筑波大学の入試改革では「才能見いだす」ために面接や小論文重視にする方針を表明→様々な反応集まる

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本木晋平 @harryacu0302

実は、わたしが通った鍼灸の専門学校の選考がこんな感じ。 小論文と面接だけ。 良くも悪くも多様な集団でそれはそれで楽しかったけれど、教員が教えにくそうにしていた印象はありました。学力がバラバラ過ぎて。英語とか統計学とか、どうしても学力の低い側に合わせた授業になっていく。 twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 11:41:25
毎日新聞 @mainichi

筑波大学が入試改革 面接や小論文重視に変更へ 「才能見いだす」 mainichi.jp/articles/20230… 筑波大の永田恭介学長は5年後をめどに入試改革を行い、個別試験を面接や小論文中心に変更する方針を表明。「個別試験を変えて、これまで見つけられていなかった才能を見いだしたい」と話しました。

2023-06-29 23:30:00

学力テストの方が平等

gachagacha @gachaga66150604

なんとなく、家庭の資力と文化資本が強く反映されそうでイヤだなあ。 twitter.com/mainichi/statu…

2023-07-01 08:23:22
みき @North_Fomalhaut

要するに筑波は育ちのいい子が欲しいのかな? 才能って面接や小論文で見抜けるのか? twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 11:32:14
🐈🦔鴻巣友季子(『文学は予言する』『緋色の記憶』) @yukikonosu

教育格差縮小のために、多くの大学が統一試験のスコアを不要にし、小論文や活動歴を重視でやってきたアメリカなどでは、ますます格差が広がっているわけですが…。 twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 11:03:08
わがし会長 @Y_khorosho

日本の現行入試のあり方に文句がないわけではないけど、面接や小論文こそが人種や性差による選別を生んでいる意味では筆記試験勝負は単純でありながら最も公平性が担保されている気がする。。。。 twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 16:00:06
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

今まで通りの筆記試験が最も公平。 失敗すると思うよ。 受験生も自分が合格圏内かどうか判断できないから避けるでしょう twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 00:07:40
syohei.t💉*4🇯🇵🇺🇦 @japanesetkhses

@mainichi ペーパーテストはできるけどコミュニケーションが取れないADHD、アスペルガー症候群をはじいてしまえという意図も少なからずあるんじゃないですかね。

2023-06-30 18:38:59
柊²@n=1文転er @syusyu2022_2

才能見いだしたいなら試験難しくすればいいのでは? twitter.com/mainichi/statu…

2023-07-01 02:48:49
のぷちゃー @nopture2004

おれは才能ないから無理だけど 入試数1a2bと物理の難問だけにすれば才能ある人はとれそう twitter.com/mainichi/statu…

2023-07-01 12:59:01
パパ活女子 @ku_n_bo_ro

もう浪人してないから関係ないけど、社会的階層を決める大学入試を面接や小論にすると採点基準がブラックボックス化してしまって、国民全体が平等感を得られなくなる。つまり単に国民国家の分断を深めるだけになるから止めた方がいい。 twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 16:26:28

その他

菊池秀策📚『小論文合格ノート』『小論文のエッセンス』『看護医療系面接』 @aaiiyudayo

※このツイートは1800字あります。  筑波大学の入試改革は方向性として正しいと考えます。  「5年後をめど」とあるため「確定」ではないことに注意していきます。… twitter.com/i/web/status/1… twitter.com/mainichi/statu…

2023-06-30 15:15:22

筑波大学の入試改革は方向性として正しいと考えます。
 「5年後をめど」とあるため「確定」ではないことに注意していきます。
 本記事によれば、【共通テスト+個別試験】の形式を前提として「面接や小論文重視に変更」とのことです。そもそも2025年度以降、国立大の場合は共通テストで原則6教科8科目を受験することが必要です。国立大の一般選抜では複数教科の筆記試験が必須であることが現状です。この入試制度に対応するためには相当程度の学習量が必要なことは明らかです。
 一方、文部科学省管轄の国公私立大の入学者の50.3%は学校推薦型選抜もしくは総合型選抜です。【共通テスト+個別試験】の学習量および【3月まで合否がわからない】という時期的な事情を考えると、一般選抜を敬遠する受験生がさらに増加するとも予想できます。18歳人口そのものも減少しています。
 そのため【共通テスト+個別試験】の受験者の絶対数が減ることはほぼ確実です。この状況下でいかに優秀な学生を集めるかは大学の教育体制と研究成果、それに対する評価に直結する死活問題となるでしょう。
 ここで「優秀な学生」の定義が広く共有されていないことが問題です。筑波大学は「高い専門性と広い視野をもつ研究者が分野をこえて協働し、自由で何度でも挑戦できる環境の中で、自他共栄の精神をもつ課題解決実践型人材を育成」すると公式サイトで明示していることから、課題に対してどのようなアプローチなら解決できるかを考えられるポテンシャルをもった学生を求めていると定義します。このように考えるならば、永田学長がコメントしているような「これまで見つけられていなかった才能を見いだ」すことは重要でしょう。
 もちろん異論もあります。たとえば、「従来の筆記試験が最も公平で望ましい」とする意見です。同一の時間・空間で同一の問題に解答する従来型筆記試験が公平性を担保できるのは確かです。
 ですが、従来型筆記試験が最も公平で望ましい試験であるならば、そもそも学校推薦型選抜も総合型選抜もありえてはならないはずです。それでも実際に学校推薦型選抜も総合型選抜も存在します。これは多様な人材を多様な方法で選抜することが社会的に許容されていることに他なりません。あくまでも「国立大学法人」であり自律的な運営を求められている筑波大学が選抜方法を多様化するのは法律と社会的正義に反しない限り自由です。
 また、「学力が低い学生が入学することになり大学の質が下がる」という意見もあります。では「従来型筆記試験による個別試験を課せば学力の高い学生に入学してもらえる」のでしょうか。「従来型筆記試験で測られる学力」と「小論文や面接を中心として測られる学力」は質を異にします。前者は情報の入力と推論、そして情報処理が「学力」と言えるでしょう。一方後者では情報の入力と論理性、判断力、そして表現力が「学力」と言えます。
 このように「従来型筆記試験」と「小論文と面接」で測られる学力は、重なり合う部分と重ならない部分があるのです。そうすると、一概に「従来型筆記試験の個別試験でなければ学力が下がる」とは言えないように思います。共通テストにより高校で学習する内容の定着度を測る前提ならなおさらです。
 さらに、現代の目まぐるしい人工知能などの技術の変化を考慮すると、「自分で論文を書ける」能力をもっていることも今後重要になると考えます。教育機関であり研究機関でもある大学において、論文を書けるかということはひとつの重要な要素でしょう。それを測るのはとりもなおさず「小論文」なのではないでしょうか。かつ、AIが勝手にレポートや論文を書いてくれる環境が当たり前になっているであろう5年後以降、いかに自力で論文を書き、社会に貢献しうる人材を獲得するかが大学においては死活問題となるでしょう。
 ここまで読んでくださった方にはおわかりかと思いますが、筑波大学の今回の発表はひとつの「問題提起」でもあります。本当に「小論文や面接」で「学力」が測れるのか。「学力」とは何か。「大学」はなぜ存在するのか。こういったことを考え直す契機にもなるという意味でも「正しい」方向性をもった発表だと思います。(了)