巡洋艦ゴトランドの「初陣」～北部機雷戦1939 併せて海軍少尉の任務と役得

イベ茶だけ提督 @col_W1

また、乗客３階級分にそれぞれサロンがあったんだけど、徴用後1・2等サロンには「映画館」に早変わり。ここにゴトランド映画を撮ったスウェーデン映画工業がフィルムをレンタル（但し代金週100クローネ。現在の日本円で4万500円）してくれ、艦隊将兵の無聊を慰めたんだそうな。

イベ茶だけ提督 @col_W1

なお、DV自体の傭船料（徴用なのにカネ取れるのか！）は一日700クローネ。どっちが高くてどっちが安いのか・・・

イベ茶だけ提督 @col_W1

そういえば、特設砲艦になった税関監視艇、50年ごろまで返還されなかったんだけど、理由が「同じ国の機関で傭船料がかかんなかったから」だった。これもひどい話である

イベ茶だけ提督 @col_W1

この少尉殿、機雷戦教育を受けたようで、4人の将校団では唯一の外様（艦長含めあと3人は連絡船から継続。まあ船でいきなり士官変えたらヤバいわな。他に船医1人も加配され、士官は総勢5人）。徴用直後に配属された。

イベ茶だけ提督 @col_W1

初仕事は、乗組員の宿舎手配。ストックホルムで改修を行ったので、女学校（Lyceum för flickor）を接収、宿舎にするよう指示が出る。 pic.twitter.com/hwPRO1JYJt

拡大

イベ茶だけ提督 @col_W1

そこで女学校に乗り込んだところ、校長の曰く「工場に通う船員さんでしょ？あんたたちタールでべとべとでしょ？いいですけどうちの床は寄木細工が自慢でねぇ、これを汚さないでもらえるザマス？」。しょうがないので防水布を敷くことで妥協してもらった。

イベ茶だけ提督 @col_W1

ところが数日後いざ船が入渠、工事が始まると一党は船に住処を移してしまった。当時、水兵は普通ハンモック。ところが民間船のDVは一般船員すら二段ベッドで「柔らかくて素敵な」（って書いてある）マットレス！ビバ国鉄ビバ福利厚生ｯ！防水布はほぼ出番がなかったのである。

イベ茶だけ提督 @col_W1

徴用船、海軍より施設がいいのめしたき物語でもあったな・・・