「キャンサーステムセル」「分子標的薬」をヤンデル先生が解説してくれた

病理学会非公認!病理広報の病理医ヤンデル先生が「キャンサーステムセル」「分子標的薬」をわかりやすく解説してくれて面白かったので、まとめてみました。
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病理医ヤンデル @Dr_yandel

しかし、「働き蜂」に対する抗がん剤は、実は「女王蜂」には効きが悪いことが多いのです。そして、すべての働き蜂=がん細胞は、この女王蜂が生み出すのではないかという説があります。ということは、働き蜂を全滅させても(続く) RT @yukolove: 「CML幹細胞」を説明して

2011-12-01 23:27:06
病理医ヤンデル @Dr_yandel

女王蜂が残っていると、結局その女王蜂が新しい働き蜂を生み出してしまうので、がんが再発する、ということになります。現在、この抗がん剤の効きが悪く、がんの元でもある女王蜂を倒す治療というのが世界中で研究されています。 RT @yukolove: 「CML幹細胞」を説明して

2011-12-01 23:28:06
病理医ヤンデル @Dr_yandel

CMLをはじめとする白血病は、胃がんや大腸がんなどのように体のどこかに「かたまり」を作らず、がん細胞が血液の中を流れていますので、手術で採り切ることができません。そこで、強力な抗がん剤を使うことになります。(続く) RT @yukolove: 「CML幹細胞」を説明して

2011-12-01 23:29:25
病理医ヤンデル @Dr_yandel

その「強力な抗がん剤」をもってしても、CML幹細胞=女王蜂は倒しきれないことがあります。すると、白血病の再発のリスクが高くなります。解決する手段は二つ。「女王蜂まで殺せる超強力な薬を使う」、もしくは「女王蜂専門の薬を開発する」。RT @yukolove: 「CML幹細胞」を説明

2011-12-01 23:31:37
病理医ヤンデル @Dr_yandel

ということで、この「女王蜂を専門に倒す薬」を研究するためには、女王蜂=CML幹細胞をまずよく知ることからスタートするわけですね。今日はこんなところで。(*´∀`)ノ RT @yukolove: 「CML幹細胞」を説明して

2011-12-01 23:32:31