来年5月の文学フリマは小さいのを2冊(『KTG01 Neuebau』と『サブカルナヴァル』)。それぞれ小部数という感じになりそう。そういや今回の『KTG03』は初版1刷のみカラー口絵つくけど、電子版だとカラーのノヴェルティって皆無だな。
2011-11-02 15:34:34オ-49 学習院大学表象文化研究会、新刊『KTG03』http://t.co/PaM2MNvb http://t.co/hIbYAKQS 名前だけだと、大学公認サークルっぽいけど、内実は身体表象文化学専攻の院生を中心に、内外の書き手をオルグするゲリラ団体。 #bunfree
2011-11-02 15:39:36というわけで、前日だから今号の内容と書き手紹介を連投的に紹介していこう。しばしの間TLをスクウォッティング。新刊はA5版170頁(初版1刷限定カラー2頁)、ポストカード付で文フリ初売り価格1300円。既刊セット割もやります(03+02で2100円、03+02+01で2500円)。
2011-11-02 15:42:41『KTG03』の『まどマギ』企画の前進的なまとめが残ってるので、『KTG03』を読まれた方/特集内容に興味ある方は参考用にどうぞ。色々と出てきたアイデアでから、論考や対談 残ったもの、残らなかったものが色々と記録されてます。 #bunfree
2011-11-02 17:38:111.鈴木真吾「メンズリブとしてのマゾヒズム」。プレイや特殊性欲ではなく、男の意固地や父権制に依存した「意識」を解体するためのマゾヒズム論。中世の女性上位表象、マゾッホ、沼正三、天野哲夫からコンネルのジェンダー論、国内のメンズリブの議論などを博覧に横断。 #bufree
2011-11-02 15:46:532.水嶋かおりん@kaorinmizushima「鎧を剝いで」。日暮里ビザールクリニックや、各種イベントで活躍する性戯の味方による、男の強がりについてのエッセー。巻頭稿が観念的な一方、こちらはペニスに頼らない快楽を啓発する現場に根ざした肉体論。 #bunfree
2011-11-02 15:50:373.松永英明@kotono8「少子高齢化時代の選択的夫婦別姓議論と見えないジェンダー意識」。「姓」に根ざしたジェンダー意識や、「伝統」として捏造されてきた日本人の「家」意識の問題や、少子高齢化の裏に潜む根源的問題に鋭く迫る。 #bunfree
2011-11-02 15:53:374.よこたたかお「自然科学と視覚芸術〈親和劇場におけるストリンドベリ〉」。『01』で実作に基づくパフォーマンス論、『02』で『放浪息子』の演劇に着目した論考を書いてきた演劇専攻の院生による、劇場論。ストリンドベリの改革論を手がかりに近劇場空間のあり方を扱う。 #bunfree
2011-11-02 15:56:404.伊織@iori8250「三人展Enigmarelle~亡骸への焦燥~」。8月にザロフで行われた、剥製、ガスマスク、球体関節人形制作者による合同展についてのフォトエッセー風のリポート。作家さん提供の展示写真や今後の活動告知も掲載。 #bunfree
2011-11-02 16:01:455.ワラシナカヲリ@kaori9608「『けいおん!』に学ぶべきこと―ーLM業界の今後について」。楽器産業の側からみた『けいおん!』ブーム。ライセンスビジネスや柔軟性に欠けた業界の問題点を鋭く指摘。当日はブースにてギターに関するフリーペーパーの配布もあります。 #bunfree
2011-11-02 16:06:476.Parsely@parselymood。『KTG02』に引き続き今号でも表紙を担当してもらった水彩画家 横田沙夜@yokotasayoさんの個展リポート+作家論。作風の変遷や影響を受けたモチーフを考察。『TH』の最新号にも横田さんの作品が掲載されてます。 #bunfree
2011-11-02 16:09:127.相沢ナナコ@nakotic「再び空を飛ぶために: 対象性文化人類学的『魔女の宅急便』雑感」。中沢新一の議論を基点に、「魔法」、「魔女」、「少女」といったモチーフを論じたエッセー。後に続く『まどか☆マギカ』の導入的な役割を持つのです。 #bunfree
2011-11-02 16:12:058.よこたたかお@yokotatakao「学園ドラマ論――試論」。今号の『まどマギ』特集の提案者による舞台装置、あるいはドラム(drame)としての「学園」に関する試論。巻頭に書いたように、直接的な『まどマギ』論ではなく対談を補完する趣を持った論考。#bunfree
2011-11-02 16:15:069.柏﨑和可子@glasses0glasses「武器から見た魔法少女の変遷と『魔法少女まどか☆マギカ』」。マンガ、腐女子を研究する修士による論考。少女時代の『セーラームーン』体験を切り口に、魔法少女の武器が魔法アイテムから現代兵器に変わることで生じた意味を探る。 #bunfree
2011-11-02 16:17:4810.鈴木真吾「男の削除、女性の男性性、そして少女を語る欲望――ジェンダー眼鏡から観照する『まどか☆マギカ』」。拙論について語ることは、楽屋裏を見せるような気がして云々。前半は『まどマギ』を見るに至った経緯、後半はジェンダー的に見た(タイトル参照)『まどマギ』論。 #bufree
2011-11-02 16:20:3910.鈴木真吾「男の削除、女性の男性性、そして少女を語る欲望――ジェンダー眼鏡から観照する『まどか☆マギカ』」。拙論について語ることは、楽屋裏を見せるような気がして云々。前半は『まどマギ』を見るに至った経緯、後半はジェンダー的に見た(タイトル参照)『まどマギ』論 #bunfree
2011-11-02 16:28:5110の補足。後半は「戦う女性」や「戦闘美少女」をめぐる議論が中心。主な種本はハルバーシュタムの「女性の男性性」を踏襲して『セラムン』や『りりか』を分析した熊田一雄『男らしさという病』。あと「戦闘美少女」について、バトラーを経由の理解でゴニョゴニョ書いた。注に。 #bunfree
2011-11-02 16:30:1211.西貝 怜@possible_world 「『魔法少女まどか☆マギカ』の希望について――タイムトラベルと時間的展望からの試論」。前号で稲井雄人『京大M1物語』について書いてもらった、元理系の文系院生による作品論。タイムトラベルや「希望」を軸に、作品を比較。 #bunfree
2011-11-02 16:26:5112渡辺健一郎「キュウべえ対ベルクソン――純粋合理性批判」。色物的なタイトルとは裏腹に、知覚や感情について、ベルクソンの『創造的進化』における議論と、QBが長々とたれるインキュベーターについての講釈を比較し、「最終回でQBが見せた矛盾」を検証。タイトルがドつぼ。 #bunfree
2011-11-02 16:34:0812対座談会「多角的に〈語る〉『魔法少女まどか☆マギカ』」。学習院大学某館801号室で行われた座談会。参加者は特集稿を書いた鈴木、よこた、西貝、渡辺に、研究会のメンバーでは唯一新作アニメへの造詣の深い倉田大輝を加え、『まどマギ』が人をひきつける理由を考える。 #bunfree
2011-11-02 16:37:42というわけで、『KTG03』にちょっとだけ参加させてもらいました。対談企画で講釈を垂れているくせに、論考を書いていない意志薄弱な輩が僕です(笑)
2011-11-02 17:03:46ちなみに『KTG03』では本名で対談企画に参加しています。なので、論考書いてないのに、対談だけ出ている奴(私です)の意見を見て、「これはおかしい!」と思った方がいましたら、ツイートやDMで罵ってもらえると嬉しい限りです。まあ、取るに足らない発言かもしれませんがw #bunfree
2011-11-02 17:13:57#bunfree とりあえず収録稿は以上13本(多いね)。表紙/裏表紙/挿画は『KTG02』に引き続き横田沙夜@yokotasayoさん。『03』http://t.co/PaM2MNvb 『02』 http://t.co/5ppIY4GD
2011-11-02 16:41:27とりあえず、かなり多岐に渡る分野を網羅してるので、情報量としてはヘヴィではありますが、書誌情報、展覧会情報、素敵スポットの紹介等、色々と役に立つと思うので、とりあえずぜひお手元に。特にジェンダー論を学んでる/興味がある人にお勧めしたい。 #bunfree
2011-11-02 16:45:16