ゴリ押しされるオーガニック給食への懸念

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ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

オーガニック給食を全国に実現したする議員連盟に強い懸念を抱きます オーガニック(有機JAS規格)は「環境負荷低減」を謳うのみで安全性については慣行栽培も変わらないにもかかわらず、安全性ばかり取り沙汰される誤解世間に蔓延し放置されている。 maff.go.jp/j/seisan/kanky… twitter.com/RyoTagaya3/sta…

2023-06-17 07:40:14
たがや亮(衆議院議員) @RyoTagaya3

本日「オーガニック給食を全国に実現する議員連盟」を発足しました。 「副代表」を仰せつかりました。 身の引き締まる思いです。 自民、立憲、公明、維新、国民、共産、れいわ 超党派役員で構成されており、推進力は抜群。 様々なハードルを強い想いで乗り越えていきます。… twitter.com/i/web/status/1… pic.twitter.com/WY2taoHZZL

2023-06-15 14:28:30
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

環境負荷低減については有機栽培の知見を取り入れた慣行栽培で対応すべきところなのに、この誤解は議連を構成する議員らにも言えるのではないかというのが懸念の一つ。 これを座視すれば政治主導で農業行政が歪められ有機栽培を農家に強制し労力や収益面での負担を強いていくことになるのでは。

2023-06-17 07:44:51
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

令和2年の有機栽培取組面積で日本の耕地面積全体に占める割合はわずか0.6%となっている。1%にも満たないのだ。 取組にかかる負担も多く、ニーズも限定的であることを忘れてはならない 有機農業 2万5000ha 10年で5割拡大 農水省|JAcom 農業協同組合新聞 jacom.or.jp/nousei/news/20…

2023-06-17 07:52:18
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

安全面で優位性もなく、あえてオーガニック給食とい形で採用する意義も見えないにもかかわらずこれが推進されたならば、それは「特に意味のない活動」への税金の投入にして浪費であり、国民全般の理解は得られないだろう。

2023-06-17 07:55:46
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

高温多雨な日本の環境下では病害虫が元気に活動していることをオーガニック給食議連の議員方には是非ご理解いただきたい。 有機栽培で生産可能な作物や作型は限定されてしまう。例えばビニルハウスなど施設栽培の野菜は雨や虫を遮断しやすいこともあって比較的有機で作りやすい

2023-06-17 08:13:26
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

一方、露地が多い果樹栽培となると有機栽培の取組は難しく、有機栽培(有機JAS圃場)の面積にしめる樹園地の割合はわずか3.9%にとどまる。 全国耕作面積の0.6%のなかの3.9%である。 このままオーガニック給食を推進すると児童らは給食で果物を食べられなくなるわけだ。 maff.go.jp/j/jas/jas_kika…

2023-06-17 08:21:10
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

児童らに多様な食材と料理を提供し栄養とともに文化を知ってもらうのも給食の役割の筈。 食材に制限のあるオーガニック給食のゴリ押しではそうした多様な料理、食材の提供が失われてしまうのではないか。

2023-06-17 08:26:07
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

また有機栽培の「環境負荷低減」という意義についても現況耕地面積に占める割合が0.6%だから負荷が軽いというだけで、取組面積が増えれば「環境負荷が低い」とは言えなくなる可能性がある。

2023-06-17 08:30:47
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

有機栽培で用いる有機質肥料の単位重量あたりのNPK等含有比率は化成肥料に比して低く、有機栽培圃場に必要な肥料成分を供給するのために輸送すべき肥料の総重量は増えることになる。 輸送にあたるトラックなどから排出される二酸化炭素の増加は考慮されているだろうか。

2023-06-17 08:33:54
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

有機栽培について一般消費者が(おそらく議連の議員さんらも)誤解している可能性が高いのが、 有機栽培は無農薬栽培ではなく、有機栽培に使用可能な一部の農薬が使用可能である点だ。

2023-06-17 08:37:45
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

これら有機栽培に使用可能な農薬は確かに人間には安全性が高いものが多いのだが、例えば除虫菊乳剤や石灰硫黄合剤などは魚毒性が高く、オーガニック給食など有機栽培の推進でこれら農薬が極端に多用されることになれば結局は環境に負荷をかけてしまうのではないか。

2023-06-17 08:45:02
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

仮に有機栽培を推進していくとして、有機質肥料の供給体制は整えられるのだろうか。

2023-06-17 12:58:52
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

有機質肥料の原料は綿実油粕など植物由来や鶏糞など動物由来であるわけだが。 有機質肥料は基本的に副産物を利用しているなかで急に綿実油や鶏の消費数を増やせるわけではない。副産物のニーズだけ増えて主産物とのギャップが生じるのではないか。

2023-06-17 12:59:50
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

また、綿実油粕であれば綿花の生産に肥料が必要で、鶏糞であれば鶏の飼料となる作物の生産にも肥料が必要となる。 これら有機質肥料の原材料の生産について有機質肥料では賄えず結局は化成肥料は使われるのではないか。

2023-06-17 13:04:38
ぬるゆ《奴留湯》ホルツバウワー @nuruhoru

有機質肥料のニーズが増え、その生産のために化成肥料が使われるならば現状と変わらないではないか。 意味のない活動に税金や官僚のマンパワーを浪費することは反対したい

2023-06-17 13:07:09