20111030 お城下大学 第1回 まちづくりフォーラム 愛媛県松山市

シュロス日銀前で行われた、松山市産業経済部地域経済課の主催によるフォーラムです。木下斉氏による開校記念講演と、パネルディスカッション。
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ほんのこ @shbttsy74

木下氏「収益の3分の1分配ルール。短期には還付金、中期にはまちづくり会社の運営力増強、長期には設備投資や調査研究など。ほかに、有休不動産活用に着手している。他地域でも展開」

2011-10-30 14:27:14
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「出て行くお金をセーブして、集客にお金を使う。入ってくるお金をどう増やすか。新たな資金流入機会=外国人誘致を創造している。累積2500万円以上の独自再投資+自力システム入れ替え投資」

2011-10-30 14:29:30
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「リーズナブルな家賃設定が求められている。家賃断層帯を狙う。実勢価格をベースにする。坪単価でなく、入居した人がいくら払うかが大事。個人事業種系は、絶対賃料の把握が必要。商業系は、売上げ歩合家賃の導入の検討を(携帯電話と同じやり方)」

2011-10-30 14:31:13
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「盛岡の場合。赤字ビルをどうしようか相談を受けた。1階、手前を花屋、奥をワインバーにして、花屋を通らないとバーに行けないようにした。3階、美容室で、個人で独立した美容師を多く入れた。設備投資できる金を借りられないのをサポートしようと。一人は上で自分の店を持った」

2011-10-30 14:33:35
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「北九州の小倉。アーケードはあるがボロい。その裏通りにメルカード三番街。払える可能な家賃から逆算して改装。今までの貸し方を無視した。ちょっとしか払えない人は少ない区域で。払える人は広く」

2011-10-30 14:36:23
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「まちづくりの手段はいっぱいある。あとは、松山で、だれがいつどのくらいの覚悟で進めるかだ。きょうのパネルディスカッションを、松山の再生に向けたひとつのきっかけにしたい」

2011-10-30 14:38:49
ほんのこ @shbttsy74

質問「地域資源と組み合わせた活性化は取り組んでいるのか?」木下氏「あまりない。歴史的なものを利用して、文化性をアピールするのは、鳥取の米子市が面白い。が、あまり短距離走で勝てるというのはない。もっと普遍的にやるべきことはある。観光系はバクチ。世界中で競争している」

2011-10-30 14:42:14
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「地域資源を主軸でやるよりは、プラスαとして。やる価値はあるとは思うが、金食い虫になるので注意して」

2011-10-30 14:43:02
ほんのこ @shbttsy74

14時55分からパネルディスカッション。10分間休憩。

2011-10-30 14:43:30
ほんのこ @shbttsy74

パネルディスカッション、パネリストは、講演した木下斉氏。株式会社まちづくり松山取締役・伊賀上浩氏。松山市産業経済部地域経済課・田中教夫氏。

2011-10-30 14:54:06
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「ここからは、松山では何ができるのかをお話できれば。商店街のなかでもいろいろな課題があると伺っている。まず、松山での取り組みを田中課長のほうから」

2011-10-30 14:58:46
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「最初に現状から。松山市はサービス業、卸売業が圧倒的に多い。しかし右肩下がり。産業別従業者、小売業・飲食店・宿泊業・サービス業が大きな雇用の受け皿になっている。商業統計調査、全国平均と変わらない感じで増減。ただ、年間販売額が、全国平均から200億円取りこぼし」

2011-10-30 15:01:21
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「小売吸引力、県庁所在地はおおむね1を超えるはずだが、松山は1.16。都市間競争から見れば、470億円の取りこぼし。これをどう取り戻すか?①郊外ロードサイド店舗の誘発。②郊外への大型ショッピングセンター誘致。しかしどちらも禁じ手、できない。残るは中心商業集積地振興」

2011-10-30 15:03:20
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「ラフォーレ閉館、エミフル松前オープンなど、厳しい状況にある。大規模SCは自治体が誘致する時代。民民の競争だけとは言えない。松山市広域集客商業活性化戦略。将来目標年間販売額1100億円以上」

2011-10-30 15:06:13
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「街の活性化に欠かせない3人の利害関係者。街の物理的所有は、各土地・建物権利者。資産運用の一環として商業施設等運営。→お客様・来街者にきちっとしたサービスを提供しないと、街は衰退する。その中で行政がどう支援するか。行政と民間がすべきこと、曖昧な部分もある」

2011-10-30 15:08:39
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「費用負担の考え方。消費者に負担させてはいけないものまで負担させると逃げられてしまう。逃げ出す街から、住み、集う街へ。みなさんとこれから対話をして、まちづくりを進めていきたい」

2011-10-30 15:10:09
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「深刻なテーマに直面している街は、松山だけではない。振興組合の解散まで考えるところも。極端な話、そこの人たちの債権を買い上げることまで考えないと再生できなくなる。税金をつぎ込む合理性が、議会で通らなくなる。そこまで追い込まれる。松山はまだいろんな可能性がある」

2011-10-30 15:11:52
ほんのこ @shbttsy74

伊賀上氏「通行量調査。平成9年と19年だと、9年は21万人(8地点の合計)。19年は17万人。今月中旬の調査、1地点だと、日曜日で1万人程度。平日で6~7千人程度。空き店舗、松山の中央商店街は、355~6店ある。空き店舗率は10.2%。1階は8.2%」

2011-10-30 15:15:12
ほんのこ @shbttsy74

伊賀上氏「それぞれの役職の方にがんばってもらい、事業もいくつかやってきた。駐車場事業など。一定の成果は上げている。ただ、それを今後どうするか。最近の女性のグループインタビューを行うと、年齢別で多少違うが、共通しているのは、消費動向、買い物に行くのにしんどいのはイヤだと」

2011-10-30 15:17:13
ほんのこ @shbttsy74

伊賀上氏「特に高年齢だと、買い物だけに行くのはしんどいとか、歩き回るのはイヤだとか。我々が視点を変えないといけないのは、商業地域で買い物するのは90%が女性。しかし実際の経営問題とか、街をどうするかは、男視点の意見だけで進めると、感覚的に違ってくる」

2011-10-30 15:18:47
ほんのこ @shbttsy74

伊賀上氏「店で働く人も、ほとんどは女性。女性の生の声、女性のお客さんの生の声をどう反映するかが重要。商店街に来て買い物をするのに、買い物目的だけで来るのか。そこで楽しければいい。ただほしいものを買うだけに喜びを感じていた時代とは違う。人との会話、休憩でお茶とかが楽しみ」

2011-10-30 15:20:44
ほんのこ @shbttsy74

伊賀上氏「ただ飲めばいいというのでなく、オープンカフェとか、ちょっと楽しい感覚を、商店街全体に取り入れていく。行ってみたい、行ったら楽しいと。商店街は、市民のコミュニティの広場でもある。そういう点でも中心的役割を果たしている。それを考え方の基本において進めていきたい」

2011-10-30 15:22:42
ほんのこ @shbttsy74

木下氏「商店街のリニューアル、耐震補強などの要求事項が多くなっていて、簡易に建て直せない。消費者が求めている店舗をどう持ってくるか。建物の更新とか、松山市としてはどう考えているのか」

2011-10-30 15:24:01
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「現在の状況が、ほかのSCや都市型商業施設に比べてどうだろうか。お客さんは、快適な所を経験すると、そこがスタンダードになる。何かあった時に一番被害が多いのが、中央商店街ではないか。早急に建て替えないといけないが。民間の施設を建て直す時に、制度を利用して」

2011-10-30 15:26:33
ほんのこ @shbttsy74

田中氏「補助金制度もある。それぞれの建物・土地の所有者が、これからどうしたらいいのかという相談をきっちり受けていく。三越などの駐車場の建設も支援させていただいた。みなさんも活用できる」

2011-10-30 15:27:48