第7回病院可視化ネットワーク研究会〜実況中継〜
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「人口増加と都市の拡散」→「人口減少と高齢化」へ。65歳以上人口比率21% 2005年。2025年は30%、2050年は50%が65歳以上。医療も高齢者向けに変換しなければ。/「高成長」から「低成長」へ:財政制約の強まり(行政サービスの”無駄”が許されなくなる)
2011-11-06 13:16:35事例:福島県郡山駅前にマンション一体型総合病院(寿泉堂総合病院と郡山市 市街地再開発事業)。旧病院(305床)、1962~72年にかけて建設し、老朽化・狭隘化が進む。新病院の上層部が分譲マンション(福島県内郊外から転居した高齢者が中心に入居)。百貨店に隣接、鉄道沿線域からの通院。
2011-11-06 13:27:17事例紹介:県立病院と私立病院が統合し地域の中核病院へ 山形県×酒田市:病院の経営統合と機能再編。 旧県立日本海病院(528床:1993年開設)と旧酒田病院(400床1969年開設)。日本海病院は施設整備に伴う負債累積・経営悪化していた。しかも地域に3次救急がなかった。
2011-11-06 13:33:47酒田市にとっては酒田病院は経営黒字だが、老朽化・建替え資金難。地域全体では病床過剰。そこで3次救急機能をもつ758床の病院機能(急性期640床)に再編、庄内の中核病院を目指すこととなった。
2011-11-06 13:34:34まとめ ①救急機能・立地の集約化を図る:市街地に用地を確保、跡地の利用(撤退戦略)もかんがえる ②人(医療スタッフも患者も)が集まる仕組みを作る ③集約の難しい地域と連携するための情報インフラ ④病院・地域の危機感が必要 10-15年先の地域を考える必要がある。
2011-11-06 13:59:36次は「医療・介護分野を『成長産業』と捉えるときの用件整理」山田謙次氏(野村総合研究所総合コンサルティング部ヘルスケアコンサルティンググループ)。税・保険料で支える衣料・介護産業が日本の経済成長を「リードする」産業となるための条件・課題は何か?
2011-11-06 14:04:50医療・介護産業の日本経済での位置づけ(付加価値、所得、雇用などの指標) 規模:国内生産額50兆円、粗付加価値額30兆円、日本経済の5-6% 成長性:あり(5年間で14%) すでに十分大きく、日本の基幹産業・成長産業と見てよい(自動車産業は10兆円)
2011-11-06 14:11:24医療・介護産業の雇用は630万人(全産業の1割)、2001年~09年の間で180万人増加(製造業は110万人減少)この間雇用が増加した産業は運輸、飲食・宿泊、不動産などサービス産業のみであり、日本の低成長時代で失業率の伸びを抑制する役目を果たしている。
2011-11-06 14:14:53「自治体病院を科学する」小走朋弘氏(株)経営共創基盤マネージャー 首都圏にある市民病院で医師、看護師、子メディカル、事務職を対象に行った「業務実態調査」で得た知見を紹介。どうすれば病院全体の生産性が向上できるかを提案。#iryo #IM2011
2011-11-06 15:11:54■自治体病院を科学する 小走朋弘(株)経営共創基盤マネージャー 首都圏のある市民病院(403床)で医師、看護師、コメディカル、事務職員を対象に行った「業務実態調査」で得た知見を紹介するとともに、どうすれば病院全体の生産性が向上できるかを提案する。#iryo #IM2011
2011-11-06 15:15:25最後のセッション「ICTは医師不足の解決策になるのか」大井川和彦氏(シスコシステム合同会社専務執行役員:パブリックセクター担当) 医師不足が喫緊のテーマとなっているが、ICTは即戦力となりうるか?#iryo #IM2011
2011-11-06 16:11:44元経産省OBの方、MSを経て、シスコシステムズへ>大井川氏。バランスドスコアカードを活用した病院運営の改善に取り組んだこともある。シスコシステムズの日本法人はH4年設立。インターネットのネットワークを使うビデオ会議、クラウドサービスの提供などを行っている。
2011-11-06 16:15:45ITを通じて医療・健康・福祉分野へのシスコシステムズの取り組みの一端を紹介する。医療現場でのスマートフォンの活用のようにネットワークを使った情報共有、仮想化などが進んでいる。あくまでツールなので、管理・事務システムによる効率化が、今では業務システムでコスト削減、自動化を行ってきた
2011-11-06 16:19:28今後はヒューマンシステムで、リアルタイムな情報共有(患者のデータ監視)などでさらに医療の質を高めるやり方をめざす。遠隔医療、レセプトのオンライン、Sisco Medical-Grade Networkによって、データの大容量化・広帯域化に応え安定稼動、効率化。実例として福岡大学
2011-11-06 16:21:41無線LANによってインターネット接続と院内情報共システムに(HIS)端末に役立てている医療専用PDAから汎用PCなどが使えるように。人・モノのマネジメントにも役立てることが可能になっている(ICタグなど)
2011-11-06 16:25:17ナースコールなども従来のPHSから無線IP内線端末に変更することで情報アクセスも可能になる。また北海道大学保険科学研究院を中核にツルハドラッグの調剤薬局を結んで、遠隔健康相談を行ったりしている、また今後、画像の遠隔診断も行うことにもインフラとして提供。
2011-11-06 16:31:29さらに画像診断をつかって、遠隔で皮膚科の画像診断も可能ではないかと検証中。さらに緊急被爆医療支援チームへWebEXを提供し、症例のカンファレンスなどで医師や医療従事者間での電話会議、ビデオ会議、さらにセカンドオピニオンや相談に活用。
2011-11-06 16:33:49将来はクラウドと仮想化で福井大学付属病院でCITRIXを活用した仮想デスクトップの事例(データを端末におかない)、画像イメージを伝搬するため、ネットワークの大容量化もしくはQoSが不可欠。セキュリティの面でもネットワークの段階で監視も含めて対策が必要。
2011-11-06 16:35:55本日は終了。まぁ、さまざまな取り組みがあって面白かった。問題は政策につながっていくためには国民にとって理解されやすいような仕組みが必要でしょうね~。最後は川渕先生からドラッグストアのポイントシステムなどが可能なら、調剤基本料下げたらいいとやや辛口。
2011-11-06 16:41:14