同様なニュアンスの発言とその成立過程の違い

あと、ニュアンスの混同のまずさと「意味がある」の嘘くささとか
1
ryoubi @ryoubi

大きな仕事を成し遂げた人が言うところの「過去してきたことは全て未来につながっていた」というニュアンスの言葉と、一般人が言うところの「全てのことに意味がある」というニュアンスの言葉は似て非なるもので、概念として混同したらまずいと思う

2011-11-25 00:11:46
ryoubi @ryoubi

前者は、過去にエネルギーを注いだことが組み合わさって高いレベルに到達したというニュアンスがあるのに対して、後者は単に過去の行動を無反省に正当化したいだけという思惑が透けて見える。「ある行動に意味があるか」という問いを正当化のために使えば、全て「意味がある」ということに出来てしまう

2011-11-25 00:31:26
なつき @natsukissweet

「無駄なことなんてひとつもない」って言うときの「無駄」も似たようなものかなw

2011-11-25 12:58:26
なつき @natsukissweet

無駄はひとつもない、全てに意味がある、はある側面で真実ではあるけれど、どちらかといえば「意味をもたせることができる」といった方が正しいのかもしれない。例えば遠回りはしたけれど、代わりに何かを得ましたよ、というようなポジティブな考え方を持ち込むための詭弁のような。

2011-11-25 13:02:16
なつき @natsukissweet

結果として目的としていたことに到達できなかったのなら、「無駄は無駄」と言えるのかもしれない。

2011-11-25 13:03:31
ryoubi @ryoubi

確かに、先の2つの区分けは外から見た「意味をもたせることができたかどうか」という視点とも見て取れるかも。そもそも、「意味」という概念は人によって様々、容易に変わりうるもので、自分の意味を他人に押しつけるのはしばしば暴力的ではある。

2011-11-25 19:13:07
ryoubi @ryoubi

じゃあ、意味があるかないか的な側面ではなくて、なぜ前者と後者を概念として混同してはまずいのかというと、それら2つの取り組みに対する性質が違うということ。前者の人間と後者の人間が発する同じニュアンスの言葉の裏側には大きな含意の違いがある。

2011-11-25 19:13:56
ryoubi @ryoubi

どのような発言であれ、その言葉の背景には発するに到った過程がある。その過程を辿らずに言葉を表面的に解釈すると、同じようなニュアンスでも背景を理解できていない故の劣化版のコピーができあがってしまう

2011-11-26 11:27:08