【装束小ネタ】草鞋(そうかい)から草鞋(わらじ)へ

日本でおなじみの草鞋(わらじ)の原型は甲のある草鞋(ソウカイ)とされています。短いですがまとめ。
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1本歯の高下駄ってむしろ山走り用のものとして出来たみたいだからそれで平地走ってるのがすごいと思った

2023-03-18 23:53:16
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どこで読んだかなと探してきた。宮本常一編著、八坂書房刊「旅の民族と歴史6 はきものとのりもの」より、直接一枚歯の下駄の由来として出て来たわけではなかったが、山登りに適したものとして知られていたようだ。 『南史』に謝霊雲という人物の逸話として、山を歩くとき二枚歯の下駄を履いていたが→ pic.twitter.com/kJaBN33XmJ

2023-03-19 00:15:52
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→登りでは前歯を、下りでは後歯を外して歩いたとある。(当時の下駄は露卯といい歯が不安定で取り外しが容易だった…の説明がピンク部分。露卯の下駄は日本でも中世までは使われていた)

2023-03-19 00:17:17
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田下駄の話が出ているけど、この頃は基本裸足で、田下駄は農耕具として使われたもの。常用の履き物としての下駄ではなかった。草鞋(わらじ)ものちに外来の草鞋(ソウカイ)が改良されたもの。盛装埴輪が沓を履いていたり副葬品として沓が出土しているのは、履き物が特権階級の証であったためとされている

2023-03-19 00:25:37

日本でおなじみの草鞋(わらじ)、もとは甲のある草鞋(ソウカイ)が中国から渡って来たものが平安時代ごろまでに今のように甲がなく鼻緒のある形になったとされています。

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草鞋(ソウカイ)から草鞋(わらじ)へ 画像(1)(2)は中国のもの、画像(3)は日本のもの、高野山天野社伝来の舞楽装束の麻鞋(マカイ)。絹で作られたものを絲鞋(シカイ)といい現行の舞楽装束で使用されている。 画像(4)日本の草鞋(わらじ)の一例。甲の覆いが簡略化されて足に結びつける形になったと推察される pic.twitter.com/GdKy6KDAp9 twitter.com/sakana6634/sta…

2023-03-19 01:49:47
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養老衣服令にも、無位の者や衛士の履き物に「草鞋」が規定されているが、この頃はまだおそらく前掲の中国のものに似た形だったのでは。もしくは雪の時に履く藁沓を短くしたタイプか。

2023-03-19 02:10:57
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朝のらくがきが適当すぎたので養老衣服令参照してみました。桃染衫の衛士です。 頭巾(幞頭)は縵(かとり=固織)で透けない固めの生地。白帯白脛巾に草鞋(そうかい)。横刀はもっと簡素でもよかったのかも知れない。弓矢か槍も持つ。行事に参加するときは朱の末額(鉢巻)を締め、桃染衫は皂(黒)衫に替える pic.twitter.com/MhnQejM1HG

2023-03-21 02:19:12
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「鞋」と呼ばれる履き物、甲と踵でパーツ分けされて、紐が通される構造がよく見られるようなので、その紐が発達したのが日本の草鞋(わらじ)なのかなあと思って並べてみました。草鞋の結び方は一例ですpic.twitter.com/660tLMyCrV

2023-03-21 06:35:51
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童女のほうの鞋が描きたかったので「樹下美人図」(MOA美術館蔵)のふたり。 pic.twitter.com/VrwMHIPCBQ

2023-03-21 12:15:25
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履く前のわらじはなんだかとてもかわいい存在なんだという主張 pic.twitter.com/uTZuP1HGCC

2023-03-21 13:17:31
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