“オープンレター訴訟” 口頭弁論期日(2022年10月21日)法廷傍聴記
オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」(2021年4月4日)
- オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」〔2021年4月4日〕 https://sites.google.com/view/againstm/home
東京地方裁判所 令和4年(ワ)第10967号
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女性差別的な文化を脱するために - お知らせ/訴訟提起のご報告〔2022年2月25日〕 https://sites.google.com/view/againstm/お知らせ?fbclid=IwAR1lLDkZIOS0PCM03Lo8eOkQmmYuwmTg6rjfhTh9xCqeSiDra0rIxiXfulU
訴訟提起のご報告
このたび、オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」の差出人有志にて、呉座勇一氏に対する債務不存在確認請求訴訟を東京地裁に提起したことをご報告します。
先日、呉座勇一氏の代理人から本レター差出人宛に、本レターが名誉毀損にあたるという指摘とともに、その削除と謝罪および損害賠償金の支払いを求める文書が届きました。私たちはもとより本レターが名誉毀損にあたるとは考えておりませんが、差出人・賛同人に対して繰り返されている謂れのない中傷がこのような動きを引き起こし、またそうした中傷自体、女性差別撤廃を目指す運動への反発の一環として生じているという認識のもと、法的な対抗措置を取ることを決断しました。
私たちはあらためて、「遊び」として中傷や差別的発言を楽しむ文化に抗してゆく所存であり、諸事情により原告に加わっていない差出人もその思いをともにしています。
2022年2月25日
〔※略〕 -
債務不存在確認訴訟についてのお知らせ〔2022-02-25〕|呉座勇一のブログ https://ygoza.hatenablog.com/entry/2022/02/25/191548
私、呉座勇一は、代理人弁護士を通じて、2022年2月17日にオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」差出人16名及び元差出人に対し、公開された連絡先メールに通知書を送付しました。
通知書では、オープンレターが虚偽の事実を公然摘示した名誉毀損であることを指摘し、削除・謝罪及び損害賠償100万円の支払い請求すると共に、オープンレターの記載が私のいかなる具体的発言を指しているのかを照会しました。上記照会は〔同年〕2月22日を回答期限と指定していましたが、一部の差出人を除き何ら反応がなかったため、本日、書面を送付し対応を促しました。すると、差出人のうち15名の代理人からファクシミリで、東京地方裁判所に債務不存在確認訴訟を提起した旨の連絡があり、その後、差出人のうち11名が訴訟を提起したとの「お知らせ」が公開されました。
私としては、オープンレター差出人の少なくとも一部は、名誉毀損であることを認めず、訴訟で争うことになる可能性が高いと想定しておりました。差出人の一部が当方と対話することさえなく債務不存在確認訴訟を提起しましたが、必要があれば司法の公正な判断を仰ぎ、名誉毀損状態を回復していく予定に変更はなく、粛々と対応していきます。
なお、上記「お知らせ」には、「差出人・賛同人に対して繰り返されている謂れのない中傷がこのような動きを引き起こし」と記載してありますが、事実ではありません。私は、自分の判断として差出人等への請求を決意しましたし、その原因は「謂われのない中傷」ではなく、オープンレターに虚偽が記載されていることです。私の人格と権利行使を貶める記載には、残念としか言いようがありません。
本件以外の名誉毀損への対応については、後日、発表すべき事項がございましたらお知らせする予定です。
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反訴の提起について〔2022-05-06〕|呉座勇一のブログ https://ygoza.hatenablog.com/entry/2022/05/06/121437
オープンレターの差出人のうち12名が、私を被告とした債務不存在確認訴訟を提起したことについては、既にご報告した通りです。
この度、上記12名に対し、100万円(1人当たりではなく総額)の損賠賠償の支払いと謝罪広告を求める反訴を提起しました。
この訴訟では、オープンレターの以下の記載が名誉毀損にあたるかどうかが問題になっています(下記2項はオープンレターからそのまま引用、敬称略)。①「呉座氏がツイッターの非公開アカウントで過去数年にわたって一人の女性研究者(このレターの差出人の一人である北村紗衣)に中傷を続けていたこと……が明るみに出た」
②「呉座氏自身が、専門家として公的には歴史修正主義を批判しつつ、非公開アカウントにおいてはそれに同調するかのような振る舞いをしていたことからも、そうしたコミュニケーション様式の影響力の強さを想像することができるでしょう。」
(引用終わり)① については、私が北村准教授に対して不適切な発言をしていた期間は、1年に満たないものであり、問題のある投稿は数点にすぎません。「数年にわたって……中傷を続けていた」という記載は、明らかに事実ではありません。原告らは、私が北村准教授から抗議を受けたこともない、何ら問題のない投稿を、「中傷」であると強弁しているのです。
〔※図表略〕
② については、原告らは、歴史修正主義についての記載は、3件の投稿と6件の「いいね」を前提とした論評であり、投稿・「いいね」が真実であるから問題ないと主張しています。また、原告らは、歴史修正主義という言葉を「歴史に関する定説や通説を再検討し、新たな解釈を示すこと」として中立的に使用する場合もあるので、必ずしも私の社会的評価を下げないとも主張しています。
〔※中略〕上記の他に、原告のうち、河野真太郎氏が、私が北村准教授に「セクハラ」をしたと投稿したこと、隠岐さやか氏が、債務不存在確認訴訟は「悪質クレーマー」への対抗手段であるという記事を紹介して、私を悪質クレーマー扱いしたことについて、名誉毀損として、それぞれ22万円の損害賠償を請求しました。
また原告らは、債務不存在確認訴訟の提起に際し、「これは女性差別撤廃に対するバックラッシュ(反動)ととらえて、法的な手段で対抗せざるを得ないということで、提訴に至りました」、「差出人・賛同人に対して繰り返されている謂れのない中傷がこのような動きを引き起こし、またそうした中傷自体、女性差別撤廃を目指す運動への反発の一環として生じているという認識のもと、法的な対抗措置を取ることを決断しました。」 と宣言しています。すなわち、原告らは、私が女性差別撤廃運動を妨害していると決めつけ、本訴訟を女性差別問題と位置付けています。
しかし私は、北村准教授に対する発言の中に許容できない中傷が含まれていることや、女性一般に対する発言の中に女性蔑視的・女性差別的と理解され得る不適切なものがあったことを認識しており、その点については公開で謝罪をし、北村准教授とも和解契約を締結しています。それ以降、私は過去の女性蔑視的・女性差別的な発言を正当化するような主張は一度もしていません。原告たちは、争点と関係ないにもかかわらず、私の女性蔑視的・女性差別的な発言をクローズアップし、本件訴訟を女性差別問題であると誘導し、私を反省のない女性差別主義者であるかのようにレッテル貼りをしているのです。
本訴訟の第1回期日は、5月13日に予定されています。
私としては、粛々と主張立証を重ねて、裁判所の判断により正当な権利の実現を目指していきます。
2022年(令和4年)10月21日 東京地方裁判所
【期日のご案内】 明後日、10月21日(金)15時より、東京地裁第709号法廷にて呉座勇一先生がオープンレター呼びかけ人の一部を相手方とした裁判の口頭弁論期日がございます。(事件番号令和4年(ワ)第10967号) 皆様のますますのご支援をよろしくお願い申し上げます。
2022-10-19 16:18:1210月21日 今日 東京地裁 15時 口頭弁論 損害賠償請求控訴事件 原告 呉座勇一 被告 共同被告 4年(ワ) 709号法廷 民事 6部 原告がオープンレター呼びかけ人の一部を相手とした弁論期日。 14時 高裁弁論 福島第一原発損害賠償請求、同付帯控訴事件 (閲覧制限) 国 1年ネ 101号法廷 傍聴券
2022-10-21 09:29:31※「控訴事件」とあるのは、おそらく「反訴」事件の誤り。呉座勇一氏がオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」呼びかけ人に対しておこなった100万円の損害賠償と削除・謝罪の要求(名誉棄損にもとづく)に対して、オープンレター呼びかけ人(のうち12名)により債務不存在確認訴訟〔東京地裁 令和4年(ワ)第4634号〕が提起され、当該債務不存在確認訴訟に対して呉座氏側の反訴〔東京地裁 令和4年(ワ)第10967号〕が提起された裁判。
10月21日(金)15時弁論 損害賠償請求控訴事件 原告 呉座勇一(不当利得返還請求事件の被告) 共同被告(同、原告) 令和4年(ワ) 709 6部 呉座氏によるオープンレター呼びかけ人に対する損害賠償請求事件。本件弁論期日の前に争点整理表を配っている。「いくつか訊きたい点がある。」と裁判長はい pic.twitter.com/ucI4uX9IVV
2022-10-22 04:00:51い、議論を深めるための問題意識を示した。裁判所の問題意識は呉座氏への質問に集中した。 1.この日(10月21日)原告が陳述した第⑨準備書面の主張のうち、甲59号証(「教養としての歴史問題」(倉橋耕平、前川一郎、呉座勇一、辻田真佐憲著)の《はじめに、P151以下⦆における<歴史修正主義>の pic.twitter.com/ErQxq8i9Aj
2022-10-22 04:03:24概念について、呉座氏の認識と、甲59の論評の手がかりの史料を求めた。4人の共同執筆者は<歴史修正主義>のコンセプトをどう共有したかを訊くと、呉座氏の代理人は即答はせず、頭を掻いた。 2.朝鮮半島で軍に動員された強制連行の有無について呉座氏の見解を確認した。日本政府が調査しても軍によ
2022-10-22 04:04:09る強制連行の決定的な文献史料が出なかったという主張は、歴史学会で定説と理解していいのか。軍による<狭義の>強制連行は証明されていない<公文書はない>というのが呉座氏の考えだが、事実<韓国での日本政府による聴き取り調査>と史料<公文書>を分ける見解に裁判長は、補充を求めた。 pic.twitter.com/jWLh0QsUED
2022-10-22 04:04:40
3.呉座氏は「いいねを備忘録として使っていた」ー価値判断を伴う主張はないという主張。つまり、歴史修正主義の批判するツイートにも肯定のツイートにも価値の中立の立場で呉座氏が⦅いいね⦆を押している事実があるとする場合、主張立証の補充を求めた。 4.<いいねはブックマーク代わりか>ー
2022-10-22 04:05:25『歴史修正主義に同調する{かのような}』に関する呉座氏の見解に 補充を求めた。本当は同調していないが、同調しているかのように見えるという特徴的なコミュニケーションの影響を受け、内心で同調していなくても、つい形だけ同調するという見解に対する反論を裁判長は争点をかみ砕きながら求めた。
2022-10-22 04:05:56オープンレターの冒頭では、コミュニケーションが純化するにつれて、自然と特徴的なコミュニケーションの影響を受けて内心と違うことを言ってしまうことの警鐘がある。これがオープンレターの趣旨ならそれに対する反論を呉座氏に求めた。 そのほか、呉座氏が主張する「合理的関連性」に関して、裁判例
2022-10-22 04:06:23が見当たらないとしたうえで、「事実」についてはある程度合理性の判断を行うことができるが、意見論評で合理性の判断をするには、表現の自由の観点からもかなり慎重であることを裁判長は表で示すように説明した。意見論評に関して、公開非公開問わずに、判断することの対し呉座氏の代理人は異議を述べ
2022-10-22 04:06:39たが、「要するに矛盾している」と裁判長は争点から退けた。「訴訟遅延の弊害を除去するため」、損害論について双方に意見を求めた。人証については、原告は「必要なし」。呉座氏の代理人は、「慰謝料がでてくるので、呉座氏の人証は求める方針を明かした。
2022-10-22 04:07:02※参考:「人証」について。
- 人証調べ(証人尋問と本人尋問) | 庶民の弁護士 伊東良徳のサイト https://www.shomin-law.com/m/minjisaibanninsho.html
- 本人尋問・証人尋問について 〔事務所報 No. 14〕|溝上法律特許事務所〈大阪〉 http://www.mizogami.gr.jp/news/ne_back/jim1701L21.htm
ー性差別、在日コリアン問題、歴史修正主義、従軍慰安婦ー差別の問題は“特徴的なコミュニケーション”を行っていると、内心は差別の意思がなくても、差別は純化され、新たな差別が生まれていく。こうした内容は、オープンレターに取り込まれ、本件訴訟の素地となっている。開廷時間ー1時間15分。<終> pic.twitter.com/JC3zkC0vra
2022-10-22 04:10:44放送局に入局(02)会社員時代の恩師 https://t.co/jrt7DfZ5bR 裁判の判決に対して、「今後は(報道よりも)訴訟手続を早くして被害回復を」「引き続き訴訟の進行を」という意見を大分ききますが、訴訟前の差し抑え(預金債権や振替社債)の手続きが「損害の回復」を出力するようになっています。消防総監感謝状(20)
今日のさんそんチャンネルは、6時半から。 森本のぶ開示請求 呉座オープンレター訴訟 庵野秀明パンスト訴訟(メイン) 明日のさんそんチャンネルは、渥美陽子が語る、農業アイドル大本萌影、自○の真相!9時半から
2022-10-21 17:29:33YouTubeアップしました~221021森本のぶ、破産者マップ、呉座ОL訴訟、庵野秀明パンスト訴訟 youtu.be/vKTo7Xm7QrM : 証券非行被害者救済ボランティアのブログ blog.livedoor.jp/advantagehigai…
2022-10-21 20:19:45- (動画)221021 森本のぶ、破産者マップ、呉座ОL訴訟、庵野秀明パンスト訴訟 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=vKTo7Xm7QrM&t=188s
(資料・参考)
(関連ツイート)
呉座勇一先生の裁判を支える会のTwitterアカウントです。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。 なお、ネットトラブル防止の観点から当アカウントより個別のご返答はいたしかねますのでよろしくお願いいたします。当会へのご連絡は次のメールアドレスまでお願いいたします。 goza.sp2022@gmail.com
【次回期日のご案内】 呉座勇一先生は現在次の3つの裁判を戦っておられます。 1人間文化研究機構に対する地位確認・懲戒処分無効確認請求 2日本歴史学協会に対する損害賠償請求 3オープンレター呼び掛け人の一部に対する損害賠償請求
2022-07-23 15:08:26各事件の係属と事件番号は次のとおりです。 1→京都地裁民事第6部C係 令和3年(ワ)第2721号および同第3080号 2→東京地裁立川支部民事第2部2係 令和4年(ワ)第883号 3→東京地裁民事第6部合議A係 令和4年(ワ)第10967号
2022-07-23 15:12:02