@kumakiti2ch 一つは「中央銀行はコールレートを通じてしか、より長めもしくは流動性の低い金融商品の金利をコントロールすることはできない」ということ。
2010-05-14 05:58:55@kumakiti2ch もし可能ならば、これらの仮定を保ったままで「金融政策が効く」ということを示すのが説得力という面では望ましいわけで、それが示せるならば、金融緩和に対する説得力を飛躍的に高めることが出来る。
2010-05-14 06:05:31@Blue_Demon_ 間違っているかもしれませんが、今回、日銀の選択した選択式低利融資という政策は、前者の制約を回避する政策と考えて良いですか?
2010-05-14 06:07:17@kumakiti2ch 日銀の意図がどうであるにせよ、先日の「より長めの金利を重視する政策」や今回の政策は時間軸効果を用いることなく前者の制約を「ある程度は」回避する効果はあると思う。
2010-05-14 06:14:20@Blue_Demon_ やはり、ですか。前者の制約を回避しない状態で金融政策を説明する力は弱い、と判断したのだろう、と思ってましたが。ただ、この領域はだいぶ財政政策に近い領域ですよね。そうなってくると必然リフレ派よりも構造派の主張に近づいていく面がある。
2010-05-14 06:18:35@Blue_Demon_ もちろん構造派の主張そのものでもないとは思いますが。スティグリッツも似たような傾向があると思っていて、ただしスティグリッツは事実上、効率性の問題を議論から外しているのかな、という印象がありますね、個人的な感想としては。
2010-05-14 06:22:04@kumakiti2ch 私の印象ではそもそもリフレ派はnormativeな議論に終始していて、その限りでは金融政策と財政政策を区別することはできないし、その範囲では区別する必要もないと思うな。
2010-05-14 06:25:40@kumakiti2ch 金融政策と財政政策を区別するんだとしたら、なぜ金融政策と財政政策を区別しなければいけないのか考えなければいけないと思うな。
2010-05-14 06:27:48@Blue_Demon_ ああ、それは本当にそうですね。むしろその区別に対して厳格であろうとするほどに論争上で不利になる。これ何度も言ったけどその度に叩かれたなぁ。
2010-05-14 06:29:32@kumakiti2ch 私はそこを経済学的に考えることがリフレーションが説得力を持つがどうかの一つのカギになると思うけど。学術論争としてもね。Eggertssonは頑張ってるわよね。
2010-05-14 06:34:27@kumakiti2ch 私はそこを経済学的に考えることがリフレーションが説得力を持つがどうかの一つのカギになると思うけど。学術論争としてもね。Eggertssonは頑張ってるわよね。
2010-05-14 06:34:27@Blue_Demon_ 一般的にリフレ派が金融政策と財政政策を区別するのは、政府は市場より賢く行動することはできない、という前提を置いているせいだと思いますが、実はこの点私はよくわかりません。
2010-05-14 06:34:59@Blue_Demon_ 一般的にリフレ派が金融政策と財政政策を区別するのは、政府は市場より賢く行動することはできない、という前提を置いているせいだと思いますが、実はこの点私はよくわかりません。
2010-05-14 06:34:59@Blue_Demon_ 純粋にデフレ不況からの脱却を中心にしてただそれだけを主張するならば、その前提は果たして必要なのか、という疑問はずっとあります。他の多くの部分でもディフェンスし切れていると言う訳でもないのに、この点は重視してるようでちょっと不思議な気がしますね。
2010-05-14 06:37:56@Blue_Demon_ 純粋にデフレ不況からの脱却を中心にしてただそれだけを主張するならば、その前提は果たして必要なのか、という疑問はずっとあります。他の多くの部分でもディフェンスし切れていると言う訳でもないのに、この点は重視してるようでちょっと不思議な気がしますね。
2010-05-14 06:37:56@Blue_Demon_ 私もまったく思いません。真に市場に歪みを起こさないのならば、それはきっと有益な効果も齎さないでしょう。より少ないほうを、ということだと解釈しても、真に金融政策のほうが歪みが量的に少ないのか、それは私にはわかりませんが。
2010-05-14 06:42:35