#UTNetReal 第6回
廣瀬「(可視化について)文字で書いただけとはちょっと違うよ」 東京圏の水位上昇シミュレーションが例 #UTNetReal
2010-05-20 16:43:20廣瀬「可視化技術の意義とは。今、人に提供される情報量は年に一割ずつ増えている。人の情報処理能力がそんなに増加するとは思えないので、そのうち皆ノイローゼになるか、それに類した何かが起きてしまうかもしれない。そのとき、可視化技術は情報の圧縮に役立つかもしれない」
2010-05-20 16:46:42廣瀬「一人が一年間に得る情報は年ごとに11.7%ずつ増えている。2010年に113347ペタバイト、2015年に197095ペタバイト。人間の処理能力が変わらない以上噛み砕いて処理する方法が必要」
2010-05-20 16:48:41廣瀬「デジタルミュージアムという形で応用されている。マヤ文明展のVRシアターでは遺跡を仮想空間でシミュレーションした。普通の文明展などでは出土品を展示したりするのだが、その出土品がどのような場所で息づいていたのかを伝えることは難しい。VR技術はこれを解決する」
2010-05-20 16:49:02廣瀬「中南米は行って帰るだけで4日」 それをVR技術で可視化する試み 「デジタルミュージアム」。 #UTNetReal
2010-05-20 16:49:23廣瀬「モノだけ持っていれば全てが伝わるというのが博物学」→ 「モノだけで全てを伝えられるだろうか?」 #UTNetReal
2010-05-20 16:52:15廣瀬「ミュージアムの第一の使命は資料の保存と収集。後世の人々に文化を伝達するためのメディアとして「モノ」を使用するのがミュージアムの基本的哲学。しかしモノだけですべてを伝えられるだろうか?」
2010-05-20 16:52:23廣瀬「博物館の基本的な使命は資料の保存と収集であり、後世への文化の伝達にモノを使うという哲学。モノを保存し、伝達に使う。モノを中心に、それだけで完結する世界だが、果たしてそれだけで十分なのだろうか」
2010-05-20 16:53:20「モノ」を保存、収集するのが旧来の博物館。しかし「モノ」だけですべてを伝えられるか?例えば鉄博の「死んだ」SLと梅小路の動態保存されているSL。生の情報を保存することに意義がある #utnetreal
2010-05-20 16:54:26廣瀬「私は鉄ちゃんなので、機関車が好きなのだが、博物館に機関車の実物を展示する静態保存と、走っている様を撮った写真などの動態保存があるが、両者は明らかにイコールでは無い。モノを保存するだけ(静態保存)では足りない部分は、メディアを使用していく必要がある」
2010-05-20 16:55:40廣瀬「モノ、展示物の「周り」にも情報 つまりは共時性に関わることがあり、モノ同士の関係も示される 通時性の情報もある」 #UTNetReal
2010-05-20 16:56:11資料を見ようとすればするほど、資料が壊れる確率が高くなる。でも見せないのでは意味がない。このジレンマをVR技術が解決できる。実物とVRの役割分担。 #utnetreal
2010-05-20 16:57:56廣瀬「ミュージアムのジレンマ。展示すればするほど、モノは壊れる可能性が高くなる。保存のためには見せなければいいが、それではミュージアムの使命を果たしきれない。デジタルでは壊れない。デジタル展示ケースでは3Dのモデルを立体ディスプレイに展示する。従来の展示の文法を壊さない方法。」
2010-05-20 16:58:25廣瀬「美術館のホワイトキュービック、白一色の壁はモノ至上主義を如実に表している」 写真は一面が窓になり、庭に面している美術館 #UTNetReal
2010-05-20 17:02:29