44:58@koizuka ボカロ曲などでもピークを叩いて平均音圧を上げすぎる傾向が指摘されてますが、音圧正規化出来れば少しづつ変わるかも。
2011-10-26 22:50:05@koizuka 正規化の原理としては耳の感度にあわせた周波数カーブのフィルタ(Kフィルタ)をかけて、音圧を時間で均すのですが、、一定以下の音量部分は無視します。(そうしないと断続的な音源は小さく評価されすぎる)
2011-10-26 22:52:27再生時における音圧正規化による、音圧至上主義的な状況からの脱却。ダイナミックレンジを犠牲にせず、メディア上では理想的な音質のデータで記録し、音圧正規化して再生する。
2011-10-26 22:56:37@koizuka メディアとして世界に先駆けて出来るのと、これでボカロ音楽の音質が向上する可能性があるところが面白いかと。制作者も変わらないといけないので変化には数年かかります。
2011-10-26 22:59:05@koizuka あるパネラーは(米国のプロの制作する音楽は)音圧正規化により2020年までには好ましいダイナミックレンジを取り戻すだろうと予測しています。もしもボカロ界隈の制作者がこの流れを5年先取りできたら面白いかと。
2011-10-26 23:02:09