ジャニーズ性加害問題当事者の会代表・平本淳也氏、過去に「偽ジャニーズ」に性被害を告白させていた

『僕たち7人の中で、とにかく一番目立つやつは和也だね。どんな時でもニコニコ、キャッキャッと一人で大騒ぎ。ちょっと音楽が流れるとトシちゃんばりにクルクルとターンしているへんなやつ。「こいつに悩みがあるのか！」とみんな頭を抱えるほどなんだ。まあ、そういう明るいところは最もジャニーズ向きだったんだろうな。』

『市村くんの告白

　僕がジャニーズ事務所に入ったきっかけは、姉が勝手に応募してしまったことからなんだ。中2の時のことさ。そしたらオーディション通知が届いて、僕もアイドルや芸能界にとっても興味があったから、さっそく受けたら、ジャニーさんから合格だと直接言われたわけ。「ヤッタネ！」って感じで、レッスンに通っていた。
（中略）
　ジュニアの中では、とにかくジャニーさんに気に入られたら、デビューできるということが話されてて、気に入られると合宿所に呼ばれるそうだった。でも、まさかホントにジャニーさんとあれをしなくてはいけないなんて、考えてもいなかったよ。
（中略）
　そんなある日、ジャニーさんから合宿所に来いと言われた。僕は「ヤッター！！　ついにデビューに近づいたぞ」って大喜びして、そこに行った。合宿所は、とてもゴージャスで別世界みたいだった。僕が行ったのはもう夜だったので、食事して風呂に入って、みんなでテレビなんかを見て、すぐに寝るだけだった。
「あれー？　なんで僕は呼ばれたんだろー？」と、布団に潜り込んで眠りながら考えていたら、誰かが僕のとなりに割り込んできた。
「なんだよ。狭いだろー」
　僕がクルッとまわってそいつを見ると、ニタニタして首を横にふったジャニーさんのドアップがそこにあった。ブッタマゲタよお！
「YOU、今度、テレビに出ることになれそうだよ」
　と、息づかい荒くジャニーさんが僕の手を握ってきた。
「う、うれしいけど……」
　ただならぬジャニーさんの動きに僕は身の危険を感じてしまった。そのうちにジャニーさんは僕の耳もとでささやきながら、息をふきかけてくるんだ。
　ジャニーさんの手が僕の股間にそっと載せられた。
「や、やられるー！！」
　僕は、すぐに布団をはねのけた。
「トイレに行ってきまーす」
　妙に明るくその場を去って行く僕に、ジャニーさんは言葉もなく、ただボーゼンとしていたみたいだ。
（中略）
　次の日、さすがに気になった僕は、勝手に帰ってしまったことをおわびしようと、また合宿所を訪ねた。
　ジャニーさんはちょうど仕事でいなかったけど、合宿所にはジャニーズのみんながいた。僕が入って行くと、みんな僕のことを完全にシカトするんだ。まるっきり態度がちがって口もきいてもらえない。
「ジャニーさんがあいつは礼儀がないって怒ってたぞ」
「思いあがるなよ」
　冷たく僕を見て、まるで「おまえなんか仲間じゃない」って感じなんだ。それは、僕がみんなみたいにやられなかったせいなんだろうか？』

『仕事も夢もうばわれた

　そのことがあって、ジャニーさんからもまったく無視されてしまった。レッスンに行ってジャニーさんに話かけようとしても、スッとどこかへ行ってしまうか僕のことなど見てもくれなくなった。きっと完全に嫌われてしまったんだ。』

『メンバーの一人は「偽ジャニーズ」だし、そのニセモノを連れてきたのはリーダーの阿部で、自分の彼女の弟だからって格好つけたみたいだった。』

『偽ジャニーズの市村和也という人間はナニをしているか分からないけどどっかで生きているんだろうし』