@Blue_Demon_ 率直に聞いていいですかね。はっきり言って経済学者も現時点で流動性の罠とデフレの状況をどう脱出するか、すべきか、その結論は「純理論モデル的には」誰も説得的なものを出せないんじゃないですか?
2010-05-14 04:46:11@Blue_Demon_ 更に言えばバーナンキは危機対応において、現代経済学的なモデル解の考え方を、全てではないにしろ投げてませんか?率直に言って私には投げているように見えるのですが。
2010-05-14 04:47:37@kumakiti2ch 「どう脱出する」と言っている時点で、脱出できることを前提に話をしているんじゃないかしら?本当に説得力を持つためには「こんな状況では脱出できないだろ」という前提を置いて、それでも脱出できるということを示すことが大事。
2010-05-14 04:54:22@Blue_Demon_ なるほど。その意味では強引な仮定と批判されても、小野理論はそれなりに成功している、ということになるのでしょうかね?
2010-05-14 04:56:27@Blue_Demon_ バーナンキは不明というところですか。まぁ真相はFRB内部の人間にしかわからないことですね。もしかしたらバーナンキにしかわからないのかもしれない。
2010-05-14 04:58:25一般論。自分の主張を認めてもらいたければ、どこまで相手の主張を求められるかを考えてみてはどうかしら?認められる点が多ければ多いほど、あなたの主張はより一般的に成立する。加えて、自分の主張が根本的にはどういう前提条件に依拠しているかが分かるはず。
2010-05-14 05:17:58もう少し過激なことを言うと、自分が考えている結論をまず否定してみてはどうかしら?(ネット上の)リフレ派も反対派も自分に都合のいい仮定を置き過ぎ。
2010-05-14 05:20:49@Blue_Demon_ そう言われると、悩みますね。そもそも多くのリフレ派・インタゲ派も「それがひどく長期であったとしても」デフレは自律的に回復すると考えているはずですね。
2010-05-14 05:30:15@Blue_Demon_ 逆に反リフレ派は構造要因等による阻害の評価はあっても、「意外とすぐにデフレから脱出可能なのではないか」と考えているのかな、と思いますが。
2010-05-14 05:31:16@kumakiti2ch 私は、EggertssonWoodfordやKrugmanを読んだ時に、彼らでさえ、将来正常な経済に戻るという仮定がなければ金融政策は効果を持つとは言えないんだと思ってがっかりしたけどね。
2010-05-14 05:40:16@kumakiti2ch Eggertsson、Woodford、Krugmanのような研究者はそのような「都合のよい仮定」がどれほど説得力を失わせるか痛いほど知っている。そんな彼らでさえあんなショボイ仮定を捨てられないことは、それがいかにrobustであるかを如実に示している。
2010-05-14 05:45:08@Blue_Demon_ 本当に無限に乖離していく世界は、素人のごく素朴な考えとしてもイメージはしにくい。でも、学術論争においてその仮定は弱点になるんでしょうねぇ。
2010-05-14 05:49:45@kumakiti2ch 一応付け加えておくと、EggertssonWoodfordやKrugmanは金利もしくは貨幣供給量の操作が金融政策という意味では非常に厳しい仮定があるから、逆に「都合のいい仮定」が無ければ金融政策が効かないわけで、「金融政策が効かない」というのが(続く)
2010-05-14 05:50:44RT @tksh_hysh: 議論するときはとりあえず、相手のterminologyとassumptionにしばらく乗っかってやって、そのインプリケーションが全部出るまで待ってやることが大事と思う。まあ、どっちが先にゆずるか、というコーディネーションの問題は確かにあるんだが。
2010-05-14 05:54:11