DPCがもたらす緩和ケアへの悪影響。患者も病院も被害者。
@usaraba 政策的誘導がつきまといます。がん治療をしている施設は、そのためのクオリティを保つために、積極的治療を受けている人で満床にしておかないと、やってけない設定になっています。自前の緩和病棟のない施設は終末期の方に在宅か転院を選択していただくことにせざるを得ないのです。
2011-11-10 21:00:12@usaraba 転院先として、緩和病棟のある施設というのがたくさんあるのかというと、まだまだニーズには追い付いておらず、長期療養型や老人向けの施設の一部を多少、てを入れて、緩和病棟と名乗っているところもまだまだあります。まだ、過渡期と言っても過言ではありません…。
2011-11-10 21:03:24@usaraba 見た目にも内容も素晴らしい施設も出てきているのも事実です。ですが、民間経営の考え方が入っていて、いわゆる10%の富裕層から個室や差別食などで収益を得て、病院全体の設備投資をして、集客力を増やしています。亀田などがよい例です。しかし、こんな病院ばかりでも困ります。
2011-11-10 21:07:21@usaraba お金にならないのもわかりながら、やるべき医療はやらないといけません。しかし、今は自治体の体力がないので、赤字経営をすることは、ほとんどの公立病院では許されません…。患者さんに気に入っていただける転院先を見つけるのは極めて難しい状態になってます。
2011-11-10 21:11:20@usaraba 尼崎周辺でも、緩和病棟が充足してるとは言えず、候補先の施設の面接予約を早い段階でお願いして、1ヶ月ぐらい待たされてから、家族に面接に行っていただき、お互いにマッチすれば、その後に転院となります。施設を見てもらうことも可能なのはいいのですが、かなり待たされます。
2011-11-10 21:15:15@usaraba 病院側からしますと、なかなか転院が決まらず、1ヶ月を過ぎますと、1日にいただける料金が段々と下がっていくことになりますので、経営をもろに圧迫することになります。こういう制度を決めて、誘導しているのは厚労省であり、個々の病院は精一杯やっているると思います。
2011-11-10 21:18:22@usaraba しかし、仰る通り、お怒りごもっともなのはまちがいありません。いまは、患者団体が我々なんかより、厚労省をうごかしています。同じような思いをたくさん集めて、患者団体が厚労省へ働きかければ、改善に繋がると思います。
2011-11-10 21:20:49@doctoriken 実は私はそこのところも知っているのです。私を置いてくれているこの病院はこの3月からDPC拠点病院になったので、癌の治療をしない、別の治療を必要としている私のような患者を置いておくことが、日々大きな赤字のもとになっていることも知っています。
2011-11-11 01:20:10@doctoriken 病院も被害者なのです。20年にわたる政治の無策が産み出した財政の赤字が、国民皆保険制度を破壊しようとしていることも知っています。病院もやはり被害者だということ、それでも人道的見地から少しでも患者さんに良い医療を提供しようとしている良心的病院から潰れていく。
2011-11-11 01:26:04@doctoriken しかし私のいるこの病院はもっと合理的。複数の疾患を抱える私を最初から入院させようとはしなかった。まだ今なら抗癌剤をやれば間に合ったかも知れない時期に、いくら入院させてくれと頼んでも無視されたのです。
2011-11-11 01:29:45@doctoriken 仕方がないので私は自宅で手遅れ寸前になるまで苦しいのを我慢し、別の病院の救急へ駆け込み、そこから連絡してもらうことでやっと入院にこぎつけたのです。
2011-11-11 01:32:23@doctoriken しかしそうやって無理やり入院してみても、結局は同じでした。最初から治療する気などなく、検査ばかりされました。挙句の果て癌になっていない臓器までに転移してると言われ、治療はできないから転院だ、と言われました。
2011-11-11 01:37:16@doctoriken 私がここにいることが病院にとって大きな赤字のもとになっていることは、わかっています。病院が1日も早く追い出したいと思っていることも。看護師酸たちはそのことを知らされていないのか、とても良くしてくれます。それだけが唯一の心の救いです。
2011-11-11 01:40:35@usaraba つらい話をさせてしまいましたね…。看護師さんたちは、どんな状況でも献身的ですよね…。私たちは、経営者から言われることを受け止めざるを得なくて、患者さんにツラいことを言わないといけないことも多くて…。うちは、最期まで看とることも可能な範囲でしてますが…。どうしても
2011-11-11 02:43:43@usaraba ただ、合併症がある場合は、特に難しいので、終末期の医療と言っても、我々のような拠点病院が採算を度外視して関わらせていただくのが筋だと思いますよ。今後の臨床にできるだけ活かしていきますね。
2011-11-11 02:47:01@doctoriken ありがとうございます。私のような医療の制度の狭間に捨て置かれ、医療を受ける権利すら奪われて、死んでいく患者さんがこれ以上出ないように、先生のお力でこの事実を伝えていっていただければ本望です。
2011-11-11 03:00:30@doctoriken 先生との会話をtogetterにまとめましたのでご覧になっていただければ幸いです。http://t.co/3odSaFtY
2011-11-11 03:02:03@usaraba そんななか、少しでも、穏やかな時間が過ごせますよう祈っています…。ここで知り合えてよかったです…。また、余裕があるときは思ったことをお聞かせください…。
2011-11-11 03:03:50@usaraba 通して読むと、なんともお恥ずかしい…。なんとも稚拙なコメントしかできなくて、申し訳ありません…。僕の表現力の悪さと140字の制限が相乗作用ですね。 でも、まとめていただいて、だいぶ、自分のなかでも整理できてよかったです…ありがとうございます。
2011-11-11 03:18:35@doctoriken こちらこそ。ありがとうございます!先生に出会えたからこそ、制度の狭間で黙って死んでいく患者の声を残すことができました。
2011-11-11 03:36:49@doctoriken 有難う御座います。制度の狭間で見捨てられ、誰にも知られず死んでいくのが悔しかった。私はジャーナリストなので、最後に自分の周囲で起こっていることを現場から報道したいと思いました。先生のお陰で良い仕事ができたと思います。決して満足ではありませんが…。
2011-11-11 06:48:46「患者・家族から見た医療連携への希望」(思いつくまま連続ツイート)4) その1 移転先の病院の様子が全くわからないまま移されるのかと思っていたところ、移転候補の提携病院のMSWさんから、移転元の病院にMSWさんに「家族に一度部屋を見に来てほしい」と連絡があった。
2011-11-11 23:02:48患者・家族から見た医療連携への希望」(思いつくまま連続ツイート)4)その2 それはそれで家族としても患者としても大変ありがたいお申し出であることは、間違いないのだが、末期癌患者の付き添いで連日病院に泊まりこみのような形で付き添いを続けている家族の場合や(続く)
2011-11-11 23:08:32患者・家族から見た医療連携への希望」(思いつくまま連続ツイート)4)その3 老齢の妻や夫、或いは家計を支える夫が一人で連日会社帰りに妻の見舞に来る場合など他に動ける家族がいない場合、既に極限状態で看護を続ける家族の負担を一層増すことになることを受け入れ側も気付いてほしい。
2011-11-11 23:20:10