放射能技術手引き Cs134/137の比の統計処理

放射能を扱う際の統計処理に関するお話(ご苦労さまです)
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

限られた公開データに基づいて私が計算した結果(http://t.co/V8ds5Xe8 ) に基づくと、実測されたCs134/Cs137放射能比から破損燃料の燃焼度は約15~20[GWd/t]と推定される→http://t.co/4CnLgun7

2011-11-01 00:03:38
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

Cs134/Cs137放射能比の実測値から推定された燃焼度が、各号機の炉心平均燃焼度よりも低い理由は、炉心に装荷された全ての燃料が均等に破損したのではなく、崩壊熱が高い、すなわち運転時に出力が高かった燃料ほどより破損した為だと私は推測している

2011-11-01 00:07:35
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

食品に対するCsの暫定基準値の算出根拠で想定されたSr89、Sr90、Cs134、Cs137の放射能比の初期値は0.28732:0.04555:0.54455:0.45545なので、最初の1年間における実効線量に寄与する割合は成人の場合0.9%、7.6%、53.3%、38.2%。

2011-11-01 20:27:55
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

暫定基準値の算出根拠で想定された放出される核種の放射能比は、今回の事故で放出された核種の放射能比とは異なるので、次に設定される基準値はこれまでに観測されたデータが反映されたものになるのだろうか。Sr90/Cs137の比を考慮すると、カテゴリー分けは変えた方が良いかもしれない。

2011-11-01 21:07:09
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

放射性Cs中のCs134,137の放射能比を、仮に1:1とすると、1日当たり排出される尿中にCs134,137がそれぞれ28[Bq/日]ずつ含まれることになる

2011-11-05 16:25:57
Haruhiko Okumura @h_okumura

今日図書館で借りてきて外れでなかった本:Taylor『計測における誤差解析入門』,吉澤康和『新しい誤差論』,津田敏秀『医学と仮説』

2011-11-06 21:10:52
Haruhiko Okumura @h_okumura

Taylorのは良い教科書だが私には基本的すぎた。吉澤の本はおもしろい例が多かったので自炊するためアマゾンで中古を注文。津田の本 http://t.co/0aRQGsgl は軽く読めるが重い内容

2011-11-06 21:22:50
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

新しい誤差論は本当に勉強になる。個人的には「第7章 間接測定」。2つの測定値Xi,Yi (i=1~n)に対して、Y/Xの平均値を(1)割り算してから平均を取るべきか、(2)平均を取ってから割り算すべきか、どちらが間接測定に伴う系統誤差が小さく真値に近くなるのか、非常に勉強になった

2011-11-06 21:24:17
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

(さっきの呟きは「複数の時系列データからFeynman-α法で求める二次相関量Y値の平均値をどうやって計算すべきか?」と言う話に繋がるんだにゃあ。即発中性子減衰定数αを推定するだけなら気にする必要無いけれど、飽和値Y∞を求める時には注意せねばならぬ、学生時代に嵌った身としては)

2011-11-06 21:35:28
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

実はこれに関連して少しひっかかっていたのは、Cs134/Cs137放射能比の平均値をどうやって求めるべきか?という点。 http://t.co/8ctHjpnv のように測定地点が異なり放射能の大きさが場所によって異なる場合、割り算してから平均としたが、これで本当に良いのだろうか

2011-11-06 21:46:16
Haruhiko Okumura @h_okumura

成程そこにつながるのですね RT @hyd3nekosuki: 実はこれに関連して少しひっかかっていたのは、Cs134/Cs137放射能比の平均値をどうやって求めるべきか?という点。 http://t.co/NJn1Z0Zv のように測定地点が異なり放射能の大きさが場所によって…

2011-11-06 22:12:40
Michiharu Wada @mw_mw_mw

これは比と云う量が知りたい量であり、その地域依存性、強度依存性、分散を調べる為には比をとってから勘定すべきと思います。各々の点の統計誤差は異なるので其れをウェイトすべきでしょうがデータがまだ公表されてませんね。スペクトルデータ迄公表される筈なのですが.@hyd3nekosuki

2011-11-06 22:13:51
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@mw_mw_mw さま、ご助言下さり有難うございます。Cs134/Cs137放射能比に基づいた破損燃料の燃焼度推定に関して、発表の予稿を現在作成しておりましたので、自分の分析方法で本当に問題無いのか少し悩んでました。土壌放射能データの公開を私も心待ちにしております

2011-11-06 22:22:20
Michiharu Wada @mw_mw_mw

燃焼度推定研究期待します。データは圧力をかけます。RT @hyd3nekosuki: @mw_mw_mw さま、ご助言下さり有難うございます。Cs134/Cs137放射能比に基づいた破損燃料の燃焼度推定に関して、発表の予稿を現在作成しておりましたので、自分の分析方法で本当に問題‥

2011-11-06 22:26:13
Haruhiko Okumura @h_okumura

XとYが独立ならmean(Y/X)よりmean(Y)/mean(X)のほうが安定。XとYが強く相関すれば逆

2011-11-06 22:30:58
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

割り算の平均と平均の割り算の問題はずいぶん昔にかなり考えた記憶がある RT @h_okumura: 成程そこにつながるのですね RT @hyd3nekosuki: 実はこれに関連して少しひっかかっていたのは、Cs134/Cs137放射能比の平均値をどうやって求めるべきか?という点

2011-11-06 22:31:28
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

@mw_mw_mw さま、激励下さり有難うございます。正直申しあげて、自分の存在意義は無いんではないかと悩みつつ暮らしてますので、本当に自分を支える励みになります<(_ _)>

2011-11-06 22:34:00
Michiharu Wada @mw_mw_mw

すみません、地域依存性でなくCs134.137の全放出量の比を勘定する目的では、強い所はより大きく寄与するべきなので、それぞれの和をとってから比を取るのが適切ですね.@hyd3nekosuki

2011-11-08 23:06:09
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

ご助言下さり重ね重ね感謝致します。明日和を取ってから比を出す形で試しに評価してみたいと思います RT @mw_mw_mw 地域依存性でなくCs134.137の全放出量の比を勘定する目的では、強い所はより大きく寄与するべきなので、それぞれの和をとってから比を取るのが適切ですね

2011-11-08 23:19:58