100日後に会社を作るまでに毎日考えたこと

モギー@ 世界をカラフルに @MOGGYSBOOKS

#100日後に会社を作る 1日目。会社とは？ 100日後に、会社を作ることに決めた。 僕は、すでにコルクラボギルドという会社をやっているので、次に作る会社は2社めということになる。1社やっていたら、会社について色々わかっていると思うかも知れないが、これがびっくりするくらいわかっていない。（続

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謙遜じゃない。本当にわかっていないのだ。バカなのかも知れないし、勉強不足なだけかも知れないが、わかっていないことだけが、わかっている状態だ。これまで100人以上の経営者にインタビューしてきたし、経営に関する本も読んできたけど、自分の血肉になっている感じがない。

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ちなみに、株式会社コルクラボギルドは、僕が64%の株を保有していて、肩書きは代表取締役社長だ。今期で4期めになるけど、いまだに会社というものが、ほとんどわからない。びっくりするくらいわかっていない。雰囲気だけで、運営している。いや、運営できていない。びっくりするくらい運営できてない。

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世の中の経営者の人たちは会社というものが、わかって運営しているのだろうか？凄いな、本当に経営者の人たちを尊敬するわ。すべてのことは、ごっこ遊びから始まると思っている。会社も同様だ。会社ごっこからスタートして、会社ごっこのまま消えていく会社と、ごっこ遊びを卒業してちゃんとした（続

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会社になっていく会社。10年以上続く会社は少ない。コルクラボギルドは、まだごっこ遊びの途中だ。会社になれていない。 だが、ようやく少しずつ実績もできてきて、売り上げが上がりそうな事業のタネも見えてきたところだ。経営者としては、ここにコミットして注力すべきだろう。わかっている。

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それは、わかっているけど、僕には、他にもやりたいことがあるのだ。 1社めも成功していないのに2社目？うーん、中途半端でカッコ悪いな。なんか恥ずかしい。でも、やりだいことは、やりたい。だからやる。

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ごっこの途中で、こんなことを言うのは少々、憚られるが、僕はすべての人が、自分の会社を作った方がいいと思っている。大変だし、めんどくさいことも多いけど、やっぱり自分の人生の手綱は、自分で持った方がいい。 自分で決めて、自分の責任で生きる。それが、会社をやるということだ。知らんけど。

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ちょっと待てよ、、、本当に自分の会社だったら、すべてを自分で決められるのか？それも、あやしいぞ。そのためには、自分で100%株を保有した方がいいのか。そもそも株って、なんだっけ？

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会社、いまだによくわからないわ。誰とどういうタイミングで、なにをどんな会社でやればいいのか？悩むわ。 つべこべ言わずにとりあえずやれよっていうことなんだけど、スタートでミスると、けっこうな地獄になることもあるのが会社。それくらいは、知っている。

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この機会に、会社にまつわるあれこれについて、考えて、それを文章にまとめておきたいと思っている。これから100日、よかったら、お付き合いいただけたら嬉しいです。

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#100日後に会社を作る 2日目。2種類の自由 ある日、コーチングの師匠に「僕は自由を大切にしている。自由に生きたい」と伝えると、自由には、フリーダムとリバティがあるという話をしてくれました。フリーダムは、労働時間とか、お金の制限から自由になりたい、束縛→解放を目指すものである（続く

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ほとんどの人の自由は、このフリーダムな状態を意味している。それに対して、リバティというのは自分が実現したい世界のためにコミットすること、解放→束縛に向かうものであると。自分の意思で、コミットする自由もあるんだよというお話をしていただきました。（続く

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その当時、僕が求めていたのはフリーダムでした。会社員からフリーランスになり、小さなフリーダムから、より大きなフリーダムな状態を目指したいと思っていた自分にとっては目からウロコでした。自分のことしか考えていない自分がめちゃくちゃ恥ずかしくなりました。それからコミットする自由（続く

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について考え始めました。コミットする自由で始めに思い浮かんだのは子育てでした。そうか、親になるというのは、子どもを育てることにコミットする、リバティな自由なんだなと。そうやって世界を見渡すと、これまでとまったく違う景色が見えてきました。自分はどんなリバティを望むのか、（続く

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考えるようになりました。フリーダムとリバティの話には続きがあります。師匠はこう言いました。フリーダムから、リバティになるのは素晴らしいことだけど、そのリバティはどこからきたものですか？もしかしたらどこかで誰かに与えられたものでは？（続く

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リバティによって見えなくなっているものはなんですかと。その状態を打破するために、リバティからフリーダムに向かっていくことになる。そして、フリーダムからリバティへと、無限ループしていくものだと。そのときは、リバティという概念を知っただけでお腹いっぱいだったので、（続く

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その後の無限ループの話はあまり理解できませんでした。とにかく今はリバティだと思って、自分なりのリバティを探そうと思いました。そこで気づきました。 なるほど、会社を作るというのは、自分で立てた、「ミッション」にコミットする、リバティな自由なんだなと。

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なんと素晴らしい仕組みなんだと。すごいぞ、会社。それまで会社が掲げるミッションなんて、きれいごとだと思っていましたが、ミッションこそが、会社のキモなのではないかと。明日へ続く。

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#100日後に会社を作る 3日目。「概念（コンセプト）」 僕は、企業だけではなく、個人もミッションを持って生きた方がいいと思っています。ただ、ミッションという言葉は最近あんまりしっくりこないので、個人的には、「概念（コンセプト）」という言葉を使っています。（続く

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企業も個人も、「概念（コンセプト）」を持って生きた方が生きやすいと思っています。 理由は2つあって、1つは、自分が本当に腹落ちする「概念（コンセプト）」を手に入れたとき、人は最大のエネルギーを発揮するからです。

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仮説ですが、それはおそらく脳の仕組みと関係していて、脳は世界をストーリーで認識していて、「概念（コンセプト）」を持つことで、それがセントラル・クエスチョンとなり、そのストーリーの空白部分を埋める形でエネルギーが出てくるのです。

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「概念（コンセプト）」を持って生きた方がいい、2つめの理由は、オリジナリティ（差別化）です。「概念（コンセプト）」を持って生きるとオリジナリティのある人や企業になります。世界を「概念（コンセプト）」という偏見メガネをかけて見ることになるからです。

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経済活動の中で、オリジナリティは希少性を生む要因になりやすいので、起業との相性が良いと思っています。 ひとつの「概念（コンセプト）」を手に入れれば、その具体と抽象を行き来するだけで、一生食べていけるくらいの収益を得ることは、難しくないでしょう。

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ただ、「概念（コンセプト）」を持つことで生まれるスコトーマもあるので、そこには注意が必要かなと思います。ちなみに、日本の教育は、「概念（コンセプト）」を作るトレーニングをしなさすぎるところにあると思っていますが、またそれは別の機会に。

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#100日後に会社を作る   4日目。フリーランスの伸び悩み問題 フリーランスになると、多くの人がぶつかる問題がある。それは、一定のところから成長が鈍化して、伸び悩むことだ。専門性をうたって特定の領域に特化した仕事だけをしていると、特にそれが起こりやすい。感覚だと下記のような流れだった。