ゲームセンターあらしのキャラ設定はコロコロ創刊伝説のような生優しいものではなかった。

作家自身には取材した筈だろうけど、多分編集の段階で簡素化されたのだろうか🤔
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BAKADA GRAND PRIX @ng_v10

@msugaya 味平がベースにあったとは!

2023-11-11 07:23:55
ケセラ @horrow

@msugaya 同じ漫画でも扱うゲームや展開によって人気が変わるってソフト重視のゲームハードみたいな話やなぁ また違う点で人気が出たのかもしれないけど

2023-11-11 07:40:25
マイロ・Ω・一郎(刺激を求めし者) @toondailyhero

読んでて矛盾を感じてたがしんぼ先生ェ…。すがや先生直々に真相を長文で語ってくれで良い人とますます感じる。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 07:42:48
すがやみつる @msugaya

のむらしんぼさんの『コロコロ創刊伝説』では、『ゲームセンターあらし』のキャラ設定がネームの段階になっていましたが、これは実は間違っています。そんなナマやさしいものではありませんでした(笑)。 『ゲームセンターあらし』の依頼があったのは、1978年の秋。「コロコロコミック」の表紙校了日(入稿を確定させる日)でした。電話で「タイトルは『ゲームセンターあらし』と決まっているので、先に表紙に載せる主人公の顔だけ作ってほしい。これからバイトさんに原稿取りに行ってもらうので、それまでに5通りくらいのキャラクター案を作って渡してほしい。その中から編集部で選ぶので」と言われ、まずキャラクターだけ作りました。  キャラクターには注文があって、「すがやさんのマンガの主人公は、ハンサムないい子ちゃんばかりで、これでは子どもの共感を得られないん。もっと汚いキャラクターにしてほしい」とのこと。「ハンサムないい子ちゃん」とは、この直前に「コロコロコミック」に連載したSFマンガを指してのものでした。このマンガ『まぼろしの恐竜』など(画像)は、いま、Amazon Kindleで出ています(自分で編集しました)。 amazon.co.jp/dp/B0C3BYJL1K  このときキャラ作りの参考にさせてもらったのが、たまたま手もとに置いてあった『釘師サブやん』と『包丁人味平』だったわけです。 翌日、「これに決まったから」と表紙の校了用紙(デザインしたもののコピー)を編集者(のむらさんのマンガに描かれているH山さん)が持ってきました。  画像は、そのとき編集部に渡したキャラデザインカットの一部で、こちらはバツがついているキャラをイチオシにして色をつけ、他のものは色をつけずに渡していました。そうしたところ編集部では、色をつけたキャラだと敏捷性が足りないように見えるとのことで、右のキャラを選び、表紙に載せました。色は、左の絵を参考に、デザイナーさんがカラー指定してくれたそうです。  この時点で決まっているのはタイトルと主人公の顔だけ。編集者は1万円札を出して、「これを100円硬貨に両替して、歌舞伎町に行ってゲームしましょう。今日は、この1万円を使いきるまでは帰しません」とのこと。それでアシスタントも連れて歌舞伎町に行き、ゲームセンターでゲームをプレイしまくりました。  でも、こんなときに限ってゲームが長持ちするんですね。1万円を使いきるのは大変でした。最後はコイン落としやピンボールにスマートボールまでやって、なんとか使い切りました。  そのあとアシスタントを先に帰して、編集者とストーリーの打ち合わせになりましたが、そこでつけられた条件が、「最後のクライマックスでは、ゲームをする主人公を空中で逆立ちっせてほしい」というものでした。  当時のゲームはテーブル型が多く、座ってプレイするものでしたので、「空中で逆立ちするなんて、リアリティがありません」と抵抗したのですが、H山さんに言われたのは、「すがやさんは、これまで『仮面ライダー』や『キカイダー』で、さんざん空中回転や逆立ちをさせてきたじゃないですか」という言葉。そういわれてみればそうでした。『仮面ライダー』や『キカイダー』などのコミカライズの仕事では、臆面もなく、恥じらいもなく、戦いのシーンでは主人公も敵も空中にジャンプして、派手なアクションを展開していました。 「そうか。『仮面ライダー』のつもりで描けばいいのか。ま、どうせ1回こっきりの読み切りだから、ま、いいか」と割り切り、ブロック崩しと戦う最後で、恥ずかしげもなく空中回転させました。  この1回目の読み切りは、アンケートの順位が悪く、連載には至りませんでした。かわりにスタートしたのが『F1キッド』というレースマンガでしたが、翌79年春に「ウルトラマン増刊号」が出ることになり、オマケの読み切りとして、また『ゲームセンターあらし』を描くことになりました。スペースインベーダーの人気が高まっていて、これを題材に読み切りを描いてほしいという依頼でした。  すでにゲームセンターへの小学生の入場が難しくなっていたこともあって、別の場所でゲームをさせたいということになり、そこで後楽園球場のジャンボトロンにスペースインベーダーを映して戦う案を出しました。大がかりで大げさなバトルは、『包丁人味平』の「ラーメン祭り」にヒントを得たものです。「ラーメン作り」の対決をイベントにしてしまうという発想は、当時、画期的なもので、テレビの『料理の鉄人』も明らかに影響を受けています。 「こういう実際にはありもしないイベントをさせることをSFの世界では〈疑似イベント〉というんです」と編集部で説明したら、編集長が感心したようにメモしてくれました。でも「疑似イベント」の本当の意味は、「テレビ中継されることを前提にした戦争」などのことで、似ているけれど、ちょっと違います。ちなみに湾岸戦争以降の戦争は、どれもテレビでライブ放送されるものになりました)。  ま、こんな編集者を煙に巻くようなことをして、今回も、どうせ1回こっきりだろうと思って描いたら、なんと、ダントツ1位の票を集め、本誌連載が決定してしまったのであります。楽しんで描いていた『F1キッド』とは2回ほどダブって掲載されましたが。  先日、出演したニコ生の『島本和彦のZEKKYO大学』では、このあたりのこと、サワリしか触れられませんでしたので、こちらで捕捉とさせていただきます。

2023-11-11 02:34:56
@shin_sann

ゲームセンターあらしの源流は包丁人味平だったのか twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 07:44:20
渡志郎@わたりんち C103 二日目 東ヨ-40b @watarinch12

@msugaya 連載の裏話、初めて知りました。 単行本未収録のかつ未見だったブロック崩しの回も、まさかF1キッドより前とは思いませんでした。 どうしても読んだ覚えが無かった謎が解けました。

2023-11-11 07:47:49
からふね™ @karafune

へー!そんな経緯だったんですね。何が当たるか分からんもんですな… twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 07:51:01
tadashi akimoto @tad_0914

ゲーム攻略本がなかった時代に、ゲームのコツやテクニックを解説する本の先駆けとなった面もあるように思う。この漫画のおかげで未だにスペース・インベーダーをやると無意識に23と、以降、15をカウントしてしまう。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 07:55:38
しぇりりん(すいみんたりない) @m_sheririn

@msugaya 初めはさとるみたいな感じの主人公だったって事ですか 出っ歯って特徴がついた事でその出っ歯を利用した話(乳歯でその後永久歯に生え変わったとか)も生まれてきた、って感じが

2023-11-11 07:58:28
ogirin @ogirin_Z

非常に興味深いお話でした。ゲームセンターあらしと包丁人味平との意外な関係🤔 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:04:17
さ.て. @sktttr

@msugaya 初期は出っ歯も普通に二本だったのですね。なぜあの特徴的な一本の出っ歯になったのでしょう?

2023-11-11 08:06:14
無知蒙昧の化身 @SepiaSandCreate

「疑似イベント」の本当の意味は、「テレビ中継されることを前提にした戦争」 かつてオリンピックが国力を競う限定戦争であったように、e-Sportsの選手がドローンで戦争に参加するようになった今、ゲームセンターあらしは未来を先取りした漫画になった。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:07:38
keik @goldkeik

凄い話を聞いた。インベーダーキャップ欲しかったなぁ・・・。インベーダーバッジは持ってました twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:19:02
ティオ.ハセ@和提督 @teiohhase

@msugaya 失礼します! 当時の読み切りから連載、アニメ、最終回まで楽しく拝見させていただきました。 炎のコマの真似してゲーセンの店長に怒られたのはいい思い出です。 あらしが小汚い理由が判明したのは面白いですね。

2023-11-11 08:34:18
さらだばーむ/SaladbarM @saladbarM

すがやみつる先生御本人から「あらし」秘話が聞けるってすげぇ時代だぜ! twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:36:04
國居貴浩 @reborn_xcc

1978年の秋に胎動が始まったのか〜 e-Sportsを70年代にインベーダーゲーム使って夢想したのが、今現実になってる すごい あとは空中で逆立ちするプレイヤーが出ればコンプリート twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:36:32
ぶらうん@PPMMM💉 @Brown_Swift_D

イケメソじゃインパクトないしね~ あらしは有りすぎ🤣 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:37:06
ティオ.ハセ@和提督 @teiohhase

これは貴重な作者さんの裏話! ゲームセンターあらしは間違いなくゲーム文化を日本に根付かせた傑作だけど、勢いで描いてたのは面白い。 当時は本当に子供の中で流行った漫画なんだよ。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:37:06
聡志 @vvaren_7

ゲームセンターあらしはあらしの派手なアクションよりも自分達がプレーしてるゲームが漫画で見れて主人公がプレーしてるってのが良かったんだよなぁ。ライバルたちとの生き残りを賭けたサバイバルバトルの回はワクワクしたな。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:41:14
まいるどきゃっと @sanftekatze

ゲームセンターあらしのキャラは『釘師サブやん』と『包丁人味平』を参考にしてたのか。言われてみれば確かに!という感じがする。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:43:05
Hiro.Nakamu @malicia_nakamu

自分がコンピュータの世界に興味を持ったきっかけは、まさに第一話のムカデ(LSI)のくだりだった。 動体視力を鍛えるシーンは、家が田舎で電車が走って無かったのが残念だった。 twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:45:35
あかはね @X6uj5ztfAkahana

インベーダーハウスやゲームセンターに子供が入れないから大会にすると言う流れ eスポーツ漫画はここから広がった と言ったら言い過ぎですかね twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 08:56:01
takeya_bu @bu_takeya80805

ゲームセンターあらし第二話では、当時ゲームセンター で問題になってたニセコインの事とか取り上げてましたっけ。荒唐無稽な物語の裏には厳しい現実も・・ twitter.com/msugaya/status…

2023-11-11 09:01:46
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