行灯を下げてたり箸を洗ったりするんで、屋台じゃないとツラそう。RT @chronekotei: @satodainu 江戸後期には、江戸では蕎麦屋や天ぷら屋は屋台店だったようですね。だから時蕎麦は屋台で想像してもよさそうです。http://t.co/nD8T3cas
2011-12-06 02:25:21@satodainu いや、それは単にそう謂う描写が屋台が出現した後に付け加えられたと考えれば説明が付くので、その意味でも落語の時代考証って考えてもしょうがないんですよ(笑)。
2011-12-06 02:27:03あぁ、まぁちょっとした演出部分ですからね。なるほど。RT @chronekotei: @satodainu いや、それは単にそう謂う描写が屋台が出現した後に付け加えられたと考えれば説明が付くので、その意味でも落語の時代考証って考えてもしょうがないんですよ(笑)。
2011-12-06 02:28:14@satodainu たとえば先日談志がなくなったときに、弟子の談笑が「これでシャブ浜が解禁になったけど、もう師匠は叱りに来てくれない」みたいな話をしていたでしょう。ああ謂うふうに、演者毎にどんどんバリアントが出てくるのが落語なので、考証とか言い出しても難しいんです。
2011-12-06 02:30:05演者が屋台で想定していたら、屋台でしか成立しない演出や擽りが追加されるなんて当たり前の世界で、そもそも「替り目」自体が元々は酔っ払いが出鱈目なことをする滑稽譚だったのが、志ん生流だと夫婦情話みたいな方向に演出が変わってるしね。
2011-12-06 02:32:53うしゃしゃ。>シャブ浜 RT @chronekotei: 談志がなくなったときに、弟子の談笑が「これでシャブ浜が解禁になったけど、師匠は叱りに来てくれない」みたいな話をしていたでしょう。ああ謂うふうに、演者毎にどんどんバリアントが出てくるのが落語なので、考証とか言い出しても難しい
2011-12-06 02:33:04だからこそ面白いってのはあるな。演者による色が。RT @chronekotei: 演者が屋台で想定していたら、屋台でしか成立しない演出や擽りが追加されるなんて当たり前の世界で、そもそも「替り目」自体が元々は酔っ払いが出鱈目なことをする滑稽譚だったのが、志ん生流だと夫婦情話みたいな
2011-12-06 02:36:01シェークスピア劇や歌舞伎なんかもそうだけど、昔の話を演者の時代の現代の風俗にアレンジすると謂うのは当たり前の手法なので、演者が口で語るだけの落語なんか常に「演者にとっての現代」の風俗で上書きされてきた可能性が高いのよな。
2011-12-06 02:36:19@satodainu そうですね、クラシック音楽の演奏なんかに比べてももっと自由裁量の余地が大きい。だから同じ噺でも演者によって全然違うし、演出や脚色や演者個人の個性なんかが見どころです。
2011-12-06 02:38:29古典落語は「現代風俗にアレンジ」ではないでしょう。演者にとっての「あの時代」が現代臭かったってだけで。RT @chronekotei: 演者の時代の現代の風俗にアレンジすると謂うのは当たり前の手法なので、演者が口で語るだけの落語なんか常に「演者にとっての現代」の風俗で上書き
2011-12-06 02:39:52まあ「替り目」の話で謂うと、屋台で想定しても、蕎麦もうどんも「茹で湯+出汁」なんだろうけど、蕎麦だと茹で湯が蕎麦湯になっているから、それでお燗をつけると謂うのはちょっと感覚的にわかりにくかったんだろうね。
2011-12-06 02:40:32@satodainu いや、古典落語って「古典芸能」みたいに認識されてから「現代風にアレンジ」しなくなっただけです。それまでは大体「演者にとっての現代」くらいの風俗にアレンジされ続けてきたんですよ。
2011-12-06 02:41:41あぁ、昔の「現代」ってことですか。RT @chronekotei: @satodainu いや、古典落語って「古典芸能」みたいに認識されてから「現代風にアレンジ」しなくなっただけです。それまでは大体「演者にとっての現代」くらいの風俗にアレンジされ続けてきたんですよ。
2011-12-06 02:42:46そういうのは一種の新作だと思うな。「キッスは目にして」的な。 RT @chronekotei: だから「新作落語」に片足突っ込んでいるような噺家は、古典落語でも現代風にアレンジして語る演者もいる。
2011-12-06 02:43:37@satodainu だって、元々の原話が元禄時代くらいの噺だったのを幕末とか明治の風俗でアレンジしたら、「現代風にアレンジ」ってことになるでしょう?(笑)
2011-12-06 02:44:16…考えたことなかったけど、落語の「元々」っていつなんだろう?? RT @chronekotei: @satodainu だって、元々の原話が元禄時代くらいの噺だったのを幕末とか明治の風俗でアレンジしたら、「現代風にアレンジ」ってことになるでしょう?(笑)
2011-12-06 02:45:21@satodainu 落語自体の発祥は大体定説がありますが、個々のネタはそれが創作された時代が「元々」ですから、噺によりけりです。たとえば「牛ほめ」なんてのは相当古い噺ですが、「一文笛」とか「代書」なんてのは大正とか昭和です。
2011-12-06 02:47:09トリネタとされる大ネタも、関東だと大体圓朝が作った創作落語だから、精々幕末の時代が「元々」と謂うことになって、これは有名な速記集があるからそれが原典と謂うことになる。
2011-12-06 02:48:36ま、そりゃそうですね。>噺による RT @chronekotei: 落語自体の発祥は大体定説がありますが、個々のネタはそれが創作された時代が「元々」ですから、噺によりけりです。たとえば「牛ほめ」なんてのは相当古い噺ですが、「一文笛」とか「代書」なんてのは大正とか昭和です。
2011-12-06 02:51:01大体、今われわれが認識しているような職業落語家と謂うものは三〇〇年くらいの歴史があることになっている。http://t.co/rkUxgoGO
2011-12-06 02:51:14その三〇〇年間の間に、京、大坂、江戸の三都でそれぞれ噺が作られていったわけだから、個別の噺が「いつ作られたか」によって「元々」が変わるけど、史料なんて多寡がしれているから、現代までの間にそれぞれの噺がどう謂うバリアントを経由して現在の形になっているかは難しい問題。
2011-12-06 02:53:44「小咄集」みたいな形で原話が史料として伝わっている場合があるけど、史料と史料の間とか原話と現代の間も語り継がれたものが結果的に残ったわけだから、そんなものは全部調べられるわけがないと謂う話になる(笑)。
2011-12-06 02:54:58