【著者さんと】太田雅子『心のありか―心身問題の哲学入門』【語ろう】

読了した人から順に、著者さんと語り合うコーナーです。 ハッシュタグ #w_o_m の使用を推奨。 #追加修正はご自由に。でも「時間順に並び替え」はしないでね♪
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@mskota

@iklog ここで過剰決定の禁止に対する独自の反論が提出できていればもっと説得力が増したでしょうに…それはこれからのお楽しみということで #w_o_m

2010-05-20 22:00:59
@mskota

@iklog 内容の第二点。物理的因果以外のルートにも心的因果が許容されるような「閉包性」を構想していたので、閉包性そのものの否定は考えていませんでした。が、やっぱり無理があるよな、という印象です。 #w_o_m

2010-05-20 22:14:31
is @iklog

@mskota 解答ありがとうございます!最初の点に関して「任意の可能世界」となるということで了解です。ただ、そうするとp. 34の二段落目からの説明を、ちょっと修正する必要があるように思うですが。 #w_o_m

2010-05-20 22:12:24
@mskota

@iklog 因果的排除につながるような閉包性を認めると心に因果的な余地は残されない、かといって、十分でない形の非物理的原因が存在しうる閉包性を受け入れたとしても、その非物理的原因を結果の主たる原因とする積極的な根拠に欠ける、と。 #w_o_m

2010-05-20 22:20:25
@mskota

@iklog 「ある」「特定の」「任意の」という量化がらみの修正が必要という理解でよろしいでしょうか? #w_o_m

2010-05-20 22:23:55
is @iklog

@mskota ええと、第二段落で「wと異なる可能世界において、性質Bにおいて違いがなくても性質Aで違いが出てくる可能性が否定できない」とありますが、「任意の」と読む限りはこのような可能性は生じないように思います。 #w_o_m

2010-05-20 22:33:09
is @iklog

弱いスーパーヴィーニエンスで問題になるのは、次のようなケースだと思います。w1とw2にそれぞれ二つの個体しかないとします。(x1, y1はw1の、x2, y2はw2の住民です。)ここで、x1, y1は、どちらもB、Aという性質を持っています。 #w_o_m

2010-05-20 22:41:43
is @iklog

他方、x2, y2はどちらもBという性質を持ちますが、Aという性質を持たないとします。このとき、どちらの世界においても、「性質Bに関して違いがないならば、性質Aに関しても違いがない」ということが成り立っています。 #w_o_m

2010-05-20 22:50:37
is @iklog

その点で、(世界がこの二つしかないなら)ここでは弱いスーパーヴィーニエンスは成り立っています。しかし、それぞれの世界でのBとAの相関の仕方は、ずれてしまっています。 #w_o_m

2010-05-20 22:55:40
is @iklog

強いスーパーヴィーニエンスのポイントは、このずれがないような仕方で性質間の相関があることを保証することにあります。つまり、一方の世界でBをもつものがAをもつなら、他の世界でもBをもつものはAをもつことを保証するわけです。その意味で「強い」のだと思います。 #w_o_m

2010-05-20 22:58:10
is @iklog

@mskota 内容の第一点と第三点については了解です。第二点についての一点だけ確認させてください。太田さんの「説明実践によるアプローチ」は、キムの議論の前提をすべて受け入れたとしても成立する、というわけではないのですよね。 #w_o_m

2010-05-20 23:09:06
@mskota

@iklog もしかしたらこちらが混乱しているかもしれませんが、そちらで出された例はx1-x2間、y1-y2間において性質の比較をしているものと思われます。

2010-05-20 23:20:13
@mskota

@iklog 本書の弱いsupervenience解説では、x1およびy1(性質A・Bをもつもの全体)とx2およびy2(性質Bのみをもつもの全体)とを比較しています。この場合、w2における個体はw1における個体と同様Bをもっていながら、Aをもたないことになります。 #w_o_m

2010-05-20 23:25:18
@mskota

@iklog 「弱いスーパーヴィーニエンスは成り立っているけれども性質の相関がずれているということが問題なのではなく、むしろ、性質の相関がずれるからこそ弱いスーパーヴィーニエンスなのだ、と言いたかったわけです。 #w_o_m

2010-05-20 23:27:32
@mskota

@iklog キムの前提からなるスーパーヴィーニエンス論法に対抗する見解を立てているので、キムの前提を受け入れることは想定していませんでした。>「説明実践によるアプローチ」は、キムの議論の前提をすべて受け入れたとしても成立する、というわけではないのですよね。 #w_o_m

2010-05-20 23:31:56
@mskota

しかし、さっきから言い訳ばっかりしてるorz。擁護と弁明がごっちゃになっててすんません>皆様

2010-05-20 23:33:51
is @iklog

ええと、この点は賛成です。RT @mskota: @iklog 「弱いスーパーヴィーニエンスは成り立っているけれども性質の相関がずれているということが問題なのではなく、むしろ、性質の相関がずれるからこそ弱いスーパーヴィーニエンスなのだ、と言いたかったわけです。 #w_o_m

2010-05-20 23:34:02
is @iklog

@mskota 言いたかったことは、第二段落で(弱いスーパーヴィーニエンスが成り立っているときに)「wと異なる可能世界において、性質Bにおいて違いがなくても性質Aで違いが出てくる可能性が否定できない」という表現は、あまり正確ではないのではないかと思ったということです。

2010-05-20 23:38:35
@mskota

いずれにしても弱いスーパーヴィーニエンスの修正バージョンを近日公開の必要ありかと #w_o_m

2010-05-20 23:39:05
is @iklog

@mskota むしろ「wと異なるどの可能世界においても、性質Bにおいて違いがないときに性質Aで違いが生じることはないが、各世界においてBとAの相関の仕方にばらつきが生じることがある」と言う方が正確なのではないかと。 #w_o_m

2010-05-20 23:41:26
is @iklog

あと、この点がまだよくわかってません。すみません…。RT @mskota: @iklog もしかしたらこちらが混乱しているかもしれませんが、そちらで出された例はx1-x2間、y1-y2間において性質の比較をしているものと思われます。 #w_o_m

2010-05-20 23:46:33
@mskota

@iklog なるほど、BとAとの相関を視野に入れるということですね。了解です。 #w_o_m

2010-05-20 23:46:58
is @iklog

了解です。そうすると、否定すべき前提として狙いを定めているのはどれなのでしょうか。RT @mskota: @iklog キムの前提からなるスーパーヴィーニエンス論法に対抗する見解を立てているので、キムの前提を受け入れることは想定していませんでした… #w_o_m

2010-05-20 23:58:51
@mskota

@iklog 小前提2「スーパーヴィーニエンスが成り立つならば心的因果は理解不可能」でしょうか。小前提1を否定するのはそのまま実体二元論に向かってしまい、あまり実りある議論にはならないと思いましたから #w_o_m

2010-05-21 00:09:53
is @iklog

@mskota わかります。そうすると、閉包性か過剰決定の禁止あたりはやはりどうにかする必要はある、という理解でよろしいでしょうか。 #w_o_m

2010-05-21 00:20:11