systemへのよくある質問その3
- kiniro_system
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Aの魔法陣とsystemは似ている。どちらも「デザイナーの仕事をセッションとして楽しむ」ためのゲームだ。ただしアプローチが大いに異なっていて、そこを見落とすと本質を理解できない。Kiniro老師に怒られる。
2011-12-07 02:17:47上記のとおり(といっても読んでくれる暇人はそういないだろうが)、Aの魔法陣は「成功要素の抽出」という手順で“設定”をデータ化できるか知恵比べするゲームだ。ではsystemはなにをゲームにしている?
2011-12-07 02:18:16どうもkiniro老師は何かをカテゴライズして構造化していくのが大好きなお方の様だ。そして、自分以外の誰もがこの行為を楽しむことが出来ると思っている。実際、どこぞの解読者は大好きだったりするしね。
2011-12-07 02:19:18GMやってるとさ、設定を詰めていく作業が一番楽しかったりするだろ? それだよ。Systemはみんなでそれをやろうっていうんだ。楽しくないわけがない(反語)でさ、設定を詰めていったときにさ、「こんなルールがあったらいいな」とか考え付くわけよ
2011-12-07 02:19:50でも、既存システムでそんな自作ルールを入れようとするとさ、困ったちゃん(に見える連中)が騒ぐんだよ。「そんなルールはこのシステムにない! こんなセッションやってられるかッ!!」てね。
2011-12-07 02:20:48だからいっそのこと、みんなの目の前でルールの改変をするんだよ。ただGMだけがルール改変するのは“フェア”じゃないから、PLにもルール改変の手段を与えておくわけさ。これだとGMもPLも参加して、一緒にルールを作ることができるっしょ
2011-12-07 02:21:08(キモい妄想が入ります)たぶん、ここで老師はこう考えたんだ。「そもそも、既存のTRPGシステムは業界人が適当に作って売りつけている未完成品に過ぎない。本来のTRPGシステムとは、セッション参加者全員が協力して完成に向かわせるものだ >
2011-12-07 02:21:32>そのためには、業界人がルールと呼んでいるものを改良していかなければならない。にも関わらず、分からず屋どもはコレを絶対視して変更を許さない。これでは律令ではないか!? ルールとはこんな枝葉末節ではなく、TRPGシステムを完成に導くもののはずだ>
2011-12-07 02:21:48>そうだ、業界人は何をしている? こんな枝葉末節なものを祭り上げ、真に重要なルールで遊ぶこと(解読者注、ルールデザインのこと)を忘れさせているんだ。私が正さなければッ! 私だけが真のsystemを見つけたんだからッ!!」
2011-12-07 02:22:16(さすがに一旦休止)……結局のところ、老師はみんなでワイワイガヤガヤとオリジナルシステムを作りたいだけ、だったのかもしれないなあ(遠い目)
2011-12-07 02:22:33(感情移入&自己陶酔開始)そうだよ、ここまで聞けばわかるだろ?老師はそのエクセントリックな性格のせいで、一緒にオリジナルシステムを作る仲間を失った、かわいそうな先駆者(?)の一人にすぎなかったんだよ
2011-12-07 02:23:31(悪役に感情移入する困ったちゃんモード)だから、一緒にオリジナルシステムを作るためだけに、systemなんてものをこしらえてしまったんだ。ただ、あのクリエイティブな現場に流れる高揚感を味わいたかっただけなのに……
2011-12-07 02:24:07と、いうわけで、systemはAの魔法陣よりさらにラジカルな存在だ。Aの魔法陣はあくまでデザイナーの仕事である「“設定”のデータ化」をPLへ投げていただけにすぎない。だがsystemは違う。
2011-12-07 02:24:33SystemはTRPGシステムデザインのほぼ全てを“ゲーム”として遊ぶつもりだ。ここでいう“ゲーム”とは、物語に必要なイベントをカテゴリーに区分けて、必要な(通常使用される意味での)ルールを定めて、PCがどういう存在かを規定するうえで >
2011-12-07 02:25:01> 他の参加者と語り合い、補い合い、あるいは競い合って確定しあう時に行われる、(主観では)論理的な思考実験のことだ。繰り返すが、自作システムを作る時に必要な手順をゲームとして遊ぶことだ。
2011-12-07 02:25:29自分がやったことないのでわからないが、話に聞くところによる「りゅうたま」の街づくりチャートが一番近いと思う。GMは竜人の性格(このセッションがどういう傾向か=systemでいう世界観)を決め、街チャートの必要な部分を埋めておき >
2011-12-07 02:27:30> それ以外の部分をセッション前に(あるいはセッション中に)PLと一緒に埋めていく、その発想合戦こそTRPGのだいご味であり、その結果として生まれた舞台で自由気ままに駆け回る事こそ真のキャンペーンだと思っているんだ
2011-12-07 02:28:10……てか、実はsystemに一番近いのって「りゅうたま」じゃね!? たしかあれってGM経験点でルール拡張する権利が買えるんでしょ? それって老師のいうsystemの拡張性に近いんじゃね?
2011-12-07 02:29:27たしか、りゅうたまも確固とした世界観が決まってなくて、プレアクトに軽く作ってからセッションするし、街作りチャートあるし、いやネコゴブリンはいらないかもしれないけどさ……
2011-12-07 02:29:59という考えに至り、結論、「systemはネコゴブリンのいないりゅうたま」で、「一緒にゲームデザインする仲間のいない老師が作った寂しい悪魔」
2011-12-07 02:30:31「テーブルトークカフェ Daydream」さま、ならびに「岡田篤宏」さま、勝手に妄想の引き合いに出してしまい、申し訳ございませんでした。
2011-12-07 02:30:55